逗子日記 二〇二四年九月 玄鳥去 (つばめさる)

夫が風邪をひいて調子を崩しているため、くるみ(ミニチュア・シュナウザー 6歳)の朝の散歩に出かける。
7時前までは最近にしては珍しく涼しかったけれど、ラジオ体操の終わる頃にはもうすっかり暑い。

くるみはここしばらく湿疹が出ている。
痒みも痛みもないようだけれど、飼い主としては気になるので動物病院に行き薬をもらってきたが、あまり改善していない。
暑さによる散歩時間の短縮=運動不足と、工事で他人の出入りが激しく、その結果2階の仕事部屋に閉じ込められることが続いたことのストレスではないかと思うので、できるだけストレス発散ができる散歩コースを選んで、ここ数日散歩をしている。

夫はオフィスに出勤予定だったが、在宅で会議に出ることになったようで、一安心。
体調の悪い中、30度を超える日中の都内をウロウロされるのはやはり心配。

心配しつつも、元気だったはずの週末からほとんど負担するはずだった家事をやっていないので(私が不在でやる気がでない‥という謎の理由)、家事が溜まりまくっており、私は大変不機嫌。
でも、具合悪いからなぁ…と、顔や声に不機嫌が出ないように気をつけるのが大変面倒くさく、実を言えば今日出勤してくれていれば、もっと早く機嫌をなおせたのに…と思っている。
明日こそ、予定通り外出してくれることを願おう。
一人の時間が少なすぎて、ストレスが…。

随分と久しぶりに義母(実父の三人目の奥さん)から電話がきて、次の三連休に富山で17回忌の法事をやる…という連絡がくる。
それって一週間以内の話では…。

義母本人もとても急だから、来られなくて当然だと思うので無理はせずに‥という話になるが、さてどうしよう。
13回忌のときは、なぜか私に全く声がかからず、妹にだけ連絡し、妹と二人で済ませた…とあとから妹に聞き、なんだそれ?と思っていたので、「そもそもその前に、何で私13回忌に全く声もかけてもらえなかったのでしょうか?妹には連絡があったのになぜですか?」と聞くと、よくわからない返答が返ってきた。(想定通りだ)

普通に考えれば、妹も妹でどうして姉に連絡しない?となるが、私たちの両親というのは、一般常識というものをほとんど教えない家だったし、特に冠婚葬祭についてメチャクチャな家なので、妹は何もわからなかったのだろう‥と、事情がわかるだけに妹に何かをいう気にはなれない。
一方で義母は冠婚葬祭について、常識的な人なのでどうしてそうなった?と感じたわけだが、まぁ父親のことに関しては、義母の常識は社会とズレてしまうことが多々あるから…、今更言ってもね、でもこんなの続けられたら、勘弁してほしいので良い機会なので一言言っておいた。

そんなしょうもない話はさておき、新幹線を調べるととりあえず席に空きはある様子。
一泊して一人の時間を取ろうかな、できればその足で軽井沢の友人に会いたいのだが、先方の都合もあるし、色々と詰め込むと体調崩し…よく考えるとその日は夫も忙しいのでくるみの留守番時間が長くなってしまうか無理か…とあれこれ考える。
とりあえず、夫に話すをものすごく嫌そうに「別にいいけど…」という返事だった。
まぁ、許可取る必要もないんだよな…とイラッとする。

夕方は娘が下の孫を連れてやってくる。お店のメニューを印刷して欲しいというので、まとめて印刷。
プリンターは白黒印刷は問題ないが、カラーだと謎のピンクの線が入ってしまう。
一度きちんと調べなくては。

晩御飯は、カツオのしぐれ煮、茹でた小松菜に醤油麹をのせたもの、豆もやしのナムル、キャベツと焼売を蒸籠で蒸したもの、カツオも焼売も商店街のものだから、ほとんど作っていないが、これだけ忙しいわりに外食せずに済ませただけ偉いと思うことにする。

図書館から予約で回ってきた「大学教授こそこそ日記」を読みながら寝落ち。
相変わらずこのシリーズにはハズレがない。
コーチングクライアントに大学の先生が多かった時期があり、やる気のない学生、学会の煩雑な仕事などでとにかく研究する時間が取れない‥という話をよく聴いたけれど、この本を読むと入試の試験問題作成やその採点、さらに自身の学校を受験してくれるように高校へ訪問に行ったりと、聴いていた以上に研究をする時間を取るのが大変なことがよくわかる。
そしてそこに絡む政治的戦いと義理人情。

大学教員のキャリアアップの話も詳しく、大学によってかなり待遇が違う話などは、大学教員を目指す人も手探りなのだろうし、まして全く縁のない私のような人間には、声をあげて「へぇ〜」と思うことばかりだ。

過去の同時期

逗子日記 二〇二三年九月 玄鳥去 (つばめさる)

漢方のおかげで気圧変動による体調変化は随分とラクになった。
引きずる期間が長くなったと昨年の日記では投げているけれど、今は体調が悪くなっても引きずることが減った気がする。
まぁ、めったやたらに忙しくて気が張っているのもあるような気はするけれど…。

今年は彼岸花がまだ咲かない…とあちこちで聞くけれど、一方でどこでも銀杏がたくさんできているらしいとも聞く。
私も昨日、もう銀杏の実が落ちていることに驚かされた。

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  1. 2020.07.31

    今も昔も

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