プライベート用携帯電話を2015年3月にスマートフォン(以下、スマホ)にしました。
これまでずっとプライベートではガラケーで過ごしてきた私ですが、会社支給では二度ほどiphoneを使用していたことがあったため、iPhone6を選びました。
会社支給でiphoneを使っていたことがあるにも関わらず、自分の携帯電話はガラケーにしていたのはいくつか理由があります。
<ガラケーを使い続けていた理由>
・ガラケーのほうが通話料が安い。(私にとっては、携帯電話はあくまで電話機)
・折りたたみ式ガラケーのほうが話しやすい、聞き取りやすい。(気のせい?)
・PC宛のメールを外でスマホを使って見ても、仕事の性質上添付ファイルが多くPCそのものがないと対応できない内容が多い。
・会社に所属していないので、スケジュール調整や確認にスマホを使う必要がない。(所属していた会社は二社のどちらもExchangeServerだったので、スマホからその確認をしていた)
・SNS類は使う頻度が高くなく、自宅にいる時だけPCでアクセスすれば十分。
・ガラケーなら片手でメールが打てる。
・電池が少なくとも3日間は持つ。
・スマホで使いたいアプリも特にない。
…が、状況が変わってきました。
<ガラケーからスマホへ替えなくてはならない状況変化>
・ガラケーが、ほとんど電話にしか使わないにも関わらず、月額使用料が7000円超え。(もちろん機種代含まず)
・遅刻や突然のドタキャンの連絡をしてくる時にFacebookメッセージを使う人が急増。
・顧問先の若い人たちはいくら言っても、急ぎの用件でもメールで連絡してくる。
・仕事そのものが増えた。PC持ち歩かないとそろそろ駄目だけど、モバイルルータ持つのはイヤ。それならデザリングという手があるのでは?
・名刺整理の手間を省きたい。
特に理由として大きかったのが、とにかく若い人たちが電話をしてきてくれないことです。
顧問先には、基本的に週に1回もしくは隔週で1回というペースでの訪問なので、やり取りはメールが中心ですが、中には私の確認待ちで仕事が止まるものも多く、そのような際には、再三電話連絡をお願いするのですが、どうもうまくいきません。
どうやら若い人たちは、電話というのは本当に緊急の時にのみするもの…という理解のようです。
同じように電話なら1分以下で済むような確認事項も、すべてメールです。
こちらが電話をすれば普通に会話をしているので、電話でのコミュニケーションが苦手なようにも思えないのですが…。
複数の顧問先があり、出張に出ていることなども月に数回あったりすると会社のメールが見られないこともあり、なるべく電話で済ませるように伝えているのですが、まぁとにかくうまくいきません。
でも、これはどうやら私だけの悩みではなく、あちこちで聞くと同じような悩みを持つ中高年層はかなり多いようです。
ということは、この先どこの顧問先に行っても同じようなことが発生するわけですから、もう仕事の連絡事項は何でもメールというのが普通だと諦めなくてはならないかも…と思いまして、スマホを導入したほうが早いという結論に至りました。
導入前は、しょっちゅうスマホをチェックするようなバタバタした落ち着きない生活も嫌だなぁと思っていたのですが、実際に導入してみたら、生活が静かになってビックリしました。
<なぜ、スマホを導入したら生活が静かになったか?>
1.メールチェックが減った。
私はフリーで仕事をしており、主な活動拠点は自宅のため、あまり机の前に座りっぱなしということがありません。
何かプランニングするときは、大抵の場合、寝そべりながらスケッチブックでマインドマップ書いていますし、合間合間に家事をやっています。
私の作業用デスクは、座卓みたいなものでPCを使う仕事の時は、正座もしくは胡座のため、長時間座っているのは身体的にきついのです。
以前は、書斎にアーロンチェアに合わせた机があったのですが、今は書斎は母の部屋となり机がなくなりました。
現在アーロンチェアはリビングに単体で置かれ、ロッキングチェアのような用途で家族に愛されています。
読書はもっぱらアーロンチェアを使っています。
メールというのはいつ来るかよくわかりませんから、大体自宅にいれば、30分から1時間置きぐらいにチェックしていました。
