逗子日記:二〇二四年四月 葭始生(あしはじめてしょうず)

4時起床
今朝は夫が早朝5時から仕事に向かうというので、朝の散歩を交代。ラジオ体操にも参加。
昨日とはうってかわって気持ちの良い青空が広がっている。

朝の散歩では5000歩ほど犬を散歩させたいのだけれど(犬にとっては5000歩以上だと思うが…)、どうも転居先が海岸に近くなりすぎて、歩数が減ってしまっている。
5000歩になる気持ちの良い散歩ルートを決めておきたい。

家に戻って雨戸を開ける。
雨戸を開けたり閉めたりは、一日の始まりと終わりの儀式みたいなメリハリがついて好きな家事だけれど、1階と2階にそれぞれ4箇所ずつ雨戸があり、計8箇所というのは、建付けが悪いこともあり一仕事だ。

雨の翌日なので、今日は草取りをしようと目論んでいたが、洗濯物を干したりなんだりしているうちに、あっという間に日差しが強くなってしまったので、ほんの少しだけ。
以前から気になっていた草刈り道具をAmazonで発注する。園芸に関する買い物が逗子にきてからとても増えた。

転居したばかりのため、四季が一巡しないと庭に何が植えられているかわからないので、以前の転居のときと同様にこちらも二十四節気にあわせてInstagramに写真をアップるすことに。

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本日締切の仕事を昨日のうちに何とか終えることができたので、その分時間がぽっかりと空いたことになるのだが、引っ越したばかりの家というのは、どこを見てもやることがあって、どうもゆっくり座って休むというのができない。
そもそも休憩下手なのだが、ますます拍車がかかった気がする。

あちこち掃除をしながら、それぞれの箇所の掃除でどこまで何をやったのかをノートに付ける
夫にはそれを見て、例えば縁側の掃除というのはどこまで含まれるのか、(我が家の場合は、縁側掃除は掃除機+拭き掃除にプラスして天気が良いとそこに座布団干しがセットになる、干した座布団はその後コロコロをかけて和室に戻す)などを知ってもらう仕組みにしたい。

家事アプリでタスクを共有するにも、そのタスク(ここでは縁側掃除)にどこまで何が含まれているか?というのが共有できていないと意味がない。

細かい部分をを口頭で伝えると我が家の場合揉めるケースが多く、さらにこちらとしては掃除ができてない場所から優先してやってほしいので、とりあえずアナログにノート運用で。
スプレッドシートでリスト化も考えたけれど、毎日やる家事もあれば、週イチ、月イチで良いものなどあれこれあって、かえってややこしいことになりそうなので、アナログで試してからでデジタル化できそうなところをデジタル化するほうが我が家には合っていそう。
現場をDX化するというのは、その現場ごとのクセみたいなものを含まないと形骸化しがちだからな。

4時から起きて、ずっと動き回っっていてさすがに疲れてきたので、コーヒーを淹れてエシレのサブレでおやつ休憩&読書。

昨年同時期の日記を読み返すと、モリスの「小さな芸術」を読んでいた。
まさに今再開して読んでいる本。
昨年この時期は大学の課題に追われていたから、なし崩しに読むのをストップしたのだと思う。
ウィリアム・モリスが当時の社会から美が失われていくことを嘆き演説したものがまとめられている1冊。
一度に通読するような本でもないので、時間を置いてから読んでも十分楽しめる。

先日スーパーで買ったイチゴがびっくりするほど美味しくなかった。
そこにさらに同じイチゴを夫が追加で買ってきた。
二人とも滅多に果物買わないのになぜ?…嬉しくない偶然。

仕方がないのでジャムにすることに。
美味しそうなレシピも見つかったので、イチゴを切って砂糖をまぶす。
切ってみると中かもう固くなっているものもある
(ビワの実の種の周り部分みたいな感じ…といったら、伝わるだろうか?私もこんなの見たの初めてで驚かされた)
果物って時間が経てば熟して美味しく甘くなるものとも限らないのね…

台所に立ったついでに、夫がご近所さんからもらってきた葉山産の筍の一部を土佐煮にする。
夫がアク抜きをして水煮にしておいてくれた。随分と大きな筍なので、醤油麹につけたり、ぬか漬けに漬けても良さそう。
筍御飯は作ると、猪くん(一人娘の旦那様)が作ったほうが美味しいと言われ、腹立たしいので作らない。

くるみ(ミニチュア・シュナウザー6歳)の夕方散歩で、いただいた筍のお礼を言いに行ったら、またもやお土産にストロベリーキャンドルをいただいてしまった。
花の見た目もかわいいけれど、葉っぱの形と手触りのふわふわもかわいい

晩御飯は、夫がいないのでほうれん草の常夜鍋。
このところ、夫は体質的に石ができやすいということがわかり、シュウ酸の強いほうれん草は遠慮したい…というのでしばらくぶりだ。
向田邦子レシピのとってもシンプルな常夜鍋は私の大好物。
ビールを飲みながら、あー、幸せ…と思わず唸る。

忙しかったのか、のんびりしていたのか、こうして読み返してみてもよくわからない1日。
最近こういう日が増えているし、これからもっと増えるのだろうな。
時間に追われている感じがないのは有り難いことだけれど、まだそんな暮らしに慣れていなくて少し戸惑っている。

<昨年同時期>

逗子日記:二〇二三年四月 葭始生(あしはじめてしょうず)

そういえば昨年のこの時期、夫は新規ビジネスの立ち上げで週末は家を開けていることが多かった。
今は既存ビジネスの再構築で、全国のあちこちの店舗を回っているけれど週末や連休は店舗の稼ぎどきだから、むしろ指導にいくと商売の邪魔になるようで、最近は平日に不在にすることが多い。
出張先が全国になると、あれこれお土産が頼めるのが嬉しい。
ネットでも買えるのだけれど、ネットでわざわざ買わないけれど、行くなら欲しい…というのは結構あるかな(笑)

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