Weekly Review- Week 21, 2020

さすがにもう寒さが戻ってくることもなさそうなので、アラジンの遠赤グラファイトヒーターをトランクルームにしまい込みました。
一つものがなくなると、本当にスッキリします。

【大学】

一部、スクーリングに関しては中止/延期となっていましたが、このままではいつになっても再開できないと判断したのか、Zoomでのスクーリングが開催されるようになりました。

私のように情報デザイン学部だとオンラインでの対応可能もですが、洋画とか染色とか色んなジャンルの美術系の学部があるのでその辺りはどうしているのかちょっと疑問です。

今回は「デジタル・コンテツ」というスクーリングで、何を学んだかというと駄目なサイトを見つけて、自分なりに改善するデザイン案を作るというものです。
デザインセンスよりも、ユーザーにとっていかに使いやすいサイトにするか、ユーザの使い勝手や情報整理のほうに重点が置かれている内容です。

この授業はかなり普段の私の顧問の仕事でやっていることに近く、私の場合はまずお客様から、Webサイトその他の販促物をリニューアルしたいという話から始まり、Webの場合は用語の統一、その他に社内での更新頻度をどう高めるかとか、どう売上につなげていくか、広告やイベントと連動しやすくするためにどうするか、そして予算の制約なども考えなくてはならないので、ユーザ中心設計だけとうわけにもいかないのですが、逆にデザインについては、全てWeb制作会社におまかせなので、その点は今回と大きな違いです。

(私の場合は、お客様の要件整理とRFP作成、業者選定、その後のサイトオープンまでのプロジェクト管理、オープン後のワークフローのメンテぐらいが守備範囲で、デザインとコーディングは一切制作会社にお願いしています)

情報設計がぐちゃぐちゃでUIも酷いというサンプルを探すのに、一番てっとり早いのお客所関連のサイトでした。

なんでこんなに酷いのか?と思っていましたが、要件整理してデザインに着手してみると、ああ、ここの作業を省くためにこうなってしまったのか‥とか、こうやって変えたほうがユーザには絶対使いやすいけれど、メンテする側にはきついな‥とか色々と見えてきて、酷いサイトには酷いサイトになる理由があるんだな‥というのもよくわかりました。

Zoomの授業で、考え方のポイントについて講義があり、ときどき自身の進捗を先生とブレイクアウトルームでやったり、事前課題のプレゼンをそれぞれの生徒が画面共有でやったりして、作業中はカメラオフでOKですが、自宅でやっていると集中しすぎて、お昼もトイレもろくすっぽ取らないということになりがちでした。

移動がないのはラクなのですが、8時間ぐらいぶっ通しでZoomってそれを上回る疲労が‥、しかも連続2日ですからね。
最後に各自がそれぞれの作品をプレゼンし、合評をするのですが、もう集中力持たず‥という感じで、一番面白いところでボーッとしてしまい、とても残念でした。
スクーリング明けの月曜日は完全に廃人となっていました。

今回に限らずですが、最近スクーリングのたびによく感じるのが、「考え抜くことの大切さ」と「手の早さ」です。
私の場合は、大学でとにかく手が遅いというか、実技が苦手過ぎてそもそも手が動かないというレベルなので、たまに良いものを思いついても時間中に作り上げることができないため、どうしても時間的な制限を考慮してかなり妥協したアウトプットを最初から狙うことになります。

それから手が遅いことで、考え抜く時間を取ることができない‥という問題にも直面しています。
今回はZoomでしたが、いつもは制作に入る前に簡単にラフスケッチを先生に見せてこういう課題を解決するのにこういうデザインで作りたい‥というのを説明しOKが出てから制作に入ります。

私このラフスケッチを出すのが、大体の場合、一番最初というのが多いです。
これは仕事の際に、お客さんにその場でホワイトボードで課題を確認したり、思いつきの仮説を説明してそれをたたき台に一緒に案を出していくという仕事が多いから、慣れているというのもあります。