スマホがやってきからは、スマホにメールが届くと、メールが来たよ…と知らせてくれるので、いちいちPCの前に座る必要がありません。
知らせてくれたときのみ、送信者を確認して必要ならメールを開ければ良いわけです。
実際にそうしてみるとそんなにしょっちゅうメールをチェックしなくても大体の場合はOKなんだなということも、スマホのおかげでわかりました。この機会に、読んでいないけれど届いているメールニュースや色んなお知らせ系もきれいに断捨離。
解除するとあとあと面倒なところは、捨てメールアカウントを作りそちらに振り分けました。
2.メールチェック→SNSチェック→ネットサーフィンという流れが断ち切れた
PCの前に常にいるわけではないので、メールチェックの際にPCの前に座ると、「ついでに…」と思って、ついついSNSをチェックしてしまったり、ネットサーフィンしてしまったりというのが結構ありました。
これについては、実はあまり自覚していなかったのですが…)
きっかけになっていたメールチェックの時間が減ったので、このあってもなくても良いような垂れ流し時間が減りました。
スマホだと画面が小さくて、SNSとかネットサーフィンをする気が全然しないのです。
キーボードもありませんしね。
Facebookもメッセンジャーのアプリを入れているので、基本それだけ確認しています。
3.RSSにイライラさせられなくなった
RSSはFeedlyを使用しています。
RSS自体は非常に便利なものだと感じているのですが、読みたい記事が溜まっていくとこれって結構なプレッシャーだったりもします。
会社支給のスマホを使用していた時には、空いた時間はRSSでかなり色々と読んでいましたが、これをやると本を読む時間が激減します。またネットの記事というのは、基本的にはひとつひとつが短いので、これに慣れると本を読むのが億劫になります。
その話については、以前、書きましたので、こちらに譲ります>>>「iPhoneと読解力の低下」
FeedlyのiPhoneアプリも入れてみましたが、こちらはあらゆる記事が混在しているので、どうにも読み難い。
今は朝のうちにざーっとPCのFeedlyで眺めて、読んでおきたいな…と思うものだけ、じゃんじゃんPocketに振り分けています。
待機時間が短い時は、Pocketの記事を読み、待機時間が長い時はKindle専用機で本を読んでいます。
Pocketの利点は、記事の部分だけが表示されるので、うるさい広告やリンクがないので気が散らずに、表示としても非常に読みやすいことです。
4.朝すんなり目が覚めるようになった
朝の目覚まし代わりにiPhoneを使っています。
それまで普通の目覚まし時計を使っていたのですが、私は極端に視力が悪いため時計を確かめるに目覚まし時計を顔の上に片手で引っ張っていました。
この時の無茶な姿勢と時計の大きさから、何度も顔に時計が落下してひどい目にあっていました…が、iPhoneの場合は小さいのでこのあたりのトラブル(?)が解消されました。
スマートフォンというのは、ガラケーに比べるととっても画面が大きいです。
そのためものすごく画面が明るくて、画面を見ただけであっという間に目が覚めるという効果があります。
おかげで何度も目覚ましをかけ直す必要もなくなり、ジタバタせず静かに起きられるようになりました。
寝る前にスマホとかパソコンをいじるとブルーライトの影響で、質の良い眠りが得られませんよ…とよく聞きますが、多分それは本当なんだろうとこの実験結果から思います。
5.メールの返信時間が減った
iPhoneからメールの返信をすると、「iPhoneから送信」というのが文末に表示されるため、その一言のおかげで、なんだか文章が雑でも、文章になってないような「了解」だけの一言などで済まされることが多く、これが結構便利です。とりあえずこのぐらいの返信で用件が済むものって、かなりたくさんあることがわかりました。
スマートフォンにしたら、チャカチャカ忙しく、落ち着きのないうるさい生活になるかと思っていましたが、こんな感じでかえって静かな生活となりました
とりあえず、今のところは悪くない感じです。
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