深澤直人「デザインの輪郭」より引用
白いご飯は毎日食べているけれども
「これがあれば私は幸せです」って
断言できるようなところがあるじゃないですか。
そういうのは、けっこうハイレベルな満足だと思います。
日常の中で、あたりまえに、
「わかっていそうで、わかっていなかった」ことをデザインでやりたい。
「なんで白いご飯がこんなにうまかったんだろう」って
気づくようなことを。
刺身のつまの千切り大根のようなものです。
誰も期待していないそれが、「あれ!うまいなぁ~」、
なんてことが起きないかと。
あたりまえの価値に気づくことが
もっとも感動的だと思う。
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