でも第一の理由は、そのぐらい早く制作に入らないと手が遅すぎて、どうにもならないから練り上げる前に出して、いかに早く先生からアドバイスをもらって、修正していくかを念頭においているからです。

これの困ったところは、「練り上げる」という本来もっともやるべきである思考の訓練がスクーリングでできないことです。
他の受講生のプレゼンを見て、そいういう角度から考えるやり方があったのか‥と、気づきを得ることは多く、それはそれで普段の仕事からは得られない大きな学びではあるのですが、本来なら手がもっと動くようになって普段の仕事とはまったく違う題材の課題解決を考え抜く機会にしたいのです。

まぁ、手を動かし続けるしかないですね。

【サードプレイス】

読書会の募集記事の公開をし、さらにオンライン開催の下準備で結構バタバタでした。
考えれば考えるほど、2人で開催するのは厳しいということになり、Zoomでの有料研修を運営しているという心強い友人に急遽遽ヘルプもお願いして、なんとか形になりました。

しかもお世話になっているのに、美味しい生ハム分けてもらったりして…頭が上がりませんわ‥本当に。

もうすでにこのWeekly Reviewのまとめを書いている時点で開催報告も公開していますので、どちらも以下にリンクを載せておきます。

サードプレイス  ~一緒に本を読む会~ 第5回 申込受付開始

 第5回読書会(サードプレイス)開催報告 オンライン編

【INPUT】

この週は色々とバタバタしていたせいなのか、振り返ってみると読了した本が一冊もありませんでした。
結構珍しいケースかもしれません。

【ブックカバーチャレンジ】

Faceookで行きつけのワインバーの店主からお招きいただき、ブックカバーチャレンジというのに参戦しました。

ブック カバーチャレンジとは
・好きな本を1日1冊、7日間投稿する
・表紙の写真をアップ(中身の説明不要)
・毎日1人のFB友達をチャレンジに招待する
ことを通じ読書文化の普及に貢献しようというアクションです。

ということで、次の人にバトンを渡していくものらしいのですが、1人にバトンを渡すならまだしも、7人もバトンを喜んで受け取ってくれる相手は思いつかないので、私はバトンを置いてくから、よかったら拾ってね‥という形式にしました。

ご紹介した本は以下の通りです。
一緒にFacebookに書いたコメントも残しておきます。
これはこれで一つの振り返りになって面白かったです。

 

【ブックカバーチャレンジ1日目】
白地に銀で非常に見難いブックカバーです。
トワイラ・サープの「クリエイティブな習慣」という本です。
2007年に読んで、とても感銘を受け、今でも繰り返し読んでいます。
物凄く絶賛したブログを書いたら、翻訳家の方から、コメントをいただいた記憶も🙄
地味な本なので、翻訳された方も私の絶賛にビックリしたとか
愛着あり過ぎて原書ももっているぐらい好きな本です❤️

 

【ブックカバーチャレンジ2日目】
2冊出すって反則🙄?
何となくWさんの前振りで人生を変えた本を出す流れになってしまいました。
この本に出会わなければ、毎日ベランダで野菜干してなかっただろうと思うので、ある意味人生を変えた本ということで😌
稲垣えみ子さんの本を読むようになった最初のきっかけは、そういえばコーチング仲間のTさんの投稿でした。
本はあちこちに繋がりを作ってくれますね🙂
この本の影響で、今、我が家のぬか床には初めて「コンニャク」が入っています。どんな味なんだろ🤔
今日あたり良い具合に仕上がっていそうです。
ちなみに稲垣さんの写真を見ていると日本酒の好みも似ているようです❤️

 

