talk through

コーチングの効果の一つに、「自分について話をすることによって、本当は自分はどんなことが考えていたのかに気がつく」ということがあります。
声に出してみることによって、「自分の言葉に耳を傾ける」ことが可能になります。
イギリスではこのようなことを「talk through」と言うそうです。
脳科学者である茂木健一郎さんは、著書「脳を活かす仕事術」で以下のように語っています。

頭の中の情報を「言葉」というかたちで出荷するとき、人は「自分の耳で聞きながらその意味を再確認すること」と「相手がどういう反応をしたかを見ること」を同時に行っています。そこで、二つの情報を比較しながら、「自分が相手に伝えたいことは何か」「どう伝えるのが最もよいか」を分析しているのです。

頭の中だけで、ぐるぐると同じことを考えるより、紙に書いてみることがお勧めです。
でも、人に話してみるのはさらにお勧め、相手の反応が加わるから、自分だけの思考からさらに一歩進むことができます。
話をしてみることで、「あれ?もしかして自分はこんなことを思っていたんだ・・・」と改めて気がつくことができます。

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