「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」

【自己啓発本・成功本】

初めて出会ったいわゆる自己啓発本は、19歳のときに出会ったディール・カーネギーの「道は開ける」。
(どうやって出会ったかは、どこかに書いた気がするので割愛。)

この本は名著だけあって、何度も出版されているのだが、私が出会ったのはこのバージョン↓

「生き方、人としての正しいあり方、人生を後悔しない方法、成功する方法、みたいなことが、本に書いてあり、一般に売られているとは!」とかなり感動して、一時期はこの手の本を熱心に読んだ。

読んでいるとだんだんわかってくるが、長年売れている本は素晴らしいものが多いけれど、やたらタイトルが長い本とか、それから日本人の書いた本、突然成功して金持ちになった人の本は、中身が薄いものが多かった。

こういうのは何冊読んでもある程度同じことが書いてあって、当然だけれど、人に親切であれ、とか、熱心に努力しろ、とか、まぁそういうことが書かれている。

途中で、読んでるだけじゃなくて少しでも実践しないとね‥ということになり、この手の本をあまり読まなくなった。

 

【この本を読んだきっかけ】

「Think clearly」という本が売れているという話は聞いていたし、装丁もいい感じだな‥とは思っていたが、まぁこの手の本はもう卒業では?と思っていたし、何より出版社がサンマーク出版*という、モロに成功本系の出版社なのだ。

*電車の車内広告の使い方とかが強烈で、本の質よりも商売上手なゆえに本がバンバン売れている…というイメージもあるこちらの出版社だが、個人的にはここの成功本で「これはひどい!」と思ったものはない。
どれも一定レベル以上に面白いということを付け足しておきたい。

…が、私が愛読している「極東ブログ**にこの本の話が掲載されていて、finalventさんがそうおっしゃるなら読んでみよう!ということで、購入。

**「極東ブログ」は、ブロガーとかアルファブロガーなんて言葉が流行った時代からある有名なブログで、硬派で読み応えのある記事が多く、RSSに登録して読んではいるものの、私は前提知識が足らずによく理解できていないこともある。…が、それも含めてすごく勉強になるブログなのです。

【目次と自身の覚え書き】

この本は章ごとに内容が異なっており、順番を重視せずに好きな部分、関心のある部分から読むことが可能になっている。以下はその目次とその章を読んで私が感じたことや憶えておきたいことを少し付け加えたもの。

1.考えるより行動しよう
2.なんでも柔軟に修正しよう
3.大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう
4.支払いを先にしよう
5.簡単に頼みごとに応じるのはやめよう
6.戦略的に「頑固」になろう

一度決めたことは頑固に守ろうというアドバイスは、前掲の「2.なんでも柔軟に修正しよう」と相反するような気もするが、ここでは「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授のエピソードが出てきて、それを読むとなるほど‥と思う。
周囲の状況によって、一度決めたことを再度考えなおすと判断力が鈍ってくる。
いわゆる決定疲れ。

以前に取り上げた「WILLPOWER 意志力の科学」の本にもあるが、意志力というのは使うと減るのである。
疲れた脳は最も安易な選択肢を選びがちだ。
そして、大抵の場合、安易な選択肢を選ぶことは、後で厄介事を引き起こすことが多い。

であれば、デザートを食べるかどうか、残業をするかどうか… などに意志力を使うのは非常にもったいない。
予め自分で決めてしまい、周囲がそれを知ってくれれば、「あの人は、そういう人だから」と諦めてもらえ、周囲にとやかく言われなくなる。(やってみるとわかるけれど、これはすごく人間関係をラクにしてくれる)

WILLPOWER 意志力の科学

結論。「柔軟性」を褒めたたえるのはやめよう。柔軟一辺倒では、不満がつのり、疲れがたまり、気づかないうちにあなたは目標から遠ざかってしまう。  妥協しないで、自分の誓約を守りとおそう。誓約を100パーセントまっとうすることは、そのうちの99パーセントだけを実行するよりも、実はやさしいのだ

7.好ましくない現実こそ受け入れよう

” ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの心理学者、ポール・ドーランは、こんな指摘をしている。「体重が増えつつある人は、たとえば仕事のように、体重とはあまり関係のないことにだんだんと興味の中心を移していく」と。
なぜなら、気持ちを体重からそらすほうが、やせるよりもラクだからだ
けれども、あなたが気持ちの中心をどこに置こうが、どんな動機で何に興味を持とうが、事実は少しも変わらない。”

8.必要なテクノロジー以外は持たない

この章を読んで私は、「やっぱりそうか!」と思わず膝を打った(←実際には打っていないけれど、よくこういう描写があるでしょ、そういう感じでした)
元カトリック神父で社会評論家のイヴァン・イリイチによると、 車の平均速度は、購入のための労働時間、渋滞時間などを含めて計算すると、歩く速度と変わらないという結果が出たそうだ。