【ブックカバーチャレンジ3日目】
今朝、読み終わった本です。
「測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?」
外出自粛で本を読む時間が増えているのか、今現在で今年の読了数は100冊超え🤭
(マンガ含む、再読含まず)
まだ5月ですが、早くも多分これ今年のベスト3に入る本だと確信する本でした。
めちゃくちゃ面白かった❗️
ジャンルとしてはビジネス書なのかな👀
みすず書房の本がとても好きで、あ、読みたいかも?と思ったときに出版社がみすず書房だと買ってしまうケース多し💦
装丁も好きなんです❤️

 

【ブックカバーチャレンジ4日目】
プライベート、大学、仕事、あらゆる場面の「これどっから手をつければいいの?」を必ず救ってくれる本🙏
どこからでも、読むことができます。
私の場合は、「まいったなぁ」などとぶつぶつ言いながら、この本のテキトーなページを開き、そこに書いてある内容をもとにマインドマップを描くと、何かしらのヒントや解決の糸口が見つかるという使用法が主です。
著者の読書猿さんのブログも大ファンです❤️
電子書籍買って、これは紙の本じゃないと頭に入らない💦となって、両方持ってるという本は結構ありますが、先に紙の書籍買って持ち歩きたいからと、後から電子書籍買ったのはこの本ぐらいかも🤔

 

【ブックカバーチャレンジ5日目】
思い返せば、2007年にこの本を読んだことをきっかけにユーザー中心のデザインとか情報設計に興味を持ち始めました。
※写真の本は旧版で現在は増補改訂版が出ていたはず🙄
デザインに関する名著として有名なD.Aノーマンの「誰のためのデザイン 認知科学者のデザイン言論」はタイトルが厳めしい印象ですが、思わずクスッとなる箇所も多い本🙂
この本に出会わなければ、学生時代の美術の成績は1か2のような私が間違えて美大に入ってしまったりすることはなかったと思います💦
まさか自分がこんなに手を動かして制作物を作ることになるなんて🥺
私が求めていたのは、デザインについての考え方を知るだけで、自分でデザインすることではなかったのですが、入学した学校はバリバリ手を動かす学校でした🤭
文字通り四苦八苦しながらの大学生活も3年目に入りました🍀

 

【ブックカバーチャレンジ6日目】
最近は老眼ひどくて、文庫も外では読めなくなってきたのため、移動中の読書はもっぱらKindle。
Kindle良いんだけれど、理解力が落ちるのか、やっぱり軽い本が中心になってしまいます。🙄
毎日リモートワークの生活になり、おかげさまで読み応えのある積ん読本がどんどん減っていきます。
その中の1冊がこのアフリカのルポルタージュ「黒壇」。
この全集がなければ、まず読まない作品でした。
(この全集がなければ、そもそも日本で翻訳されることがなかったようでもありますが‥)
この池澤夏樹編集の河出書房新社の文学全集が出版されなければ、大人になってから文学作品をまとめて読む時間を持つことはなかった気がします。
そういう意味では、この文学全集まるごとが人生を変えた本かもしれません。🍀
池澤夏樹自身の本も好きで随分読んできましたが、たくさん読んでいる分、これ!という1冊が決められず、今回は現在、読書中のこの本を取り上げました。🙂

 

【ブックカバーチャレンジ7日目】
ブックカバーチャレンジも最終日となりました🎶
本も毎年ずいぶん処分しますし、小説や軽い本は基本電子書籍に、どうしても手放せないけれど、すぐには必要ない本はトランクルームへ、それから図書館利用も多いです🙄
手元にある本は、あまり多くないのですが、今回のチャレンジでは、手元にある本だけ取り上げることで、かえって絞りやすくて良かったかもしれません🤔
「プリズン・ブック・クラブ 〜コリンズ・ベイ刑務読書会の一年」は刑務所に服役中の囚人たちと読書会を開いたカナダ人ジャーナリストによるノンフィクションです。
この本を読んだことで発作的に読書会を開きたくなり、昨年から読書会を始めることにしました。
このチャレンジの目的に「読書文化の普及に貢献しよう」というのが、あるようなので最後にふさわしい本かと思い、最後のご紹介と致しました😊

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