あなたは、部下の言い訳にうんざりすることはありませんか?
やるべき仕事が期日までに終わっていない、売上が全く達成されていない、顧客へのフォローがなっていない。
このようなケースを部下と話し合うときに、部下から様々なな言い訳をされて何だかすっきりしないまま終わってしまったケースというのは、結構よくあること。
部下に言い訳を止めさせるにはどうしたら良いのでしょうか?
そもそも部下は何のために言い訳をするのでしょうか?
大体の場合、言い訳というのは「自分の身を守るために」するものです。
部下は何から身を守ろうとしているのでしょうか?
恐らくは上司であるあなたや周囲からのからの叱責、悪い評価を下されることから、身を守るために言い訳をすることが多いでしょう。
部下に言い訳をさせないようにするには、逆説のようですが「相手の言い訳を口をはさまずに聞く」というのが大切です。
途中で上司のあなたが口をはさめば、今度はその指摘に対相手は言い訳をすることになり、言い訳が増えるばかりですし。時には、話しが本筋からそれていってしまい、そもそも何の話を何のためにしていたのかわらなくなってしまうことも多々あります。
言い訳にはもう一つ問題があります。
それは言い訳をしているうちに、部下が自分は問題なかったと本当に思いこんでしまうことです。
自分が挙げたできなかった理由に、自分自身も納得してしまい、「しょうがないや」ということになってしまいがちです。
問題には、2種類あります。「自分の力で解決することができるもの」と「自分の力では解決できないもの」です。
職場の問題には、大体の場合、その両方が含まれていることが多いのですが、言い訳を繰り返すことで、後者の問題(自分の力では解決できな問題)ばかりがクローズアップされ、前者の問題から目をそらしてしまうことが多々あります。
これでは部下の成長は望めません。
部下にとって大切なのは自分の問題に目を向け、それを改善する方法を考え、実際に行動にうつすこと。
自分へのコミットメントです。
部下の言い訳の途中で、あなたが口を出すことで、部下の自分自身へのコミットメントは引き出せますか?
あなたの本当の目的は何ですか?
もしもそれが部下の成長や一人前になることであるとしたら、
「君の事情はわかった。じゃぁ、どうすれば良いと思う?」と質問してみましょう。
そう、部下に考えさせましょう。
あなたの仕事は部下の代わりに仕事をしてあげることではなく、部下を成長させることではありませんか?
そうなんですが・・・
部下自身には解決できないこと、もっと視野というか
視点を広げないと解決できないこと、
そういう時に上司を使うんだよ、ということが全くわかっていなくて、
ハムスターのように空回りして、
逆に部下自身の範疇で解決すべきことをやっていないと、
かーっとしてしまい、後で反省する、
の繰り返しをしているような気がします。
進歩しないのは自分かもしれない、と思ったり。
来年は少しは進歩したいと思います。
コーチング風に質問するならば・・・・。
1.どうして部下の方は上司の使いかたがわからないのでしょうか?
2.なぜ自分の範疇で彼(または彼女)は解決すべきことをやっていないのでしょうか?
3.部下の視野を広げるにはどんな方法がありますか?
4.貴方が部下をサポートするのに、今すぐにやるべきことはなんでしょうか?
というあたりでしょうか?まだまだたくさんありますけど、ちょっと思いついたものをざっと書いてみました。
来年もお互いサラリーマン生活頑張りましょう。