逗子日記:二〇二二年十一月 朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)

6時前起床。
太陽が昇る時間が遅くなるにつれて、自然に目覚める時間が遅くなる。人間の身体ってどんなに時代が進化しても自然のリズムにあっているらしい。
今日の日の出の時刻は 6時28分らしい

夫が出張先に、持っていく書類を忘れた・・という連絡がきたので、書類の写真を撮ってデータを送る。
久しぶりに夫のクローゼットを開けると、絶対いらないよね・・という書類がクローゼットの下に散乱している。
捨てるのが下手な人ってファイリングも下手だったりするんだよな。

ラジオ体操には十分間に合う時間だし、たまにはラジオ体操の皆さんにご挨拶もしたいのだが、寒がりの私にとって最低気温の時間帯に外に出るのは、相当なインセンティブがないと無理。
結局、朝食を食べてから、犬の散歩に出かけることにする。

朝ごはんは残っていた玄米をチャーハンにする。
具材は、人参のぬか漬けの残り、自家製の紅生姜、ちりめんじゃこ、茗荷。
すべてみじん切りにして投入。味つけはこれに醤油を少し垂らしただけ。
汁物は昨日のうちに作っておいたベジブロスを使って、最近出回り始めた菊芋と半端に残っていた玉ねぎを投入。
味見をしたら、味噌汁よりも中華スープにしたほうが良さそうだったので、鶏ガラスープの素を入れ、最後に胡麻を入れ、器によそいごま油を少しかけていただく。
菊芋はぬか漬けにしちゃうことが多いけれど、汁物もいい感じ。ジャガイモほど重くない。

寝具のカバーを交換し、布団を干して、8時から散歩に出かける。
久しぶりに町の中を散歩。
くるみ(ミニチュア・シュナウザー 4歳)は、山>町>海の順で好き。ようは海が一番キライなので、海に行かないとわかるとお尻がウキウキしだす。
11月の終わりにしては例年より温かい気がするのだけれど、気のせいかしら?
田越川沿いの桜は葉を落とし、徳富蘇峰の文字が彫られた石碑そばの銀杏は見事な黄色に色づいていた。

あれこれ諸事情が重なって我が家には現在7.5kgの新米の白米があり、そこに親戚から地元の新米5kgが送られてきた。
我が家は基本的に玄米中心で、白米を食べるのはお客様が来たときと、浸水時間が長く取れないときだけなので、さすがに12.5kgは消費できないということになり、娘たちに声を掛けたら欲しいと言ってくれたので、おすそ分け。

娘家族が海岸近くのカフェで朝食を食べているというので、散歩帰りに立ち寄り、一緒に家までお米を取りにきてもらう。

洗濯物を干して、お天気が良いので座布団も干して、玄関口に落ちていてる枯れ葉などを掃除して、包丁研いでとあれこれしているとあっという間に11時過ぎ。
コーヒーを淹れて、図書館から借りてきたアガサ・クリスティの「謎のクイン氏」の続きを少し読む。

若い頃なら家の中がシッチャカメッチャカでも全然気にならなかったのになぁ・・。
今ではそんな家の中だと、見ていて疲れてしょうがないので、それなりに家事をやる人になってしまった。
若い頃こんなに家の中が気になるタイプだったら、仕事にならなかったな・・とつくづく思う。

お昼ごはんは、全粒粉のフジッリを茹で、夫が作っておいてくれたジェノベーゼソース(大根の葉+人参の葉+ラディッシュの葉で作ったものもジェノベーゼソースと呼んで良い?)をあえていただく。

新米のお礼に叔母に電話をし、40分ぐらい近況報告。
叔父が亡くなってから10ヶ月ほど経過し、夏過ぎから少しずつあれこれする気力が出てきた、医療従事者という待ったなしの仕事が色々と考える暇がないのがかえってよかったと言っていた。
きっと職場でもすごく頼りにされているのだろうなぁと話を聞きながら思う。
1月下旬の叔父の一周忌は、正月明けでコロナの第8波が予想されるので叔母と子どもたちだけで行うことになりそうだとのこと。

さて、お昼の洗い物しなくちゃ・・と思ったら、夫が帰宅。
「一緒に散歩に行くのと洗い物しておくのどっちがいい?」と聞いたら、「どんな二択なんだ、それは」とぶつぶつ言っていたが、一人散歩が夫は嫌いのなので、洗い物をしてくれた。

夫は散歩をしながら、今夜は、晩御飯を作って、家でスマホでサッカー中継を見ながらご飯を食べるのと、仕事で少し難題が片付いたことだし晩御飯を作るのも面倒くさいから外食したいかも…と、どっちがいいか‥と悩んでいたが、「2つに1つで悩むってことは、どっちでもいいってことだから、コインの裏表で決めたら?」と提案したら、コイン占いの結果、自宅でごはんになった。

そして、私は夫がごはん作りの間にこうして今日の日記を書いている。

夫がサッカー中継を見ている間に、購読を再開した新聞を読もう。
NewsDietの本を読み、下記の記事にある通り、2022年3月に新聞購読を止めていたけれど、先週末から再開。

Book Review: News Diet

2022年3月の振り返り

必要時に新聞はコンビニで買おうと思っていたが、何しろ近くにコンビニがあるような環境でもないので、新聞と無縁の生活になってしまっていた。その生活に特に不便もなかった。

そんななかで今回購読を再開したのは、下記の映画を観たことがきっかけ。

原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち

原発稼働も「News Diet」に書かれているように知ったからといって、稼働を止めることができるわけでもなく、また稼働を進めることはできないのだけれど、だからといってこのような大きな社会的課題に対して、全く自分の意見がないってどうなんだろう?と映画を見て考えた。

Yahooニュースはざっと見出しだけ目を通すと、不登校Youtuberの話しとかが扇情的なタイトルが多いだけでげんなりするし、Tiwtterのトレンドはデジタルマーケティングの仕事に関わっていたときの癖でつい見てしまうけれど、ここも針小棒大な話が多く、どちらもつい見てしまうが全くニュースソースとしてあてにならないので、まぁ少し新聞を読むようにしてもいいかなと思い、再開。

新聞を読み始めると、インターネットというのは興味を持ったものを調べるにはある程度良いのけれど、知らないものを知る機会というのがなかなか生まれにくいなと痛感。しばらく継続しようと思っている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。