2019年3月の読書記録です。この月は全部で18冊読了となっています。
実は月末に、臥せっている間に例によって、さんざんKindleで漫画をポチってしまい、10冊以上、漫画の読了本もあるのですが、もうキリがないので、入れないことにしました。
具合の悪いときについつい、Kindleで漫画購入という悪習慣を止めたいのですが、具合悪いと自分に甘くなっちゃうんですよねぇ。
最近、気になっているのが、自分はわかった気になってそれ以上突っ込んだり、観察したりすること止めているが、実際には全然よく理解したり、見ることができていないのではないだろうか?
何かを観たときに自動的に、ラベリングをしてしまい、ラベリングしたことで思考停止しているのでは?と思うことが多く、そういったことを考えるきっかけになったのがこの「わかったつもり」です。
この本は、サンプルの文章を使っての解説がとてもわかりやすいので、読書会の初回でも取り上げる予定です。
「自由への旅: 「マインドフルネス瞑想」実践講義」は2017年のベスト5に挙げている本で、再読です。
なんとなく、日々の生活や仕事に追われているときに、あれ?私、こういうのやりたいんだっけ?となったときに繰り返し読んでいる本です。
上記のデザイン史の3冊は、大学のレポートの参考図書として読みました。
デザインについて勉強していない人が読んでも面白い本だと思いますが、まぁ、よっぽど興味がある人じゃないと読まないかな。
「フランス人は10着しか服を持たない」はとても売れている本だと言うのは、知っていたのですが、きっとシンプルで上質な服を何着かもって、着回しするやつだと思いこんでいてそのままになっていました。
実際は、どうやって暮らしを大切にするかの本で、洋服の話はごく一部。
著者のリズムある文章もよくて、楽しく読み終えました。
家事のやる気がでないときに読むと良さそうです。
「60歳からを楽しむ生き方 フランス人は「老い」を愛する」のほうは、元外交官の日本人男性が書かれた本です。
フランスの老人たちが年老いても、自分の人生と暮らしを愛おしみ大切にしているという生き方が書かれていて、重たくもなく説教臭くもなく楽しく読めました。
‥でも、なんのきっかけでこの本にたどり着いたのか、さっぱり思い出せない・。
「小さな習慣」を読んで、実際にいくつか試してみて、かなり効果が出ているので、この本は別途ブログ記事で書きたいと思います。
今年のベスト5に多分入りそうなのが、「居るのはつらいよ」。
書評を読んで、面白そうだなぁと思ったら、その日のうちに本屋で見つけてしまい、運命を感じてお買い上げ。
精神障害者の通うディケアにセラピストとして勤めた著者がその体験を通じて、ケアとセラピーについてその違いと重なりを続いた本。
デイケアの実態、著者の戸惑いや喜び、そして精神医療の学術的な説明…、それぞれがリズムよく書かれており、あっという間に読み終えた。
同じ著者のその他の書籍もレビュー評価も高いし、とても面白そう。 (さっそく図書館に予約をかけた)
こちらの本を出している医学書院という出版社の本が、またどれも面白そうで悩ましい。
社名の通り、医学に関する専門出版社なのだが、一般の人でも読みたくなるようなタイトルの本も多く、金鉱に当たったのかも。
一方で、専門出版社の本は、一般書籍に比較すると高くて、金を溶かす場所に当たってしまったのか…とも思う。
「粗茶一服」シリーズは、これから一緒に読書会を運営してくれる方から教えていただいた本。
すっかりハマって、一気読みしてしまった。
なんとも読後感の気持ちいい小説。
武家茶道家元の跡取り息子が主役で、周囲の登場人物もとても魅力的だ。
茶道、弓道についての解説も読んでいて、へぇーっと思うことが多くて興味を惹かれる。
いわゆる青春小説というジャンルだが、50歳近くのこの年齢になって読んでもとても面白かった。
多分、私の検索範囲だと見つけ出せなかった本だと思う。
こういうのが読書会の喜び?(まだ始まってないけれど‥)と、すっかり嬉しくなった本でした。
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