これを、イリイチは「半生産性」と名付けた。

「半生産性」とはつまり、「テクノロジーの多くは、一見それによって時間とお金を節約できているように見えても、実際にかかったコストを計算してみたとたんに、その節約分など消えてしまう」という事実を表している。

便利で時間の節約と思って入れている、スマホのアプリや、SNSを使った交友関係や、あちこちにある気がする。
使い方を学び、アプリをこまめにアップデートし、重要なのでバックアップを取り、なんていうのを意識せずやっているけれど、お金も時間も全然節約できていないって多分かなり多いと思う。

他の例としてPowerPointが挙げられているけれど、これに関しては私も全く同意で、1ヶ月に最低でも5回以上は、それPowerPointで作る必要ある?と会議や打ち合わせの場で感じている。

9.幸せを台無しにするような要因を取り除こう

「勝つこでと」ではなく、「負けないこと」が大事

仕事はまさにこれ。ミスをしないことはもっとも大事だと思っている。

10.謙虚さを心がけよう
11.自分の感情に従うのはやめよう
12.本音を出しすぎないようにしょう
13.ものごとを全体的にとらえよう

この章では、ノーベル経済学賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマンが説明する「フォーカシング・イリュージョン」の話が出てくる。
人生において、ある「特定の要素」だけに意識を向けてしまうとその要素が人生に与える影響を大きく見積もってしまう。
実際の生活において、私達はつい様々なものに囚われてしまう。私なども仕事でよくあることで、ある案件が取れないと、もう何もかもが終わってしまうかのように感じることもある。
しかし、実際にはその案件を逃しても、世の中には山程仕事はあり、今回駄目だったからと言って、10年先もずっと駄目だということなどありえない。

こういった事態に陥らないように、自分の人生を広角レンズで眺めようというのがこの章だ。

ちなみにダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」は決して読みやすい本ではないが、ビジネスをする上でも、自分の意思決定プロセスを考える上での非常に参考になる本なので、個人的に超オススメ。

14.買い物は控えめにしよう

友人のひとりは、ヨットを持っている。いや、正確にいえば所有していた。彼はちょうどヨットを手放したところなのだ。
それでも、ヨットを買った経験はどうやら無駄ではなかったらしい。「ヨットを所有していて一番うれしかったのは、買った日と手放した日だった」と彼は言っていた。

この話はかなり印象に残り、高価なものを買おうと思うたびに思い出すことになった。

15.貯蓄をしよう
16.自分の向き不向きの境目をはっきりさせよう

私自身は、よく言うところの「自分の適性にあった仕事を見つけよう」というのが、あまりピンとこないタイプ。
仕事の分野で早期に成功を成し遂げたいという人には、こういう考え方が必要なのだろうな‥とは思うが、自分にとってわりとやりやすい仕事というのは、何というか達成感がなくて飽きてしまうのだ。
うわっ!これ、さっぱりわからん‥というのを、毎日ブツブツと愚痴をこぼしながら、気がついたらちょっとわかる、もしくは普通レベルになっているというのが嬉しいタイプ。
書いてて、思ったけれど、そりゃ成功しないわ…。

17.静かな生活を大事にしよう。
18.天職を追い求めるのはやめよう
19.SNSの評価から離れよう
20.自分と波長の合う相手を選ぼう
21.目標を立てよう
22.思い出つくりよりも、いまを大切にしよう

ここで紹介されているダニエル・カーネマンの「ピーク・エンドの法則」は、様々な時と場所で私達に当てはまる。
ピーク・エンドの法則とは、私達は何かを体験したとき、おもに私達の記憶に残るのは、その出来事の一番印象深い「ピーク」部分と、その終わり「エンド」部分だけだということだ。
それ以外のことは、記憶に残らない。
旅行、恋愛、転職前の職場や豪華なディナーなど、ピーク・エンドの法則は、あちこちに当てはまるものが多い気がする。
また、これは体験している時間が長ければ、その他の部分も記憶に残るかというと、そんなことはなく、「長さ」も脳には影響を与えない。(持続の軽視)
先程の例で言えば、旅行の期間が長くても、短くても、ピーク・エンドの法則は当てはまってしまうのだ。

こういった脳の性質から、私たちは「短期間」に集中して得られる喜びを過大評価し、「長期」にわたって手に入る静かで平穏な喜びを過小評価しがちだというのは、よく憶えておいたほうがいいだろう。

23.「現在」を楽しもう

私達がSNSに夢中になるのは、承認欲求以外にも、体験を記憶に残したい‥というのがあるのではないかと、私は思っている。
「思い出作り」という言葉は、決してネガティブなものではないだろう。
でも、その一方でこの本の作者は、それについてアドバイスをくれる。

