デバッグ力でスキルアップ!Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本

「デバッグ力でスキルアップ!Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本―Excel 2013/2010/2007/2003対応」という本がすごかった。実務的な本で、これはすごい!と思った本に巡りあえたのは随分と久しぶりだ。

本のバナーをクリックしていただくとわかると思うが、Amazonでのレビューでは、この本の評価は決して高くない。
同じくExcel VBAを扱った前作、前前作の評価が高かったせいのようだ。どうも私の読んだ順序が他の読者の方とは別だったようだ。
ちなみに前作、前前作については現在読み始め、引き続きVBAと格闘中である。

「Excelで結構関数使えます。」
「グラフもちょこちょこなら応用できます。」
「ピポットテーブルもあんまり複雑じゃないとできますよ」、…というレベルまでくるのは、そんなに難しくないと思う
Excelではこれができて、これができない…という想像が大体ついていれば、後はネットでガシガシ調べれば結構実現できてしまう。

…で、最後にハードルが高いのがマクロ、VBAだと思う。
まずマクロについては、これまた入門的な本もWeb上での連載もたくさんあるのだが、「で、それどこが便利なの?」というのがイマイチ見えないことが多い。

繰り返しの作業を記録することによって、再現できて便利でしょう!というのがその言い分なんだが、うーん、でもそんなに「全く」同じ作業繰り返すことって思いつかないんだよなぁ…と私はずっと思っていてだから勉強する気がわいてこなかった。

…が、しかし、今の職場は何でもかんでもExcelのマクロ、VBAが駆使されている。(正直言うと、そこはそんなにこだわらなくても、と思うものも多い)
私はあくまでITインフラのサポートが担当なので、個々のアプリケーションの使用方法は業務対象外なのだが、まぁわかればわかるに越したことはないよね…ということと、インフラ周りって落ち着いているときは全く仕事がないので、ちょっと勉強してみようかと思い、この本を書店の店頭で見つけた。
数ページ読んで、なるほどVBAができるとここまで便利に使えるのか…ということが見えてきて、即効購入したのがこの本である。

IT業界に足を突っ込むようになって15年以上経つが、基本私は技術職以外の仕事がほとんどなので、まぁレベル感としては、エンドユーザとしてはITが結構使えるほうだという程度、200人ぐらいのネットワークの運用管理はできるけれど、それ以上大きいとまぁちょっと勉強し直さないと無理かなというのが現状の私のレベル。
ちなみに開発経験、プログラミング経験は全くなし。

43歳になってプログラミングを一から学んで何かを書こうという気はないが、まぁ多少なりとも読めれば便利だろうなぁと思う場面はしばしばある。そんな私にピッタリだっったのがこの本だ。

バグが仕込んであるサンプルプログラムを題材に一行ずつゆっくり辿って行き、あ、この書き方だとこういう問題がでるのか、変数ってこうやって使うのか、なるほどこういう場合はこの行はもっと先に実行しないと駄目なのね…というのがわかり、プログラムの動き方というのが見えてきた。

この手の本で最後まで読み通せる本というのはなかなか見つけることができない。
本に登場するカエルくんというキャラクターの表情がまた繊細で良くて好みなのが、難しい話でも易しく読ませてくれるポイントになっている気もする。
ということで、すっかりハマり、この本以前に出版されていた同シリーズのExcel VBAの本にさらに取り掛かっている。
確かに最初の本から読むというやり方もありだと思うが、これからバリバリ開発を学ぼうという人でなければ、最初の本のプログラミング用語解説から始まるとちょっと眠いような気もするので、私のこの読み方もありなんじゃないなぁと思う。(そういう人口がどのぐらいいるかはさっぱりわからないけれど…)

とりあえずこの機会に同じ著者のAccessもひと通り押さえておこう思うのだ。多分、今の職場を離れるとまたしばらくWindows環境から離れちゃうので。
久しぶりに「本の勉強でもここまで来れるのかー」と感動した1冊。学校通わなくても随分といろんなことがマイペースでできるもので、それを思い出したことが私には大きかった。

著者の立山秀利さんのオフィシャルサイトはこちら http://tatehide.com

以下のリンクは私が読んで学んだ順序で並べておきます。

順々にスキルを積み重ねて行きたいとい方、出版時期通りに読みたいという方は、「デバッグ力でスキルアップ!Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本」は最後に読むと良いと思います。

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