季節の変化にようやく慣れたのか、今週は頭痛が少なく、だいぶ穏やかに過ごせました。
商業施設の少ない逗子では、東京のようにあちこちでゴージャスなクリスマスツリーやイルミネーションを見かけることはないため、なんとなくクリスマスムードが薄く、あちこちのお宅でクリスマスリースを玄関扉に飾るのを眺めるぐらいです。
子供のいない暮らしでは、クリスマスツリーを持つこともまありませんが、ご近所でクリスマスマーケットが開かれていたので、建物を拝見がてらお邪魔してきて、少しだけクリスマス気分を味わってきました。
【原美術館】
2020年いっぱいで建物の老朽化から、閉館になる原美術館。
コロナの影響なのか、最後の展覧会「光ー呼吸 時をすくう5人」の会期は2021年の1月11日まで延長されるようです。
現在は混雑を避けるために、予約制となっており、カフェダールもランチは中止でカフェのみとなっています。
個人的に建物がとても好きな美術館の1つでもあり、閉館は本当に残念。
常設展示の作品で、特に印象的なのは館内のトイレを作品化した「輪舞(ロンド)」(森村泰昌)、と3階にある「時の連鎖」(宮島達男)。
特に「時の連鎖」については、私が初めて「インスタレーション」ってこういうことか…と身体で鑑賞するということがわかり、腑に落ちた‥というのあり、それまでどうみ関心が持てなかったインスタレーションというものに興味を持たせてもらった作品です。
群馬のハラミュージアムアークに移設されるようですが、きっと場所が変わるとまた違った印象になりそうです。
今回の展覧会の中で、もっとも印象に残ったのは、45歳の若さで亡くなられたという佐藤雅晴氏の作品でした。
光の射し込サロンに置かれた自動演奏の曲とこの不思議な映像作品との組み合わせに惹かれ、随分長い時間こちらで作品を鑑賞しました。
併設のカフェもコロナの影響でランチ提供はなし。カフェのみでしたが久しぶりに庭園を眺めながらコーヒーとケーキをいただきました。
【三浦アルプス】
久しぶりに山の師匠とがっちり山修行。
我が家のご近所までお越しいただき、一緒に三浦アルプスの南尾根を歩いてきました。
ルートは、以下のとおりです。
京急田浦駅集合→住宅街を抜けて三浦アルプス登山口→田浦梅園の分岐→乳頭山→観音塚→下沢尾根→仙元山→風早橋→ミサキドーナツ逗子店→我が家
分岐が多くて、しかもあまりわかり易くないので、道迷いしやすい気がします。このあたりは、土が滑りやすいので天候の悪い日や前日雨の日はちょっと行く日を検討し直したほうがいいかもしれません。
あちこちに短い距離とはいえロープを使って、登り下りする箇所もあるのとアップダウンが繰り返し出てくるので、入門者が単独で行くのはお薦めできないです。
この日は天気予報は晴れだったのですが、出だしは少し雨がぱらつき、平日ということもあって、道ですれ違う人も少なかったです。
風があったので、座って休憩すると体温が急送に下がることもあり、休憩少なめで進んでしまったので、予定より早く下山。
そのため夕日を眺めるプランがずれて、我が家でミサキドーナツ食べて、少し待ってから、逗子海岸へ夕日を眺めに行きました。
この日は、またかなり夕日がきれいな日で、師匠にわざわざお越しいただいた面目もたち、不肖の弟子としては、ほっと胸をなでおろしました。
次は菜の花の時期の大楠山だ!とか、また色々と三浦半島で遊んでもらう一方で、三峯神社からの雲取山も誘われ、いや、それ私の技術と体力では厳しいです〜とビビる場面も(鴨沢ルートでもへとへと…な私)
楽しい楽しい山遊びでございました。
【里帰り?】
義母の誕生日ということで、プレゼントを届けに夫(ポチ)と清澄白河の義母宅を訪問。
お正月はポチは自身の実家で過ごし、私は娘たちと‥とぞれぞれに過ごしますので、年末のご挨拶もかねて。
再婚同士の家族だとこういうことも結構よくあるのかもしれません。
プレゼントはポチに任せると、やっつけ仕事になるので、私が鎌倉のあちこちを歩いて探し回った柔らかいモヘアのストールを選びました。
義母の好みについてのポチからの情報が一つもあてにならないので、とにかく困ります。
私自身、そう何度もお会いしているわけでもないので、お好みがよくわからず服飾系は難しいのですが、質の良いストールであれば趣味があわなけれど自宅の中などで羽織ってもらえて良いのでは‥と、そちらに決定。
その後に、以前暮らしていたマンション近くの行きつけのバーで久しぶりに美味しくお酒とお食事をいただき、常連の皆様とおしゃべりを楽しんできました。
電車に乗る時間は1時間ぐらいなのですが、そこからの移動もありますので逗子と江東区の行き来はそれなりに時間もかかります。
せっかくだから‥とあちこち寄ると、慌ただしいし、余裕もなくなり、そんななかであちらの友人・知人と一緒に時間を過ごすのも意味がないので、今度からは、里帰り訪問は1つのみということにしましょうという反省会が帰りの横須賀線で開かれました。
【読書】
アシンメトリー
このところよく読んでいる飛鳥井千砂さんの小説。こちらの小説も軽い読み心地で楽しめました。
砂に泳ぐ彼女
同じく飛鳥井千砂さんの小説。こんなにラッキーな展開はない‥現実離れしているという感想もありそうですが、登場人物にリアルさがあるため荒唐無稽な感じにならないのではないかと。もっと重厚な物語がそのうち出てきそうな作家さんのような気がます
今度生まれたら
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』で「高齢者」小説というジャンルを立ち上げつつある内館牧子さんの作品。
前作2作は、私も楽しくよませていただきましたし、こういう高齢者どこかに実在するかも‥と思えるものがあったのですが、今回の「今度生まれたら」はなんというか、また小説の中に登場人物が物語に定着していないと言うか、仮止め‥段階みたいな印象です。
うまくいえないのですが、これが最終稿なの?みたいな、たたき台っぽい印象を受けました。
ストーリーとしては面白いのですが…。
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