日本における臨床心理学の第一人者である河合隼雄先生の本をよく読むのは、カウンセリングとコーチングの底辺に横たわるものは同じものがあると感じるから。 市販されているコーチングのHow to本というのは、ほとんどコーチングの事例とエッセンスの紹介で終わっており、深みがなく、その分、「あ、こんなものなのか、じゃ、オレも明日からコーチングというのを部下にやってみよう!」と楽観的に思い、すぐに実践してみるこ […]
不況とコーチングとマッチポンプ構造について
どこの会社にお邪魔にしても、聞こえてくるのは、不況の話ばかり。 友人に会えば、リストラだの賞与カットだの・・・・とこれまた不景気な話が多い。 さて、そんななかで、「で、コーチングビジネスというのは大丈夫なんですか?」と聞かれる。 その中には、『やっぱり不景気で大変なんでしょう』という気持ちがひっそりと隠されている。 不景気で煽りをくっているプロコーチは確かにかなりいると思う。そしてもう一方で不景気 […]
夫婦の間における価値観の違い
大げさなタイトルをつけてみましたが、まぁ、愚痴みたいな駄文です。 我が家の大黒柱は私で、食費、雑費を除く全てが私のお財布から出ていきます。 旦那様のボーナスは、旦那様の愛されるミニ・クーパーにほぼ費やされているようです。 マンションのローンも100%私の名義になっています。もちろん、娘の私大の学費も私持ちです。 旦那様と私の年収格差は単純比較で3倍~4倍。 ただし、旦那様は一応東証2部上場の会社の […]
「それってどうなの主義」斎藤美奈子著
めっぽう辛口で、切れ味鋭い斎藤美奈子が今回は社会、報道、文化、教育などに切り込んだ。いやはやどれもれこれも痛快。それはちょっとうがった見方過ぎるのでは?と思う箇所もあるのだけれど、それすら気持ちよく読めてしまうのがこの人のすごいところだと思う。このうだるような暑さの中でもすーっとする、もしくは背筋がヒヤーっとする切れ味である。 確かに私たちは、毎日のニュースや社会問題について、「それってどうなの? […]
「ひとりの午後に」上野千鶴子著
初めて読んだ上野千鶴子の本は、「スカートの下の劇場」 だった。 その当時まで私は、本というのは小説もしくは文学の類しか読んだことがなかった。 そんな話をどこかでしたら、当時、派遣先の上司だった方が、それ以外にも世の中には楽しい本は山ほどあるんだよ・・・・と、貸してくれたこの本だった。 今、考えると初めて読ませる相手に推薦する本としては、なかなか刺激的な本である。 でも、私はこの1冊から、本の世界は […]
ヘッド・ハンティングあれこれ
先日、Privateブログにヘッドハンティングの記事を書いたところ、「このご時世にヘッドハンターが来るなんてすごいですね」という、感想を2,3いただいた。 いやいや、そんな楽しい話じゃないですよ。という裏話を今回書こうと思う。 ヘッド・ハンティングと一口に言っても、エグゼクティブ・リサーチ専門で行う会社から声がかかる場合と、いわゆる人材紹介会社からかかる場合と2パターンある。 前者の場合は、専門会 […]
アクティブ・レスト
5月の連休あたりから、平日は毎日1時間身体を動かそうと、かなりチャレンジングなことを目標にして、約1ヶ月半が過ぎた。 こんなことを書くと、 「どんだけ暇なの?」「だったら、仕事の依頼を断るな!」 ・・・とか、言われそうなので、このネタは書こうか迷ったんだけれど、この身体を動かす習慣が非常に生活の質(Quality of Life)を改善してくれることに気がついてしまった以上、コーチ魂がうずいて書か […]
レンピッカ展
レンピッカ展@Bunkamura Tamara de Lempickaのまとまった作品が見られる貴重な展覧会。この人のビビットな色は、印刷物では表現が難しいのか、実物を目にするとこんなに鮮やかなのか!と本当にハッとする。吸い込まれるという言葉がぴったり。 そして一つ一つの絵のくっきりとした線が、強烈な印象を与えずにはいられない。好き/嫌いを越えて、記憶にその作品が刻み付けられてしまう強さがある。 […]
法律知識はビジネスマンの必須スキル
ビジネスマンなら身につけておきたいスキルとして、よく挙がるのは、以下の3つ。 ・会計/ファイナンス ・英語 ・IT 確かにこの3つも大事だと常日頃、私も感じますが、その中にぜひ「法律」を入れてほしいと最近しみじみ思います。あなたとあなたの勤める会社のビジネスを守るという意味では、「法律」というのは絶対的に必要です。そういう意味では、上記の3つのスキルの前につけておく必要があるともいえそうです。 […]