身近な知人が離婚問題でひどく揉めています。
お子さんの親権やお金の問題など、双方に意地があるようで調停ではどうにも折り合いがつかず、泥仕合となり裁判になるようです。
そのような中で精神的に疲労困憊している中でポツリと知人が
別れた後に、相手がうんと不幸になって、結婚生活でしてきたことを、反省させたい…。
あの時あんな風に思いやりのない結婚生活を送って離婚する羽目になるようなことをしなければよかった・・・といつか死ぬほど後悔してほしい
というようなことを漏らしました。
そう思うのも無理はない…と思うような状況ですので、私も「なるほど、そう思いたくもなるよね‥」とその場では思いました。
しかし時間が経って、よく考えると、うんと不幸になったときに自分の所業を悔やむ人というのは、ほとんどいないような気がします。
どちらかといえば、自分の不幸は別れた相手のせいだと思い、ますます恨みを募らせ、反省などすることはまずないのではないでしょうか?
うんと幸せになったときに、ようやくその人は、「あの時はこちらも悪かった‥」と反省や後悔が出てくるような気がします。
そして恐らく、「自分も今は幸せだし、離婚した相手にも幸せになってほしい」と思うのではないでしょうか?
相手には幸せになってほしくない、でも後悔や反省はさせたい‥というのは、実は現実に非常に難しいことのような気がするのです。
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