コーチングとブログ

「あんなにキャリアやスキルアップに関することをブログに書いてしまったら、みんなが読んで満足してしまって、誰もクライアントになってくれないのではないですか?」とちょくちょく聞かれます。

学生時代からの友人S子は、私のホームページの存在を知りません。
別に隠しているわけではなくて、そもそも私のサイトは当初ITベンダー製品の資格試験に関する情報や受験記録をまとめていた資格についての情報発信サイトだったのです。
彼女に全く縁がない内容だったのです。
それからもう一つS子は、PCを持ってないし、多分ほとんど使ったことないんです・・・・・。
そのつきあいは17年。
顔合わせるのは1年に2~3回ぐらいかな。

さて、私のホームページは以前からMailで感想をいただくことが多く、私の書いた記事とご自身の体験を重ねて感じたこと、またアドバイスをいただくこともあります。
そういったお付き合いのMさん。
彼女は私の一番最初のサイトからのお付き合いですから、10年ぐらいお付き合いがありますが、実際にお会いしたことはありません。

さて、S子とMさん、どちらが私の現況に詳しいかといえば、圧倒的にMさんだと思います。
私がどんな本を読んでいるかも知っているし、遅々として進まない大学や語学の学習状況だってご存知のはずです。

じゃぁ、S子よりもMさんのほうがより友人として近しいところにいるのか?というと、なんかちょっと違うような気がするんです。
S子の知っている私も、Mさんの知っている私も確かにどちらも本当の大滝由子(yoshikoo)という人物ですが、やっぱりMさんとの関係はMailが介在するとはいっても基本的には一方通行のもの。

さて、本筋に話を戻します。
ブログに書いてある内容は実際の私が行うコーチングとは大きく異なります。
それはやはり一方通行だからです。

コーチングは双方向のコミュニケーションでコーチが心から話を聴き、時間を割くから、クライアントは自分の深いところにまで入っていって、何かに気づくことができるというものです。
コーチとの信頼関係があるから、コーチがクライアントにコミットするから、クライアントも本気で考えて動いてくれるのだと思います。

私の書いたコーチングの記事は不特定多数に向けたものですので、これを読むのと、私からコーチングを受けるのは実際には全く異なる経験になるのです。

コーチングのブログは、どちらかと言うと私としての人となりや考え方を知ってもらい、コーチングを受ける事前情報として、このコーチはこういう人なんだなぁ…、自分に合いそうだな、合わなそうだな…と判断する材料に使っていただければと思っています。

ま、そう言いましても、私が現在書いているコーチングやキャリアに関する内容が、皆さんのアンテナにうまくひっかかったり、何かのヒントになれば本当に嬉しいですし、そういう感想のメールやらコメントが届くと、かなり長い間嬉しいです。こういうのは仕事や家庭ではちょっと味わえないタイプの喜びです。

大丈夫です。

クライアントがいなくなっちゃうから、もう書きません・・・・・なんてことは少なくとも当分ありませんから(笑)

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