逗子日記:二〇二三年十一月 虹蔵不見 (にじかくれてみえず)

昨年の日記(下部参照)でも書いているが、今日は二十四節気の小雪であり、いい夫婦の日でもあるらしい。
トイレにある日めくりに書いてあった。

夫にそう伝えると、最近朝の海岸散歩に我が家を上回る仲の良いご夫婦が出没し、我が家と年もそう離れておらず、これではご近所の仲良し夫婦No.1の座が危ういかも…と言い出した。

いったいいつから我が家が仲良し夫婦No.1の座についたのかさっぱりわからないのだが…。

朝夕の犬の散歩に夫婦揃ってという家は確かに少ないし、ご夫婦の片方が犬の散歩に砂浜にいて、もう片方がラジオ体操参加というケースで、同時に海岸にいても二人で会話をしていなかったり、行き来が別だったりするのも見かけるが、別に仲が悪いわけではなく、それぞれの過ごし方だと思うのだが…。

よくわからないけれど、夫は他人様から夫婦仲が良いと言われるのが好きらしい。
若い男性ならともかく、私たちの年代ではちょっとめずらしい気がする。
言われるたびに、いやいや僕がご飯とか作ってるんで…とか、自分が努力してるから…みたいなPRをしているようだ(それは妻のこと下げていると思うんだが…。)
私もたまに仲良しですね…みたいなこと言われるけれど、「仲悪かったら、もう別れているんで…」と心のなかで思うか、相手によっては口に出すこともある。

で、その仲良し夫は今日からしばらく仕事でいないので、今朝から一汁一菜の食事が始まった。
夫不在時の粗食生活はわりと体調を整えるのに役立っているように感じる。

特に何したわけでもないけれど、お風呂に1時間半ぐらい入っていたりしたこともあり(Kindleで小説を再読していたら止まらなくなってしまった)、あっという間に午前中が終わって、歯医者へ歯のクリーニング。
来月上旬は、一度うまく行かなかった骨形成に再チャレンジ。

食材の買い物をして、自宅に戻ると、「近くで工事をしていて、お宅の瓦がズレているようで…」というお兄さんがやってくる。
新しい家は瓦がないことが多く、我が家は瓦があるだけでなく、いかにもお年寄りが住んでいそうに見えるせいか、よくこの手の輩がやってくる。
「大家さんに言っておきますね」で終わり。
「大家さんの連絡先を教えてください」と言い出すときは、「では、名刺をください」というと、そこで終わる。
ご近所はこの手の詐欺まがい営業が最近多くて、誰かに通報される前に止めたほうがいいと思うけれどな。
この辺りは防犯意識も高いしね。
その前はスーツ姿の若者がやってきて、今回は作業着の若者だった。

玄関に入ると今度は知らない電話番号から、着信があり、「私、XXXX社のXXXですが、担当者がまだ打ち合わせの日程を調整できていないようで」と言い出し、私を誰だと思って掛けているのか聞くと、随分以前の顧問先の名刺に基づいて電話しているようだ。
その顧問先を退任したのは随分と以前だし、数年前に大手企業に買収され社名も変わっているはず。
そんなことも確認せずに古い情報をもとに電話を掛けさせられる組織で、営業をやるのは辞めたほうが良いと思うけどな…と心から思う。
もうその企業と関わりないので…と伝えて終わる。

なんだか、こんなんばっかりねぇ…と思い、疲れたので縁側で10分ほどお香を炊いて瞑想。

瞑想でスッキリしてから犬とお散歩。
このところ暗くなるのが早いので、夕方散歩といっても15時台にでかけ始める。
過ごしやすい陽気で気持ちよく、気がつけば1時間半も散歩していた。

風呂と散歩で3時間使っていたら、そりゃぁ大学の制作やる時間もガッツリ取れないわ…と思っていたが、散歩途中に課題で煮詰まっていた問題の解決策がスルスル~っと表れたので、いやこれ3時間作業するより大きいわ…となる。

なんだか随分と物が増えてきたので、また断捨離しようかな…と思い、今日からまた1日1つ何かを処分することにした。
今日は、前回の引っ越しの際に処分し損ねた書類をシュレッダーへ、ダンボール2箱ぐらいあるのだが、家庭用のシュレッダーではそんな大した枚数はできず。
まぁ、とりあえずは前に一歩踏み出しってぐらい。

昨年同時期

逗子日記:二〇二二年十一月 虹蔵不見 (にじかくれてみえず)

一昨年同時期

逗子日記:二〇二一年十一月 虹蔵不見(にじかくれてみえず)

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