こちょこちょとお化粧品の断捨離をやっています。
まだ上記ブログは途中経過を書いていますが、この後これが進んでいってスキンケア化粧品を大幅に減らすようになりました。
で、そんな中である日気がついたのが、ほうれい線が薄くなっていること。
あれ?ひょっとして色々化粧品をつけないほうが良いのかしら?そういえば「肌断食」って言葉聞いたことがあるけれど、もしかしてそれ?
ということで、図書館で借りて読んでみました。
2013年出版の本ですが、今でも人気があるようで予約待ちしました。
著者はお化粧の専門家ではなくて、ドイツ語の翻訳家の方で、徐々にお化粧とスキンケアを止めていく過程が時系列に書かれています。
もともと大雑把でものぐさな性格なのと、翻訳という仕事がらあまりお化粧をしなくても済むという環境が幸いして、北里研究所病院に通いながら、着々と肌断食をしていく話は非常に読ませます。
肌のバリア機能の話は、なるほど!と思わせるものが多々あり。
保湿のために肌にあれこれつけることが、どんどんと自分自身の中のバリア機能を失わせていくということ、この辺りは実生活でかなり思い当たる点がありました。
洗い過ぎがむしろ問題を引き起こすというのは、以前に読んだ「人体常在菌のはなし ―美人は菌でつくられる」(この本もかなり面白いです。読み物としても)にも出ていたので、既にダブル洗顔とかオイルクレンジングというのはだいぶ以前にやめていましたが、この本でさらにこすることが非常に肌に負担をかけるというのもよくわかりました。
どうもこの本を読んで、ほうれい線が薄くなったのは、これまでのクレンジングからミルククレンジングに代えてこすることがほとんど無くなったからではないかなぁと気がつきました。
ちなみにミルククレンジングの後は、何もつけないでそのまま寝ちゃっています。なんか上からつけるとベタベタするのと、翌朝別に特に問題もないようなので、そうしていましたが、この本によるとそれは正解のようです。
ちなみにウォータープルーフ仕様のファンデーションでなければ、クレンジングじゃなくて、石鹸でも良いとのことが述べられていますが、リキッドファンデーション派なので、このへんはまだそのままクレンジングを使っています。
この本自体も、とにかくスキンケア商品全部止めて、肌を若返らせるのじゃ!という押し付けがましい本ではなくて、止めても良いのでは…と言う感じです。
以前から気になっていたのは、やたらに数値の高いUVカット商品。これは以前にもどこかで数値が高いほど、肌に良くないというのは書いてあったので漠然と知ってはいたのですが、この本を読むと、さらに数値が高くてもほとんど効果はないとのこと。
それに最近のメイクアップ商品にUVカット効果ってかなり入っているので、わざわざUVカットの乳液とかをつけるのは止めました。
ただ、気になるのは首筋で、ここについては日中外にいることが長い日はやっぱり怖くてつけちゃっています。
この本を読んで、化粧水を神経質につけるのは止めました。
基本はつけなくなりました。
以前は結構こまめにローションパックやっていました。でも、特に変化は見られませんね。化粧崩れがひどくなるようなイメージがあったのですが、私の場合は、あんまり関係ないようです。
まぁ今は夏場なので良いのですが、冬場はこれで大丈夫なのかな?というのは今年試してみたいところです。
ファンデーションは、リキッドよりはパウダーのほうが良いようですが、リキッドじゃないとうまく広げられない不器用な私は、そのままリキッド使っています。
シャンプーも止めちゃう…というのは、素晴らしいご英断だとは思うのですが、ちょっとそこまでは私は踏ん切れませんね。
1年ぐらい前から、漫画家西村しのぶ氏のお薦め、バックスナチュロンのシャンプーとリンスを使っていて抜け毛が減り、気のせいか髪の毛1本の太さが太くなったような気がしています。
合成界面活性剤が入っていないので、とりあえずこれで続けてみようと思っています。
でも、シャンプーとリンスのボトルがなくなったら、お風呂場すごくすっきりするだろうなぁ…と羨ましく思います。
本全体として、メイクアップ化粧品よりも問題はスキンケア化粧品にある…というのがかなり強く訴えられていて、なるほどねぇと思う部分が結構ありました。
ぐいぐい読ませてくれて、あっという間に読めるのですが、中身は濃かったです。
集英社
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