フォトリーディング その3 フォトリーディングは単なる速読法なのか?

フォトリーディングは速読法と捉えられていますが、私が受講した感想はこれは速読の要素を含んだ理解力をアップするための読み方だと思いました。

フォトリーディングの開発者であるPaul R. Scheeleの著書「PhotoReading」の本の表紙には、”Speed ” ”Comprehension” ”Enjoyment”という3つが挙げられています。

「速く・楽しく・理解する」とでも言えば良いのでしょうか。

速く読めても理解ができなければ本を読む意味はありません。理解をするためには「目的」を意識して読むことが非常に重要です。
これは何度も研修の中で実感することです。

そして理解度を上げるのに、単純に文章をじっくり読むだけでなく、自分の中にある様々な知性を活用して本を読み込むのがフォトリーディングという読み方です。

様々な知性を関与させると学習効果が大幅に高まると述べているのは、Howrad Gartnerというハーバード大学の教授で、このクラスでも多重知性の理論(Multiple Intelligences)の話が紹介されました。

<多重知性の理論>

・理論/数学的
・言語的
・視覚/空間的
・身体/運動感覚的
・音楽的
・対人的
・内省的
・博物学的

上記の全てがフォトリーディングに含まれているわけではありませんが、パラパラと全てのページをめくることや、頭の上にミカンを思い浮かべて集中するとか、アファメーションを使って潜在意識に働きかけることなど色々な合わせ技を使って、手にとった本の理解度を上げることができるのです。

逆に言うと、本にある文章を読む以外の上記に挙げたような部分がフォトリーディングの「肝」であるために、どうもフォトリーディングって胡散臭い‥という話になるのです。

自分に色々と宣言をして、潜在意識を活用する…なんてモロに胡散臭い感じですしね。
いわゆるフォトリードは、本を逆さまにしてページをめくるだけでも効果がある…なんて、「はぁ?」って感じがしますから、この手のことが好きな人は良いのですが、聞いただけでゾッとする…というような人が多いのもわかります。

コーチングを学んでいる人は一般にこの手のこと(私は心のなかでスピリチュアル系と呼んでいます)が好きなのですが、私はどちからというと苦手で、胡散臭い…と思ってしまう側です。

…がこの3日間の研修で、単純に「胡散臭い」と言い切れない演習をいくつか体験してみることで、フォトリーディングに対する懐疑的な見方は随分なくなりました。

そのあたりの詳細は今後書いていきますが、ここで学んだフォトリーディングは単純に言うと五感をフル活用させて本を読むことで、理解を深めるというような感じです。

特に玉川先生のクラスは通常のフォトリーディングにプラスして、マインドマップを非常に活用するので、その効果が高いように感じます。その他の先生のクラスでもマインドマップの話は出てくるようですが、他のクラスに参加された方がおっしゃるには、マインドマップについては通り一遍で単純に図でわかりやすくする‥ぐらいの感じだったとおっしゃっていました。
実際、このクラスに参加された方は、マインドマップの威力の凄さを実感して、その場でマインドマップのトレーニングを申し込んでいた方もいました。

前置きが長くなりましたが、次回からはフォトリーディングの[5つのステップ]に沿って、研修内容を振り返ってみたいと思います。

[フォトリーディングの5つのステップ]

ステップ1:
・心の準備
・気持ちを落ち着ける

ステップ2:
・プレビューを通じて、得られるものを明確にする

ステップ3:
・フォトリードで潜在意識への情報のインプット

ステップ4:
・ポストビューで情報を引き出すきっかけづくり

ステップ5:
・活性化。時間を開けて熟成させてから情報の扉を開ける

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. books
  2. NO IMAGE
  3. NO IMAGE
  4. NO IMAGE
  5. books

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。