遠くから、自分の中の真のメッセージを、相手に届けるのはとにかく難しい。
メールで仕事を依頼する駄目な上司、依頼は直接口頭でするのが優秀な上司・・・・というような内容がビジネス誌の見出しにあったような気がするが、本当にその通りである。
便利なコミュニケーションツールによる発信は、その裏側でわざわざ直接会って話しするほどでもい・・・というメッセージを発信してしまう。
そしてそういうメッセージは、受け取る人を少しずつ、でも確実に消耗させる。
メールより、電話。
電話よりミーティング。
ミーティングより立ち話。
立ち話よりも食事。
そのほうがより愛と真意が伝わりやすい。
安直なコミュニケーションというのは、相手からも安直な応答が戻ってくるだけで、お互いに消耗する。
メンタルシックの出る職場は、みんな自分のことを守るのに精一杯で、他人を気に掛ける余裕がないので、コミュニケーションがとにかく雑。
感受性の高い人から、場の空気に引っ張られて具合が悪くなり、それを見ている周囲に無力感が広がり、次第に悪い空気が静かに広がっていく。
猛烈に忙しい職場にいても、元気があるという会社は、コミュニケーションがうまくいっている。
だから人が病まない。
職場に愛がちゃんとある。
最近、つくづく思う。
「人を動かそう」と思うのなら、愛がないと駄目だな・・・としみじみ。
人は愛に驚くほど、敏感だ。
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