しゃにむにペン1本で子ども雑誌の原稿を書きちらしてどうにか女一人の生活をささえられるようになったころ、私は自分が底の無い虚無の淵にどっぷり腰までつかってしまっているのに気づいた。「こんな生活とはちがう、こんなはずじゃない」私は自分のだらしない状態に悪態をあびせながら、酔っぱらって深夜の雪道に膝をつき、犬のように吠きながら、私は成長したいのに!成長したいのに!と身をもんでいた この文章は瀬戸内寂聴さ […]
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家庭環境と働くことの選択
仕事をしている女性の皆さん、もしくは仕事を辞めた皆さん、皆さんはどうして仕事に関してそのような選択肢を選んだのかを考えたことはありますか? 正直なところ、私自身は積極的にキャリア向上を目指してきたわけではありません。 「それなのにどうして子どもの頃から、家庭に入ることを全く考えずに仕事を続けてきたのだろう?」と私は先日ふと考えました。 これはどうも私の育った家庭環境からの影響が大きいようです。 私 […]
効率の上がる時間
自分にとって、生産性の高い時間帯は何時かご存知ですか? どの時間が一番頭が働いて、物事に取り組む意欲が沸きますか? 私の場合は、何と言っても午前中。 午後に従って頭の回転が徐々に鈍くなることが感じられますし、集中力が低下します。 以前の職場でも、夜に出した英語のメールは次の日読むと、我ながら何を言いたかったのかさっぱりわからないことがしばしば。 案の定、先方から「これってこういう意味?」というよう […]
女性のキャリアと勝ち越すという発想
先日、斎藤孝先生の「使える!『徒然草』」という本を読みました。 この本は、古典の徒然草を人生の上達論として読んでみるという内容で、なるほどと思うような人生のヒントがたくさん含まれていました。 その中の一つに 「勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり(勝とうと思うな、負けないようにしろ)」という言葉が出てきました。 これはある双六の名人が言った言葉として徒然草に登場します。 私はこの文章を読んで […]
ぶれない人
旦那様は今週とても忙しくて、大好きなスポーツジムに行く隙が全く無いそうだ。 妻の忘年会への出席が多いのが大きな原因。 前日から、「明日の午前中は、絶対にジムに行く!」と宣言していた。 そうして、朝食用のお米だけ炊くと朝ごはんも食べずに出かけていった。 私が1時間ほどお風呂に入り、すっかり温まってのんびりとしていると、旦那様が買物袋を持って帰ってきた。 ジムに行くつもりで、出かけたものの、途中で止め […]
出張明け
出張先の福岡は寒かった。 九州というと暖かいイメージがあったのだが、福岡は雪も降るし、今回の出張では、私の暮らす東京の街よりもずっと寒く感じた。 自宅近くの駅から、公園に入ると銀杏の葉っぱがすっかり落ちていた。 ああ、本当に本当に冬なんだなと思う。 自宅に戻るといつものことだが、ぐちゃぐちゃな状態。 新聞と郵便物まで集合ポストにたくさん溜められている。 洗濯物もたまっている。 やれやれ・・・・。福 […]
こんな人になりたい 続き
先日書いた「こんな人になりたい」に関しては、いくつかコメントもいただき、さらに数通Mailをいただきました。 この文章に限らず、その人の読んだ文章をどう捉えるかというのは、読み手に委ねられていると私は思っています。 勿論、著者の意図はそこに存在すると思いますが、著者の意図と読み手の捉え方がずれていてもそれは「間違い」というものでは勿論無いし、当然に起こり得る出来事だと思っています。 また読み手の側 […]
学習欲と女性のキャリア
少し以前になりますが、ブログで「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本を紹介しました。 この本を購入すると、自分の持っている強みをWeb上で診断をすることができます。 私のブログを読んで、何人かの友人とブログの読者、それからコーチングのクライアントの方々がWeb上の診断結果をMailで知らせてくれました。 その大半は仕事を持つ女性ばかりで、20人近い方々の結 […]
こんな人になりたい
今年の夏読んだ「ハーバード流 「第二の人生」の見つけ方」という本の中に載っていたストーリー。 私はこの漁師のような人になりたいな、といつも思っている。 ちょっと長くなるが自分への備忘録の意味も込めて、少し長文になるが以下に書き留めておく。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも活きがいい。 それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたいの」 […]