DVDで学ぶ英語

いくつかの英語勉強本では耳で勉強する方法があれこれ取り上げられています。
特に、本を読む代わりにオーディオブックと呼ばれる、本の内容を音声に落としたものを活用するというのが注目を浴びています。
私も何度かチャレンジしました・・・・・。

・・・・・が、実はこのオーディオブックによるインプットがどうも非常に苦手です。
全く頭に入ってこないのです。

オーディオブックの利点は、通勤途中や身体を動かしながらでも耳で勉強することだと思われますが、私の場合、基本的に一つのことしかできないようで、聞きながら何かをしていると、聞いている内容が飛び飛びになってしまい、何の話だかさっぱりわからないため、とても本の代わりにはなりそうにありません。
しかも、よくわからないので非常にストレスが溜まります。
(逆にしっかり聞いてしまうとぼーっと一箇所に立っていたりして、かなり怪しい人です)

聞くときは集中して聞かないと、どうも変な風に疲れてしまうようです。
人には向き不向きがあると思うので、私は聞きながら勉強するというのはすっかり諦めました。

とは言え、ビジネス書は別に本で読めば良い・・・と割り切っていますが、英語のリズムをつかむには、やはりある程度の英語を聞く時間を作る必要があります。
・・・・が、そもそも英語嫌いなので、ただ英語のヒアリングをするというのも、どうにも続きません。
(こうやって書いていると、何だか嫌いなことと、苦手なことばかりですが・・・・)

そんな私でも取り組めるのが、

「映画のDVDを観る」

という方法です。

わざわざ書くほどのことでも無いような単純な勉強法ですが、これは結構英語力アップに効きます。
DVDは普通に日本語の字幕をつけて観ています。(字幕ないとよくわからなくて、またまた嫌になるので・・・)
そもそも私の英語力はさほど高くないですから、聞き取れるのは本当に短いフレーズばかりなのですが、これが実際の会話の時にかなり役立ちます。

本だけで勉強すると現実の場面で、そのフレーズってどんな印象を与えるのか、ちょっと不安だったりしますし、そもそも記憶に残りません。
映画で短いフレーズを聞くと映画の場面とセットなので、どんなシーンで使う言葉で、どんな相手に対して言って良い言葉なのか(目上に使っていい言葉なのか?子供に対しての口調なのか?等・・・・)が理解できます。

また、目と耳の両方に入ってくるので、フレーズも本やオーディオブックで勉強するだけよりも、記憶に残ります。
私は海外駐在の経験もないですし、留学の経験もないので、実は日常会話というのに非常に苦労しています。
仕事のプレゼンやメール、会議は使う単語や話題がある程度決まっていますので理解できますが、ディナーの会話やコーヒーブレイクの会話はとにかく言葉が出てこない・・・・・。仕事より実はそういうリラックスした機会のほうがずっと疲れます。
いわゆるスモールトークというやつですが、これが苦手という人は結構いるようです。

日本の社会も仕事で英語を使う機会が増えてきて、一昔前なら留学帰りの人のみに英語の仕事が振られていたのが、最近はもう「英語できませんから・・・・」と言ってられなくなってきた・・・・という私のような立場の人も多いのではないでしょうか?

ちなみにDVDで映画をたくさん観ておくと、今度は映画の話題もできるので便利です。
お互いが知っている映画のタイトルと俳優の名前がうまく合致すれば、あとは相手がずーっと一人で喋ってくれたりするケースも多いので、相槌をうまく打っておけばOKです。
(うまい相槌の打ち方も映画で学べます)

ちなみにここでは映画と書きましたが、連続ドラマもお奨めです。
ドラマの場合は、登場人物が決まっていますので、段々に登場人物の話す会話のパターンや発音に慣れきて、より生きた英語を身につけやすいです。

先週はほぼ一週間ずっと海外のパートナーやUS本社の人間と関西出張でした。
日本に初めて訪れた人も多かったです。

一番多かった質問は、
「おまえは仏教徒なのか?(←多分、日本人全体が仏教徒なのか聞きたかったのだと思います)」というものでした。

私の回答は、
「小さいときには神社に七五三に行き、クリスマスを家族で祝い、幼稚園と結婚式は教会で、正月には神社にお参りに行き、死んだら寺のお墓に入る。別にそれは日本では珍しいことではない・・・・・」
というものでした。

こんなのって中々TOEICの勉強とか英語の教科書じゃ、答えられないよなぁとしみじみ思いました。
スモールトーク手強いです。

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