逗子日記:二〇二四年十月 霜始降 (しもはじめてふる)

4時半に目覚めて、そのまま起きる。
くるみ(ミニチュア・シュナウザー 6歳)の散歩に行く前に、何かしらお腹に入れておきたいのでホットミルクを飲む。
ゴミ出しは今日はなし、洗濯物は1人分なので今日はやめて明日まとめてやろう。

逗子海岸は曇り空。
犬のお散歩仲間の皆さんにご挨拶とおやつ交換会をして、ラジオ体操。
夫が自分の状況をInstagramのストーリーズにやたらにアップするので、ご近所の方々から夫の体調をあれこれ気遣われる。

自分が若い頃は、中高年の方たちはそんなに病気の話ばかりして何が楽しいのか‥と眺めていたが、年齢を重ねてくると周囲で若くして亡くなる方や思わぬ病気や怪我で大事になる方を見るから、他人事ではないと関心が高くなるのだと最近気付いた。
自分が健康でいたいだけではなく、自分の周囲も健康でいて欲しいから、みんな熱心に情報交換をするのだろう。

今の家は以前の家より海岸に近くなり、砂浜まで数分でついてしまうので、海岸だけの散歩だとくるみが運動不足になってしまう。
朝晩の散歩でそれぞれ5,000歩、1日合計で10,000歩は歩かせたいと思っているのだが、ラジオ体操をしてさらに歩くと1回に1時間半ぐらい取られてしまうのが、忙しいときには辛い。
1日合計3時間の犬の散歩はこのエリアでは珍しくないが、都心だったらかなり恵まれた犬だろう。

帰宅して雨戸を開けて、くるみにご飯をあげて、お米を炊く。
玄米は炊くのに時間がかかるので、その間にあれこれ台所周りの家事を片づける。

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ここしばらく家計簿も仕事の帳簿もつけておらずだいぶ溜まってしまっていたので、朝から3時間ほどかけてあれこれ整理する

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ここ数日、気圧の変動と寒暖差が激しく、頭痛はないが眠気や怠さが出ることがあり、これもしかしてコーヒーを飲む回数を増やすと良いのかも‥と考えている。
といっても、今は1日1杯飲むか飲まないかで、それが2杯になるだけの話。

相変わらずポーレックスのコーヒーミルで豆を手で挽いて、ペーパードリップでコーヒーを淹れているので、コーヒーを1杯飲むたびに時間がかかりカフェイン中毒になるほど飲めない。
コーヒーを淹れる時間が自分にとっては、休憩時間になるので、2回ぐらいあったほうがむしろ良いかも…。

色々やっているが休憩下手はなかなか直らない…。
休憩を取らずにガーッと作業を進めるか、休憩を取りすぎてペースを崩すかのどちらかだ。
コーヒーは朝食後と昼食後ぐらいが良いタイミングかもしれない。
最近は疲れすぎて、バタンと寝てしまい、暑さが収まったせいなのか疲れなのか夜中に目覚めることもなくなってきたから、多少カフェインが増えても問題はなそうな気がする。
また過敏になったら減らせば良い。

前にも書いた気がするけれどエネルギー切れを起こさないようにするのに、私の場合は活字を読むこともかなり重要。
ややこしいのが活字を読むと言っても、電子媒体だといくら読んでもエネルギーに転化しないこと。
紙で読まないとどうも駄目みたい。

今は図書館から借りてきているノンフィクションを読んでいるのだけれど、ノンフィクションだけだとどうもまた落ち着かず、並行してフィクションも読んだほうがなんとなく調子が良いのもわかってきた。

このところマンガ以外の本があまり読めていなくて、エネルギーが枯渇しがち。
こうして加齢とともに気力も体力も衰えて本が読めなくなってくるのかな‥とふと思う。
それにはあまりに積読が多い。
全く読んでいないという本は以外に少ないのだけれど、何かしらの中断が入って最後まで読めていない本は多くて、それらは少なくとも一度は読んでおきたい。
そして再読したい本もたくさんある。

今すぐ読むべき本は?読みたい本は?と考えている時間が長すぎる気がするので、とりあえず本棚端から順に読んでいこうと思って本棚を見たら、そこにあるのはガルシア・マルケスの「百年の孤独」だった。
今年ようやく文庫版が出て、随分と話題になっていたが、私が持っているのはハードカバー、多分以前に2回は通読しているはずだ。

30代の頃に、ガルシア・マルケス、パウロ・コエーリョ、マリオ・パルガス・リョサは読みなさいとスペイン人の上司に言われて、この南米文学の代表的な作家たちを読んだ。
多分、彼に言われなければ手が出なかった作家たちばかりだったが、読んで後悔のない作品ばかりだった。
読み返すのにいい時期だろう。
急ぐことなくゆっくりノートを取りながら「百年の孤独」を読んでいこう。

どしゃぶりの雨が降ったかと思えば、あっという間に雨が上がり、霧雨になったようだ。
雨の合間を狙って期日前投票のために市役所へ行くと、生まれて初めて出口前調査にあたった。
20歳で選挙権を持ってから一度も選挙をサボったことがなかったが、これまで見かけたこともなかった。
降ったり止んだりの雨のなか、買い物をサクサク終えて自宅に帰る。

パソコンを使う仕事をあれこれ片付けているうちに、電話会議。
オンラインじゃなくて本当に電話で打ち合わせ。
お相手は一次産業の方で作業の合間に会議の時間をいただいたのだ。
お互いの条件を伝え合ってサクサクと良い感じに進んだ。

雨が止むのを見計らって、くるみと夕方のお散歩。
またまた雨が降ってきて、1500歩ぐらいしか一緒に歩けなかったけれど、私は途中の買い物もあって結局1万歩以上歩いたみたいだ。
スマホの歩数計なので、家事のときは机に置きっぱなしでカウントされていない。
本当はトータルで何歩ぐらいなんだろう。

昨年同時期

二〇二三年十月 霜始降 (しもはじめてふる)

以前の家のお庭の写真を見ると、その当時の記憶がくっきりと戻って来る。
以前の平屋の家の庭は季節ごとに何かしらの花が咲くように木と花が配置されていて、本当に良い庭だったな…と思う。
今の家は、もともと池があったこともあり(現在はつぶされている)、広いのだが庭木は少ない。
その分ベンチなどを置くことができて、昼呑みをしたり犬のお散歩仲間と遊べるのが良い点だ。

卒業制作関連の資料で昨年のこの時期は、仕事部屋はかなり混沌としていた。
この時期はまた卒業制作関連の本ばかり読まなくてはならず、そういえばストレスが溜まっていたのもあわせて思い出す。

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