先日、ディスプレイの毎日の使用時間を減らしたい‥という話を書いた。
一体何にそんなに時間を使っているのかとiPhoneのスクリーンタイムを調べてみると、「Toggle」という時間の使い方をトラッキングするアプリケーションだった。
もともとは各顧問先の仕事にどのぐらい時間を使っているのかというのを測るために使用していたのだが、ここ1年ぐらいは自分の時間の使い方を1週間でバランスを取るために使用していることが多い。
やたらに家事が多いので、何をしているのか‥と振り返ったり、大学の勉強に取る時間や身体を動かす時間が少なすぎるとか、そういうのをチェックしていて、翌週はそこに時間を使うようスケジュールを組むとかそういう使い方だ。
私はPCのブラウザとiphone アプリの両方を使用している。
使って良かったのは、ネットサーフィンが激減したこと。
ネットサーフィンというのは、最初の10分ぐらいは、必要のある情報を探してるのだが、15分過ぎるとあってもなくても良い情報にふらふら誘惑されていき、そしてそんなことをしているうちに気持ちが疲れてきて、疲れてくるから止められなくなる‥ということが起きてくる。
toggleを使うようになって、ネットサーフィンが記録されると、なんだか時間が気になって、私の場合はダラダラしなくなった。
その他には家事に時間を使い過ぎないようになったのと、読書時間が少なすぎると日々のエネルギーがが落ちてくることも
その一方で、例えば朝ごはん作りを「家事」で記録し、朝ごはんを食べるを「身の回り」で記録し、食後に紙の新聞を読むのを「読書」で記録し、なんてやっているとしょっちゅうスマホを触ることになる。
基本的に、私は重要なテキストメッセージ類のアプリ以外はすべて通知を切っているので、普段そう煩わされることは少ない。
親しい人は私が通知を切っているのを知っているので、急ぎの要件は電話をかけてくれる。
通知を切るのがが良いのか悪いのか微妙で、toggleのためにスマホに触ると、ついでにメールがきていないかとか、そういえばSNSでやり取りしていた件はどうなったかな?などと、ざっと確認してしまったりする。
つまり、toggleをきっかけにディスプレイに触る時間が増えてしまうのだ。
ということで、まずはtoggleの時間管理を一時的に止めることにした。
以前にも煩わしくて止めていた時期がある。
再開したのは、時間の使い方おかしくないか?とか、やけに疲れるけどなぜだ?と思ったときだ。
今は多分、そういう課題のようなものがないから止めても問題ないだろう。
もう一つ、このところ頻度高く使用しているスマホアプリに「Forcus To-Do」がある。
もともと、コロナ以前から自宅での仕事の多い私は、休憩をきちんと取ることが苦手でそれを改善すべく「ポモドーロテクニック」を使っている。
ご存じない方のために簡単に説明すると、「ポモドーロテクニック」とは以下のような形で行う時間管理術の1つだ。
1. 達成しようとするタスクを選ぶ
2. キッチンタイマーで25分を設定する
3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する
4. 少し休憩する(5分程度)
5. ステップ2~4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する(15分~30分)Wikipediaからの抜粋
当初は、私もキッチンタイマーでやっていたのだが、休憩をすっ飛ばしてしまうことや、逆に休憩時間をセットするのを忘れてしまって、やたらに休憩してしまうとか、4セットやったかどうかを覚えていられないとか、今ひとつ使いこなせているとは言えない状況だった。
こちらのアプリを知ってから、上記の問題は一掃された。
さらに、このアプリを使うとどのタスクにどのぐらい掛かるのかがわかるようになってきた。
仕事では若い頃から計測しているので、自分の仕事のタスクを処理する時間は見積もれるのだが、よくわからないのが本を1冊読み終えるのにどのぐらい時間がかかっているのか?とか、大学の課題にどのぐらいかかっているのか?とか、そういったプライベートの部分だ。
ちなみに、仕事で自分の作業時間を見積もるのができない人を時々見かけるが、これはキャリアを重ねると結構致命的になるので早めに直したほうがいいと思う。
心当たりのある方は、ぜひこちらの本を。Kindle Unlimitedなら今は¥0らしい。
自分の仕事の見積もりがどのぐらい重要かというのが身にしみてわかる本でお勧め。
話を戻すと、このアプリでは最初に大まかに何ポモドーロをその作業にあてるのか、見積もりを入れることができる。
たとえば、難しいと思われる本なら5時間(=12ポモドーロ)みたいにセットしておいて、実際の時間との差を測ることが可能。
これがかなり便利だった。
こちらはPC版とスマホアプリで使っていて、どっちも同じことができるのだが、PC版はスリープしているとタイマーが鳴らないようで(私の設定ミス?)忘れてしまうことが多い。
それと、MacBookがやたらに熱を帯びるので、できるだけ立ち上げないで済むアプリは立ち上げたくない。
ということで、スマホの使用頻度が高くなる。
で、スマホに触るとtoggleと同じ問題が起きるということ。
ポモドーロテクニックの良いところに、やる気の出ない作業を着手するのに効果的‥というのがある。
例えば、25分だけはやろう!と決めて手を着け始めると、最初のウダウダモードからうまく脱することができるという点だ。
ただ、やりたくないものはやっぱり、やりたくない‥というケースも往々にしてあるので、その場合は残り時間が気になって仕方がない。
残り時間を見るには作業しているPCのウィンドウを切り替えるよりもスマホのほうがやっぱり便利で…となり、このアプリもスマホのほうがよく使っている。
そんなときに、ネットで偶然見つけたのが「TIME TIMER 」。
以前に受講した研修で、これを使っている研修室があり、これは残り時間が意識しやすくていいなぁと思っていたが、そちらはサイズが普通の掛け時計並に大きかったのと、検索しようにも何という名称なのかわからずそのままになっていた。
早速Amazonで調べてみたら、いくつかサイズがあって、さらに類似品もあるようだったけれど、私は8cm で60分測れる小さいサイズのものを購入。
多分、会議のファシリテーターのときにも持っていくことになりそうなので‥・。
こう言ってはなんだけれど、デザインは悪くないが、作りはチャチである。
これで、3500円超え?と思わなくはないが、これがきてからものすごく生産性が上がった。
1万円でも払う価値ありだな‥と今では思っている。
正直なところ、自分でも何がそんなに良いのかよくわからない。
ポモドーロ数は測れないし、休憩も手動でセットしない限りセットできない、当然何にどう時間を使っているかもわからない。
でも、重要かつ面倒くさくて重たい仕事が次々片付いてくのだ。そして、夕方になっても比較的元気でエネルギーが残っている。
結果は出ているけれど、理由がわからない。
思いついたのは、以下のようなこと。
・時間管理ツールにそもそも疲れていた?
・スマホに触るとエネルギーを奪われる?
・ディスプレイが疲れる?
・タイマーの音が決していい音ではないのだが何だか気に入っている?
・アラームが勝手に止まるところがよい。(でも、これはアプリもそうだな‥)
・シンプルなデザインが好み。
・根がアナログな人間で何だか落ち着く?
これらが色々と相互作用していて、なんだかうまくいっているのかもしれない。(さっぱりわからないけれど)
この手のことがうまくいくと、当然だけれど、仕事は滞らないし日常のタスクもズムーズなので、好循環に入れる。
まだ一週間も経っていないのでよくわからないけれど、これが続くといいなぁと思っている。
ちなみに、Time Timerはアプリもありますので、ご興味ある方はとそちらをどうぞ。
もちろん私は使いませんから、使用感は不明です(笑)
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