カテゴリー: 本

「カウンセリングを語る(上巻)」河合隼雄著

日本における臨床心理学の第一人者である河合隼雄先生の本をよく読むのは、カウンセリングとコーチングの底辺に横たわるものは同じものがあると感じるから。 市販されているコーチングのHow to本というのは、ほとんどコーチングの事例とエッセンスの紹介で終わっており、深みがなく、その分、「あ、こんなものなのか、じゃ、オレも明日からコーチングというのを部下にやってみよう!」と楽観的に思い、すぐに実践してみるこ […]

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「それってどうなの主義」斎藤美奈子著

めっぽう辛口で、切れ味鋭い斎藤美奈子が今回は社会、報道、文化、教育などに切り込んだ。いやはやどれもれこれも痛快。それはちょっとうがった見方過ぎるのでは?と思う箇所もあるのだけれど、それすら気持ちよく読めてしまうのがこの人のすごいところだと思う。このうだるような暑さの中でもすーっとする、もしくは背筋がヒヤーっとする切れ味である。 確かに私たちは、毎日のニュースや社会問題について、「それってどうなの? […]

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「ひとりの午後に」上野千鶴子著

初めて読んだ上野千鶴子の本は、「スカートの下の劇場」 だった。 その当時まで私は、本というのは小説もしくは文学の類しか読んだことがなかった。 そんな話をどこかでしたら、当時、派遣先の上司だった方が、それ以外にも世の中には楽しい本は山ほどあるんだよ・・・・と、貸してくれたこの本だった。 今、考えると初めて読ませる相手に推薦する本としては、なかなか刺激的な本である。 でも、私はこの1冊から、本の世界は […]

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法律知識はビジネスマンの必須スキル

 ビジネスマンなら身につけておきたいスキルとして、よく挙がるのは、以下の3つ。 ・会計/ファイナンス ・英語 ・IT  確かにこの3つも大事だと常日頃、私も感じますが、その中にぜひ「法律」を入れてほしいと最近しみじみ思います。あなたとあなたの勤める会社のビジネスを守るという意味では、「法律」というのは絶対的に必要です。そういう意味では、上記の3つのスキルの前につけておく必要があるともいえそうです。 […]

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マーケティング入門!硬軟とりまぜて4冊をご紹介

コーチングのクライアントさんが、突然今までと全く畑違いのマーケティングの部署に移動されました。 「書店の棚の本はどれもとても難しそうに見える本が多く、何から手をつけてよいか、どれが読み易いのかまったくわかりません」 ・・・・・という声にお答えして、読み易くて、マーケティングに興味が持てるようになる本を硬軟取り混ぜて4冊ほどピックアップしてみました。 お客様はだれでも公平に扱うのでなく、えこひいきを […]

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読書時間の捻出

読書について、たびたびご質問をいただくのが、以下のようなことです。 「どうやって本を読む時間を確保しているのですか?」「何か速読の方法を使っていますか?」「どうやったら大量の本を読めますか?」 忙しい合間を縫って、どうやってたくさんの本を読むかという質問ですね。 ご質問を受けるほど、正直なところ、私は熱心な読書家では無いと思うのですが、簡単に自分の本の読み方をまとめてみます。 ・待ち時間の携帯電話 […]

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2009年:読んだ本 ベスト5

books

新年も明けて、時間が経ってしまいましたが、2009年に読んだ本(2009年に出版された本ではないこともありますので、ご注意を)個人的ベスト5を以下に掲載します。 村上春樹「1Q84」を入れるかどうか悩みましたが、三部作ということのようなので、そちらを読んでから考えます。 2009年のの夏は思い返すとオフィスで「1Q84」を読んでいる自分の姿と、ヤナーチェクのシンフォニエッタが聞えてきます。 第五位 […]

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夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

2009年6月にオフィスを小川町に移転した。 本の街神保町に近くなって、久しぶりにあちこちの本屋さんをのぞいているうちに、ビジネス書以外の本が読みたーい・・・・という気持ちがむくむくとわいてきた。 しかし、新しいオフィスは以前のオフィスに比較して、非常に居心地がよくなったため、好きな小説や文学を読み始めたら、仕事やコーチングといった本来の利用目的の部分が何もできなくなってしまう・・・と贅沢な悩みを […]

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RE DESIGN―日常の21世紀

RE DESIGN―日常の21世紀 この本はぜひ、最初のページから1ページずつゆっくり読んでほしい。 先にぱらぱらと中身を見てはいけない。新鮮な感動が薄れてしまう。 「読む」、ではなく、体感かもしれない。 日常に既に存在する、私たちが日頃よく目にして、ほとんど無意識にすら使っているものをリ・デザインする。リ・デザインとは、デザインのやり直し。32のアイテムが、様々な意味での作家から、リ・デザインさ […]

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