逗子日記:二〇二四年七月 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)

4時過ぎに喉が乾いて目が覚める。
昨日は安酒をチャンポンで呑んだせいなのか、はたまた気圧の影響なのか微妙に頭が重い。

夫と犬が散歩をしている間に、長風呂しながら有吉佐和子の「不信のとき」を読み返す。
女性が読めば小気味よいと感じるストーリーだが、男性が読めばホラーかも。
その昔ヒットしたマイケル・ダグラスとグレン・クローズが主演の映画「危険な情事」も男性にとってはホラー映画だと誰かが言っていたことを思い出す。
この小説を読み返してそういえば「試験管ベビー」という言葉はいつの間にか聞かなくなったことに気づいた。
背景には古さを感じる作品だけれど、ストーリーに古さを感じないのは男女の本質、特に女性の強さが抑制のきいた冷静な筆致で書かれているからだろう。

 
 
 
 
 
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入浴後、長風呂した身体を落ち着かせながら、「ああ、ウィリアム!」の続きを読み読了。
私の好きなエリザベス・ストラウトの作品。
この人の小説は、美しい重奏曲のように色んなパートがそれぞれの音楽を奏でるので、慣れるまで読みやすくないのだけれど、慣れるとハマる。
冒頭から読み進み、次のパートの旋律が鳴り出すとその途端に「これこれ、これなのよー」「待ってましたー」みたいに身体が反射する。
図書館から借りてきて読み始めたが結局買ってしまった…(図書館アルアル)

娘家族から近所のカフェに呼ばれ、慌ててザーッと身支度を整えてカフェで合流。
カフェは我が家からも娘たちの家からも徒歩2分ぐらい。
上の孫を幼稚園に送っていたあとに、娘たちはよくここにいるので偶然会うことも多い。
昨日は逗子のお祭りがあったので、その話をあれこれし、お昼からまた合流して私のお気に入りの器のギャラリーに行こうという話になり、一旦解散。

直売所に買い物に行き、地場産のピーマン、モロヘイヤ、じゃがいも、玉ねぎ、オクラを買い、KALDIによってコーヒー豆、乾物屋で大豆を仕入れて帰宅し、食材の片付けをして再び外出。

娘と一緒に上の孫を迎えに幼稚園へ。
娘は生後45日から小学校に入学するまで保育園育ちで、幼稚園にお世話になったことがなかったので、色々と物珍しくキョロキョロとしてしまう。
連絡帳がないかわりに、ホワイトボードで今日園で行った活動が書いてあったり(この日はスイカ割り!)、子どもたちは自分の棚に荷物があって、それを自分で持って、帽子をかぶって先生にご挨拶をしてから出てくる。
(保育園だと各自の棚は教室の外にあって、そこから親が荷物をまとめて出すので、先生は各自が荷物をちゃんと持っているかなどの確認はない、帽子や防寒着は親が着せるのでこれまた先生の確認はなし)

この日は12時前がお迎え時間だった。
保育園のように夕方の退園後は、子ども連れて、買い物行って、晩ごはん作ってみたいなバタバタ感がなくゆったりしているように見えるが、幼稚園というのは預けたと思ったらすぐ迎えに行くのだから、見た目ほどゆったりでもないのだろうな‥。

下の孫と猪くん(娘の旦那さん)と合流して鎌倉へ。
著名な日本人作家の器というのは、今あちこちで人気があり、某外国人グループによる買い占め及び転売が問題になっているということを本日初めて知った。
あまり詳しいことを書くのは差し控えるが、そんなこんなでこの日は目当ての器は見られず。
自宅に戻ってギャラリー近くの和菓子屋さんで買ってきた麩饅頭を食べ、煎茶を飲みながら、夫にその話をするが、夫は「え?全部売れたんなら、作家の人もギャラリーもハッピーじゃん」と言われ、そうじゃない感がすごいが・・・・。
まぁ、器に特段の興味がなければそういう発想なのかも…。

夫は夕方遅くまでZoomで会議の予定が入っていて、その前にホットクックでカレーを作っておいてくれたので、私は夕食の準備はせずに掃除をあれこれと。

本日の我が家は休肝日。
あちこちのビジネスニュースサイトの記事にまでなっている「バチェレロッテ・ジャパン シーズン3」
我が家はこの手のものは、バチェラー・ジャパン1しか観ておらず、そこで食傷気味になたので、この手のものを観るのを止めていたが、あまりにあちこちで「バチェレロッテ3」が前代未聞!という記事や投稿を見かけるので、数日前から夫と二人で観ている。
今日はお酒も飲めないし、一気に観ちゃいましょうと最終話まで。

うーん、なるほど。これだけ話題を巻き起こしただけあって、観ている側としては楽しめたが、またしばらくこの手のものはもういいね…といういつもの結論に。

昨年同時期

逗子日記:二〇二三年七月 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)

昨年までは海の家もずいぶんと通ったけれど、今年はまだ一度も行っていない。

明日は学生時代からの友人が、週末はコーチ仲間がやってくるので、今年の海デビューは今週からかな。

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  1. 花蘇芳

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