少し以前になりますが、ブログで「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本を紹介しました。
この本を購入すると、自分の持っている強みをWeb上で診断をすることができます。
私のブログを読んで、何人かの友人とブログの読者、それからコーチングのクライアントの方々がWeb上の診断結果をMailで知らせてくれました。
その大半は仕事を持つ女性ばかりで、20人近い方々の結果を興味深く読ませていただきました。
驚いた事にその中のほとんどの人が(私も含め)、強みに「学習欲 」が含まれていました。
一方、私はコーチングを初めて以来、大半は女性のキャリアというのがテーマになっているのですが、その中で必ず出てくるトピックに、
「そもそも自分はなぜ働いているのか?」
「自分はキャリアの上で何を実現していきたいのか?」
「自分にとっての最適なワークライフバランスはどこなのか?」
ということがあります。
この両方を併せて考えて、私には一つの仮説が浮かびました。
結果を知らせていただいたほとんどの女性は、確固たるキャリアをきちんと築いている人ばかりです。(何を持って確固たるキャリアというかの定義は難しいですが、ここでは話をわかりやすくするために、同世代の男性に劣ることのない、ポジションと仕事のミッションそして経験を持っていると仮定します)
この人たちは、就職すると持ち前の学習欲を活かし、熱心に業務内容を学び、さらにはその周辺部分についても学びます。
当然、仕事の能力は学習に応じて向上していき、同時にやりがいのある仕事を得るチャンスも広がります。
学んだ内容を活かすのは楽しいので、仕事も楽しいという好循環に入ります。
それが年数を重ねるうちに、責任と給料と労働時間が増えていきます。
また、年齢が上がるにつれて家族を持ったり、両親の世話をしたりと自分ひとりのことだけ考えていれば良かった環境から、環境が変わっていきます。
そうすると改めて自分のキャリアについて、考えなくてはなりません。
それが上記の3つのトピックになってくるのではないかと言うことです。
問題はここからは、一人一人目指すものが違ってくるということでしょう。
入社当時であれば、「社会人として早く一人前になる」「経済的基盤を確立する」「一生続けられる仕事に就く」というようなものであったのが、学習欲を活かし数年で達成してしまった後、じゃぁ、どうしよう?そもそも何でこんなに頑張っているんだろうか?なんのために?と
なってきているような気がします。
私はこれらのことについて、考える時期というのが、女性のキャリアの第二期(第二次成長期?)なのかなと最近思っています。
このことについては、もうちょっとじっくりコーチングの中でも、自分のキャリアの中でも考えていきたい、と思っています。
追記:
上記は2005年の記事です。
私の朧気な記憶では、この本はこの少し後に勝間和代さんに取り上げられたことなどもあり、かなり売れた記憶があります。
実際試してみると非常に面白いテストです。
今でも初めてコーチングを受ける際に、このテスト結果を持ってきてくださる方は結構いらっしゃいます。
確か、強みも時間の経過に伴い、結構変わるものだという話だった気がします。そのうち自分でも受けなおしてみようかなぁと思います。
ここではキャリアの第二期と書きましたが、今の私は多分第三期。もう家族のことを考慮に入れて働く必要がほとんどなくなりました。
働くことが好きなので、今考えているのはどうやったら細く長く死ぬまで働けるかなぁ‥ということです。
学習欲って確かに自分にもあると思います。
この学習欲なぜもっと若い頃、受験の時になかったんだとも思いますが。
ところで、私は女性のキャリアの第二期なんでしょうか?
学習することは、決して嫌いではないのに
学習欲が強みにはありませんでした。
調和性なんて強みに出てきてびっくりしましたが、
もしかしたらそうなのかな~と思い
ちょっと肩の力が抜けました。
ピレネーさんご自身が私の思う第二期にあたるかどうかは、もっとお話してみたいですね。
同じ役職名というご縁もありますし(笑)
もしかすともうそのあたりは、通り抜けていらっしゃるかもしれないですね。
この件については、もっと深堀が必要だなと自分でも思っていますので、しばらく考えながら、また描いていきたいと思います。
私はMICRAさんの調和性は納得~と思い増したよ。私にはすごくうらやましい強みです。
学習欲も多分出ると思うんですが、その他の強みがもっと強かったのではないでしょうか?
噂で聞いたところでは、法人向けのチェックテストは全ての強みの順序が出るそうです。
あー、なんか誤字だらけ、失礼しました。