2007年

しゃにむにペン1本で子ども雑誌の原稿を書きちらしてどうにか女一人の生活をささえられるようになったころ、私は自分が底の無い虚無の淵にどっぷり腰までつかってしまっているのに気づいた。「こんな生活とはちがう、こんなはずじゃない」私は自分のだらしない状態に悪態をあびせながら、酔っぱらって深夜の雪道に膝をつき、犬のように吠きながら、私は成長したいのに!成長したいのに!と身をもんでいた この文章は瀬戸内寂聴さ […]

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時間

吉本ばななのキッチン“の冒頭を借りて言うならば、私は図書館をこんな風に思っている 私がこの世で一番好きな場所は図書館だと思う。 どこのでも、どんなのでも、それが図書館であれば本を読む場所であれば私はつらくない。できればできるだけたくさんの本があって、空間がゆったりしていて大きな窓と居心地の良い椅子があると良いと思う。たくさんの本がきちんと整理されてやさしい光を放つ。 ものすごく汚い図書 […]

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コーチにはコーチがついています

良いコーチを見つける方法に、そのコーチ、例えばAコーチとすると、Aコーチにもちゃんとコーチがついているかを確認するという手法があります。 コーチがついているコーチなんて、駄目じゃないの?とコーチングをご存じない方では、思われるかもしれませんが、自身でコーチをしているということは、コーチングという手法にはクライアントが欲する何かを達成するための「力」や「機能」があることを信じているはずです。 それな […]

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コーチングとブログ

「あんなにキャリアやスキルアップに関することをブログに書いてしまったら、みんなが読んで満足してしまって、誰もクライアントになってくれないのではないですか?」とちょくちょく聞かれます。 学生時代からの友人S子は、私のホームページの存在を知りません。 別に隠しているわけではなくて、そもそも私のサイトは当初ITベンダー製品の資格試験に関する情報や受験記録をまとめていた資格についての情報発信サイトだったの […]

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家庭環境と働くことの選択

仕事をしている女性の皆さん、もしくは仕事を辞めた皆さん、皆さんはどうして仕事に関してそのような選択肢を選んだのかを考えたことはありますか? 正直なところ、私自身は積極的にキャリア向上を目指してきたわけではありません。 「それなのにどうして子どもの頃から、家庭に入ることを全く考えずに仕事を続けてきたのだろう?」と私は先日ふと考えました。 これはどうも私の育った家庭環境からの影響が大きいようです。 私 […]

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効率の上がる時間

自分にとって、生産性の高い時間帯は何時かご存知ですか? どの時間が一番頭が働いて、物事に取り組む意欲が沸きますか? 私の場合は、何と言っても午前中。 午後に従って頭の回転が徐々に鈍くなることが感じられますし、集中力が低下します。 以前の職場でも、夜に出した英語のメールは次の日読むと、我ながら何を言いたかったのかさっぱりわからないことがしばしば。 案の定、先方から「これってこういう意味?」というよう […]

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女性のキャリアと勝ち越すという発想

先日、斎藤孝先生の「使える!『徒然草』」という本を読みました。 この本は、古典の徒然草を人生の上達論として読んでみるという内容で、なるほどと思うような人生のヒントがたくさん含まれていました。 その中の一つに 「勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり(勝とうと思うな、負けないようにしろ)」という言葉が出てきました。 これはある双六の名人が言った言葉として徒然草に登場します。 私はこの文章を読んで […]

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ベンチャー企業と女性のキャリア

仕事柄たくさんのベンチャー企業を訪問します。私自身もベンチャー企業を数社経験しています。 私は女性がいわゆる男性同等と仕事をしていると世間的に認められる一つの壁は、年収500万ではないかと感じています。 年収500万を超えるラインをもらっていると、一人前の仕事をまかせられている、いわゆるアシスタント職では無いととらえられると感じています。(勿論、地方や業界によりある程度のズレはあり、これはあくまで […]

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マネジメントにおける北風と太陽

「本当に何度言ってもわからないんだよ」 「何回も同じことを言っているんだよ」 上司が部下をこんな風に言うのをよく聞きます。(逆のケースも結構ありますね・・・・) 昨年の暮れに転職をし、現在はベンチャー・キャピタルで投資先の育成を担当するようになりました。 そのため投資先のベンチャー企業の様々な会議に出席しています。 外部の人間として会議に参加することでかえって見えることがたくさんあります。 今日は […]

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