逗子日記:二〇二三年九月 草露白 (くさのつゆしろし)

昨晩のうちに台風13号は、熱帯低気圧に変わったようだ。
この台風の影響で、昨日までの3日間はほとんど何もできなかった。
倦怠感と眠気がひどく、最低限の家事(洗濯と犬の散歩)と仕事は事前にスケジュールの決まっていた打ち合わせやセミナーに出席した程度。
食事も夫が出張に出るなり、めちゃくちゃとなり、「あすけん」の点数も40点台に。
とはいえ、以前ならセットでついてきた片頭痛がないのは、とてもありがたくい。
おかげで本は随分と読めた(寝ながら)

今朝は起きてみたら、「あ、不調抜けたかも…」という実感があった。
雨雲レーダーを確認して、くるみ(ミニチュアシュナウザー5歳)と散歩に出て、彼女の大好きな京急の電車を眺めて、帰宅。
途中から、小雨がぱらついたと思ったら、どんどん雨足が強まってくる。

すれ違う早朝散歩や早朝ジョギングの方たちと、雨雲レーダー見る限り、雨雲いないのにねぇ…と挨拶しながらびしょびしょになって帰宅。

体調が戻ったからと、張り切ってできなかったことを取り戻そうなどと思うと、ろくなことが起きない年頃なので、のんびり朝食の支度を始めつつ、洗濯機を回す。

朝食を作るついでに生姜紅茶を淹れ、サーモスのボトルに詰めておく。
冷たいものを飲むと、途端に調子を崩すのでなるべくこうしておこうと心がけてはいるけれど、暑い時期やここ数日のように体調が悪いと、こんなことすらとても億劫になる。

昨晩は、7月以来初めてエアコンをつけずに眠った。
「涼しい」が「寒い」に変わるまできっと今年もあっという間だろう。生姜の購入頻度また上がりそう。
そろそろまたジンジャーシロップも仕込んでおこう。

坪庭になっている花梨と夏みかん。
どちらも1つだけ実がなっていて、この台風でも落とされなかったようだ。これもそのうちはちみつ漬けとジャムにしようかな。

朝食は、きのこの味噌汁(エリンギ、まいたけ、しめじ、ひらたけ)ときゅうりのぬか漬け、それに炊きたての白米。
炊きたての白米が何よりのご馳走。
2合炊いておき、今日のの終わりに残った白米を冷凍にして、明日は玄米を炊こう。

食後は、縁側で生姜紅茶を飲みながら、「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門を読む。

コーチングのクライアントさんに教えていただいた本。
マインドフルネスの本を読んで、なるほど…となっても、そこから具体的にどういう習慣と通じて実践していくのかは難しい。

せいぜい続けられる人でも、瞑想習慣ぐらいではないかと思う。
この本には「今」につながるために、こういうのをやってみると良いというのが一週間ごとに書かれていて、とてもやりやすいと思う。

私自身がマインドフルネスのような考え方に最初に接したのは、1990年代後半に「タイムシフティング―無限の時間を創り出す」という本。
この本から、ティク・ナット ハンを知り、2001年に「禅への鍵」を読んで、この禅僧の本をいくつか読んだ。
(当時の彼はそれほど著名な人ではなく、日本語で読める本はそう多くなかったと記憶している)

Amzaonで見てみたら、絶版のようで結構な値段がついているみたい。
今でも手元にあり、手放す気はないが、「おお!」とは思ってしまった。

近年は生産性上げるツールのように扱われたマインドフルネスブームにげんなりし、 マインドフルネスの関連本は随分と読んでいないため、今回も紹介がなかったら出会えなかった本だ。

私も1日少しの時間でも瞑想をするようにはしているけれど、紹介された本を読み、なんだか自分の今の瞑想は単なる習慣みたいになっていて、ちょっと違うかも…と考えさせられた。
一気に読んでしまう本ではないので、ゆっくり読んでいるが、読み終わった後はそれこそ、毎週読んでここに書かれている習慣を繰り返してみたいと考えている。

あちこちに掃除機をかけたり、布団乾燥機をかけたり、洗い物して洗濯物してととりあえずたまっていた家事は7割ぐらい片付いたかな。

斜め向かいのマンションで非常用ベルが鳴り出し、5分経っても収まらず。
入ったことはないが、管理人さんが常駐しているイメージがないので、とりあえず110番しておく。
マンションの住人たちも10分過ぎても止まらないので、わらわらと出てきて、しばらくすると消防車がやってきた。
ベルが収まるまで40分ぐらいはかかっていたと思う。
その後、現場にきた警官方にあれこれ聞かれて、なぜか生年月日や仕事まで聞かれ、怪訝な顔をしてしまったのか、こういった個人情報はどこかに残すわけではないけれど、上司に報告を全部あげないとならないんです‥と説明された。
どこでもそうだけれど、こういう事務仕事と現場仕事を両方やらなきゃいけない仕事って大変だろうな。

お昼は朝の残りの味噌汁と白米でオイルサーディンを1缶使って油ごと炒め、そこに長ネギ、醤油、レモン汁、七味唐辛子を足して、オイルサーディン丼。
ハイカロリーで滅多に作らないレシピ。

これも一汁一菜か?と考えていたら、次回の読書会の資料をまだ作っていないことを思い出す。

受付開始:サードプレイス #23  課題本「一汁一菜でよいという提案」

課題図書の「一汁一菜で良いという提案」は、奥は深いが読みにくい本ではないので、読書会当日に見せるプレゼン資料も非常に簡易なもの。

料理家の人の書く文章は良いものが多いように感じる。
観察力や五感を料理を作る上で使うことが関連しているのかもしれない。
今、読んでいる図書館で借りてきた「10品を繰り返し作りましょう~わたしの大事な料理の話」を書いたウー・ウェンさんの本も、料理のレシピも勿論素晴らしいけれど、それ以外の著者の日々の暮らし方や感じ方についての文章なども引き込まれるものがある。

この本のように固定レイアウト本はiPadのKindleアプリで読むのが読みやすい。
この手の本は溜まりがちだし変型版も多く書棚に収めにくい、レシピ本は汚しやすいし、読み終わって返却したらきっとKindle版を買うだろうな。

犬の散歩を終えて、明日の晩は夫が遅くに帰ってくるようなので、キーマカレーを仕込んでおく。
どうして男性はカレー好きな人が多いのかなぁ…と考えながら、玉ねぎをひたすら炒める。

過去の同時期

逗子日記:二〇二二年九月 草露白 (くさのつゆしろし)

この当時使っていたDotHabitは、随分と前に削除した。
今は習慣化したいものをチェックするには、DotHabtの前から使っていた最後はいつ?で統合することで充分だった。
寂しくなるぐらいシンプルなUIが使いやすい。

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