逗子日記:二〇二二年五月 蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ)

朝からどんよりとした曇り空。低気圧の影響で頭が重い。

昨晩は夫が23時過ぎに帰宅し、さらには朝から仕事に出かけるらしく4時からバタバタと風呂など沸かしているので、どうにも睡眠不足のダブルパンチ。

布団の中でうだうだしながら、「君がいない夜のごはん」を読了する。

お風呂に入り、一人分の朝ごはんを食べて少し復調。

庭を眺めると、先日、植木屋さんが下草を刈ってくれたおかげですっきりしている。
なぜか少し季節をずらして、朱色に近いオレンジ色の皐月が少しだけ花をつけている。

本日は第17回となる読書会。

受付開始:サードプレイス #17 課題本「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく 」

途中、犬が騒ぐ事態が生じたが、新しい参加者2名も加わり和やかに楽しく終了。
皆さんの意見や物の見方、これまでの経験などを伺いながら、1冊の本を媒介に話しあうのは楽しい時間だ。

会が終了すると、途端に緊張感が切れたのか頭痛がぶり返してきた。
冷凍の玄米を解凍して、お茶漬けにして食べて、コタツで昼寝。この週末にはコタツの布団を片付けようと思っているが、やっぱりあると便利だ。

1時間ほど眠り、起きて家事を片付けていたら夫が帰宅。
聞いていた予定よりも2時間ほど早い。

週次レビューで一週間の振り返り、来週の予定確認、それから家計簿をつける。
低気圧で頭が動かず身体がだるいときは、こういうルーティン化された作業が一番ラクな気がする。
なんにもしないのも、「あー、また低気圧でなんにもできなかった」と滅入ってくるし、なんにもしなくて横になったからといってよくなりもしないのだ、実際のところ。

来週は東京に出る用事があるので、ついでにどこかの美術館に行こうかとしばしネット巡回。
あんまり欲張って予定を入れると、疲れるし直前に何もかもイヤになりかねないので、ゆるゆるな感じで行けそうなところを見つける。
とはいえ、どこにも行くにも逗子からだと2時間は掛かるのね、やっぱり。

夕方前から、まったく頭が動かなくなってしまったので、犬の散歩は夫に任せて、ニーチェアでダラダラ本を読む。

図書館から借りてきた「1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本」というタイムリーな本を読む。

この本によると、私の場合気圧の変動も辛いのだが、それだけじゃなくて温度差の影響もかなり大きいタイプの様子。
気圧は頭痛に直結するが、寒暖差は怠さにきている気がする。

耳が冷たくなるのに弱いのも確かで、冬はイヤーマフが手放せない。耳が冷たくなると頭痛はかなりひどい。
耳を温めるマッサージは参考になった。あとは汗をかきやすい体質になることも重要だと知る。
私はほとんど汗をかかない‥というか、かなり汗をかきにくい体質なので、ここは結構ポイントかも。

ランニングを定期的にするというのがオススメのようだけれど、近所は走るのに適した道がとても少ない。海岸を走っている人は何人かいるが、砂浜の負荷は私にはかなりキツイし、やたらに知り合いに会うのもうーん・・・という気がする。

障害者手帳があるおかげで、図書館そばのプールに無料に通えるチケットがあるのだが、こちらを利用するのが良さそうに思う。二の腕のたるみがひどい‥という別の悩みにも対応できそう。
でもどこから時間を捻出しよう。

晩御飯は、一度に出すのではなくお惣菜を2品まず出して、それを食べてからまたキッチンに立って作って出す方式にするという提案が夫から。
一度に出すと、温かいうちにまとめて出すのも大変だし、それに食べるのも忙しいから‥ということらしい。
作って出してもらう私としては有り難いけれど、都度キッチンに立つのが私なら面倒だが…。

我が家のキッチンは、食事をする居間から離れており、キッチンから居間に食事を運ぶには、仕事部屋→廊下→居間、 もしくは洗面所→寝室(布団があげてあるので日中は単なる部屋)をぬけなくてはならない。
マンション住まいだとピンとこないと思うのだけれど、日本家屋って部屋に何箇所も障子だの襖だのあって、出入りできる扉にあたる部分が多い(そういう意味で個室が作りにくい)のでキッチンからの動線がとても悪いのが今の家。

こんな家でそんなマメなこをしてくれるなんて有り難いこと。
燗酒を呑みながら、まずはそら豆を皮ごと長い時間茹でて、そのまま皮ごと粉チーズとオリーブオイルで和えたもの、それからゆで卵といんげんを粒マスタードで和えたものをいただく。

燗酒の味がいつもと違うように感じるのは、やっぱり体調が悪いんだな。

しばらくして、ロマネスコ・ヤングコーンをクリームチーズで和えたものが出てくる。この後ラム肉を焼く予定だったみたいだけれど、ゆっくり食べて呑んでいるうちにお腹がいっぱいになって、翌日に回すことに。

この食べ方だと食事の量が減るかも‥という結論に。

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