ノマドワーキングの現実

愛読しているさとなおさんのブログ。
「ノマド拠点を探し中」というフリーランスになってから、ノマドワーキングを実践しているさとなおさんが、最近ちょっとノマドワーキングってつらいかも・・・というのが見えてきたという記事を読んでInspireされたので、私がノマドワーキングについて思うことをつらつらと・・・。

ノマドワーキングというのは、オフィスを持たずにタリーズやスタバなんかで無線LANを使いながら、Evernoteやら何やらクラウドな技術を使って、お仕事をする人たちだとざっくり考えてください。
えーと、そういうお店でパソコンやらスマートフォンで仕事している人みたことあるでしょう?

会社に勤めていて、外でもモバイルでも仕事して・・・というのは、全然OKですが、自分だけで開業していてノマドでやっていこうと思っている人には、ちょっと待った!と言いたい私です。

このようなケースの場合、ノマドワーカーのベース拠点は自分の自宅の書斎ということになると思います。私もそうでした。
当時コーチングは電話でだけ提供していたのと、顧問先数社を回っていたので、それでOKだと思っていたんですが、これがもう・・・・

家が汚れるんです。
本当に・・・。正確に言うと荒れるというのかな。案外と捨てられない資料ってIT化が進んでも多いんだなぁとやってみるとしみじみ思います。
スキャンしておけばOKというような資料はそもそも最初から紙で来ないものです。
経理関係の書類はもちろん、毎回ミーティングで使う資料については紙で持っていないとならず、複数社それがあると、それだけでリングファイルがいくつもできてしまい、整理してくれるアドミはいないので、適当にやっているうちに家の中が徐々に荒れてきた経験を持っています。

あとは家だとどうも仕事にならない・・・というのもありますね。気持ちの切り替わりがうまくできない。そこで無線LANスポットのあるお店に出撃・・・ということになります。

さらに私の場合、まずフランクリン・プランナーを常時持ち歩いているのでこれにPCを持ち歩くと、肩が抜けるほど重い、その上顧問先を回るのに必要な資料など持っていた日とか、長時間外にいるのでACアダプタも等ということになると、またまたつらい。

今年は東北の震災の影響で節電ですが、数年前のその手の店というのは、1時間以上座っていたら、冷えて冷えて大変です。そうなると上着も持って歩かないとならない。

あと一つのお店でやっぱり1時間が限界かなぁ・・・・という気がします。気が引けます。
そこでまた次の店に行って、お腹じゃぼじゃぼ、またも冷え冷え、移動で肩はじんじん・・・・と続きます。

私の場合は、コーチングを対面で行いたいというのがあって、2008年に赤坂でレンタルオフィスを借りました。
オフィスの機能そのものは(当時は)それほど重視していなかったのですが、コーチングをするのにどうしても会議室が必要で借りることにしました。
(コーチングのセッションは、他の人に聞こえるようなところでは絶対にうまく行きません、クライアントが本当のことを口にできないからです)

そうして借りてみると、やはり自宅の外に拠点があることにたくさんのメリットを感じました。
たとえ小スペースでも自分のものが置いておける場所というのは、本当に助かります。
ホワイトボードはやっぱりあったほうが会議がはかどります。
仕事モードにすーっと切り替わります。
周囲を気にしなくて良いです。
ペーパーレスだと言っても、やっぱりプリンタとコピー機は近くにあると便利です。
電話もいくら携帯電話でどこでも話せると言っても、企業秘密などもあるので、大声では話せないことがたくさんありますが、自分のスペースがあればOK
その後にせっかく来てくださるクライアントにもっと温かいおもてなしができるところに…と考えて、小川町の45㎡ほどのマンションに移りそこでおもな仕事をやっています。
本もかなり置けますし、自炊もできるし、暑い日にはシャワーを浴びれるし、
ヨガの先生にきていただいてマンツーマンレッスンを受けたりと、思い切り活用しています。
仕事の生産性が本当に上がりました。
確かにオフィスの賃料を稼がなくてはならないというのはありますが、まぁそれも仕事する上で結構励みになります。
まぁ、ノマドをしていてちょっとこれは違うなぁと感じてきたら、レンタルオフィスあたりからどうぞ。

ちなみに個人事業主って物件借りるのも保証人が必須で、すごーくうるさいです。保証人がいてもかなりきちんと経理関係の書類を出さないと認めてくれません。その点もレンタルオフィスは緩いのでお勧めですね。

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