 私たちは、前に観た映画をもう一度観るような感覚で過去を思い出せると考えがちだが、記憶はもっと直線的で、味気なく、抽象的だ。そのうえ記憶違いも多く、一部はあとから継ぎ足された創作であると思えば、結局、記憶なんてそれほど意味のあるものではない。
私たちは「記憶の価値」を過大評価し、「いまの経験の価値」を過小評価している。

24.本当の自分を知ろう

人間は、コンピューターのように、記憶をデータで正確に保持することができない。私たちは記憶に残すときに、自分でも意識せずに脳内で「ストーリー」を作り上げてしまう。
これは人間の脳の記憶の保持の仕方として、仕方のないことだ。

しかし、これは厄介なことを引き起こすことがしばしばある。
まず、私たちは自分が思っている以上に、好みや個性や価値観が時間とともに変化してくる。しかし、私たちは得てしてそうは思っていない。
これを私は娘の子育てをして、しみじみ思った。
「こういう性格や感じ方、習慣などが一生続くとこの子は困るのではないだろうか?」などと、心配してきた。母親である私がガミガミとそれらを注意しても全く馬耳東風だったが、進学したり、就職したり、その時時の出会いで子供は随分と変わるものだというのがだんだんわかってきた。
つまり、今の好みや自分が思っている自分というのは、思っている以上に変化しやすいのだ。

しかし、一方で人間は「正しい」記憶を持つことができない。つまり、自分の変化を正確に記憶することもできないのだ。

「ストーリー」の持つもう一つの厄介さについて、著者はさらに以下のように述べている。

頭の中のス「ストーリーのせいで、人生が実際より『計画可能なもの』に見えてしまうからだ。
私たちの人生は、私たちが思うよりずっと、偶然に左右されている。

この本を読んで、私がしみじみ良かったと思ったのは、私たちの人生に「偶然」というものがかなり影響を及ぼしていることを思い出したことだ。
「偶然」とか「運」とか「縁」、努力とは別のところにあるものの影響力はすごく大きい。
私自身が、子供のいる女性でありながらキャリア形成において、非常に運が良かったと思うのは、1.子供がとても身体が丈夫だったこと、2.当時の夫の職場が残業が一切なく、また夫自身家事・育児を半分以上担ってくれたこと、3.乳幼児のときは、妹が学生であり、かなり面倒をみてもらえたこと、4.保育園に入るのにほとんど苦労がなかったこと‥などが挙げられるだろう。

この「偶然」のおかげというのを忘れてしまうと、どうも、自分の努力だけでうまくいった‥などと思いこんでしまう。自分を正当化して美化してしまう。
それで一人悦に入っているだけなら、まだともかく、こういう風に自分を見ていると、そうでない人を努力不足などと思ってしまうのが恐ろしい。
こういう気づきがあるのは、やはりこの手の自己啓発本を読むことの素晴らしい点だと思う。

25.死よりも、人生について考えよう
26.楽しさとやりがいの両方を目指そう
27.自分のポリシーをつらぬこう
28.自分を守ろう

たいていの場合、もっとも不快に感じる攻撃は肉体的なものではなく言葉によるものだ。
今度言葉で攻撃されることがあったら、こんな対抗策をとってみるといい。ミーティングの場などで悪意ある言葉であなたを攻撃する人がいたら、その人に、その発言をもう一度繰り返してもらうのだ。すると、ほとんど人が負けを認めるはずである。

29.そそられるオファーが来たときの判断を誤らない
30.不要な心配ごとを避けよう
31.性急に意見を述べるのはやめよう

私たちは、よく知りもしないことに直感的に意見を述べてしまうことがある。
政治的問題や環境問題、凶悪犯罪についてのTweetを見ているとこのことがよくわかる。
直感で答えてしまったあとに、私たちはその意見が正しいという証拠を無意識に始める。(「感情ヒューリスティック」と心理学では呼ばれている)
当たり前だが、複雑な問題に対して直感で正しい答えを出すと、間違った判断になりやすい。

性急に意見を述べるのが癖になっていると、意見を持たなければならないという呪縛が生まれ、精神的にリラックスできない。
政治や経済、その他世界のあらゆることに、意見を述べなくても私たちはいいのだ。ビジネスの会話でこういった会話になるのが面倒で、時事ニュースやら業界紙の情報などを追っていることは、私もよくあることだが、「知らない」「わからない」と答えればいいだけだ。むしろ、そのほうが好感を持たれるケースも多いだろう。

 ありとあらゆることに意見を述べなくていいのは、とても解放感がある。それに、恥ずかしがらなくても、意見がないのは「知能の低さ」の表れではない。「知性の表れ」だ。
意見がないことはまた、財産でもある。現代が抱える問題点は、情報の過多ではなく、意見の過多だからだ。

