考えてもしょうがない・・・、というようなことを繰り返し考えてしまうことがある。
それはささやかな失敗であったり、棘のある誰かの言葉だったり、うらやましいが自分には手が届きそうもない何かであったり・・・・様々。
「気にしないように・・・・」
なんて言葉はアドバイスにはならない。
本人も「気にしないように」してはいるが、ついつい頭の中にその「考えてもしょうがないこと」が浮かんできてしまう。
気がつけばそのことについて考えている。
そうして、しばらくして「考えてもしょうがない」とまた、思い至るのだ。
こんな時は誰にでもある。
そんなとき一つのやり方として、
その「考えてもしょうがない」ことについて、とことん考えてみる・・・というのがある。
一人で、図を書いたり、文章に起こしたりしてみる。頭の中にあるものを外に出してみる。
一緒にとことん考えてくれる人がいるともっと良い。
「考えてもしょうがない」と思っていたことに意外な突破口があることがある。
文字や図、相手との会話で見えてくるものがる。思いの裏側に何かが隠れていることに気がつくこともある。
とにかく、うーんと限界まで考えることがポイント。
私は自分のコーチに付き合ってもらって、あっさり突破できた経験がある。(でもそこまで一人でぐるぐるしている間は、うんと苦しかった)
もっと手っ取り早い方法もある。
くたくたになるまで身体を動かすことだ。息が荒くなり、汗をかくまで身体を動かす。
(中でも「走る」のは最も手軽で最適だと思っている)
身体を動かしている間は、身体のことで頭がいっぱいで、考えてもしょうがないことは浮かぶ隙が無い。
少しでも、自分の取り憑かれている嫌な思いから、頭を離す時間があるとそれだけでずっと気持は明るくなる。
その上、運動後の爽快感と、適度な運動がもたらす体調への好影響で、ベースの気分が明るくなり、明るい気持で「考えてもしょうがない」を思い浮かべることができる。
運が良ければ、「考えてもしょうがないや」とすっぱり諦めきれるときもある。
休みを取るという方法もあるが、案外これは難しい。
身体を休めても頭の中の動きは止められないからだ。
本当にその「休み」に慣れるまで人は結構時間を要する。
そうして、大抵の場合はそんなに長く仕事や家事をはじめとする自分の役割を休むことができないことが多い。
「うわぁ・・・」と思うぐらい詰まってしまったと思うなら、アクティブレスト(行動的休憩?)
時間が無いような時にこそ、ぜひやって欲しい(矛盾しているようだけれど!)
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