32.「精神的な砦」を持とう
33.嫉妬を上手にコントロールしよう

この章については、多分タイトルから想像される内容とさほどズレていることはないと思う。

成功した後の最大の課題は、その成功について口をつぐんでおけるかどうか。すでにあなたはそうしているなら、誇りに思っていい。

この章に出てくる言葉だ。私は10年ぐらい前に、「他人からお金持ちだと思われていいことは、一つもないな‥」と気がついた。
実体験から多分、正しいと思う。
嫉妬はするのも、されるのも、厄介事を引き寄せるだけだ。

34.解決よりも、予防をしよう
35.世界で起きている出来事に責任を感じるのはやめよう
36.注意の向け方を考えよう
37.読書の仕方を変えてみよう
38.自分の頭で考えよう
39.「心の引き算」をしよう
40.相手の立場になってみよう
41.自己憐憫に浸るのはやめよう
42.世界の不公正さを受け入れよう

「24.本当の自分を知ろう」のところで、偶然や運の話を書いたが、この章の話もそれに関連している。
私たちは世界は公正であると信じたいし、努力は報われ、悪いことをした人には悪いことが起きてほしいと思っているが、現実にそういう公正さを担保するシステムを持っていない。
残念だけれど、不公正を抱えた世界で生きていくしかない。では、どう生きていくべきなのか?という著者なりの回答は以下のとおりだ。

世界に公正さを保つためのシステムは存在しない。その事実を思い切って受け入れるのも、よい人生の条件のひとつだ。あなた自身の畑に、つまり、あなた自身の日常生活に意識を集中しよう。充実した人生を送るために、あなたの生活の中だけでも根こそぎ取り除いたほうがいい雑草がたくさんある。あなたが悲劇的な出来事に見舞われたとしても、あなたが人生において遭遇する出来事とあなたの人間性はほとんど関係がない。

不運や失敗は、冷静に落ち着いて受け止めよう。考えられないほどの大きな成功や幸運に恵まれたときにも、やはり同じことが当てはまる。

43.形だけ模倣するのはやめよう
44.専門分野を持とう
45.軍拡競争に気をつけよう

 現状を維持するためには、周囲の変化に合わせて進化しつづけなければ、生き残ることはできない。
国家間の軍拡競争と同じである。「軍拡競争」とは本来、軍事面での競い合いを指す言葉だが、軍備を拡張する他国より優位に立つために、自国の軍備を増強せざるえないというメカニズムだ。

軍拡競争は、あちこちで見受けられる。1ランクでも良い大学に子供を入れたいというのも、これに近い。もはや大卒であることはごくごく普通の事になりつつあるので、そこに優位性はほとんどない。
しかし、だからこそ大学にぐらいは行かせないと‥ということになっている。学費とそこに費やす時間は本当にバランスシートで利益が出ているのだろうか?
軍拡競争のない場所を探し、成功する。もしくは自身のやりたいこと、本当に好きなことを見つけて、たとえ成功がなくても好きなことが毎日できるということで、良い人生が過ごせるというのもあると思う。

軍拡競争の怖いのは、気がついたら自分も巻き込まれてしまっていたり、なんとなくの雰囲気で参戦しちゃっていることじゃないかと思う。
ここをどうやって気をつけるかは、個人的には結構な課題のような気がする。

46.組織に属さない人たちと交流を持とう
47.期待を管理しよう
48.本当に価値のあるものを見きわめよう
49.自分を重要視しすぎないようにしよう
50.世界を変えるという幻想を捨てよう
51.自分の人生に集中しよう
52. 内なる成功を目指そう
【読書会こぼれ話?】

この本は、2019年11月23日開催予定の読書会「サードプレイス」で取り上げる予定です。

サードプレイス  ~一緒に本を読む会~ 第3回 申込受付開始

この本を取り上げたのは、
「どこからでも読める」
「読んでみると自分の思ったことやこれまでの体験を話したくなる」
「Kindleでも書籍でも手に入る」
という3つの点からです。

ちなみに今回は、この本に決める前に実は他に3冊の候補があり、Twitterの投票機能を使って決めたという経緯があります。
ご参考までに他の3冊も挙げておきます。

作家の内澤旬子さんのリアルなストーカー体験について綴られた本。
「リアルな体験」などと書くとよくある感じですが、読んでみると本当に怖い。ネットで知り合った彼は、実は前科のある男性だった…。
もし自分が、ストーカーにあったら周囲の支援ってこんな感じなのか‥というのもまたリアルで。

「カッコいい」ってどういう意味?‥何ていう人はいないように思うのだけれど、よくよく考えてみると、これはどういう意味なんだろう…。
とにかく「カッコいい」について色んな角度から考察した本。

こちらの本は、実は同着1位だったのですが、決定する際に在庫切れを起こしていたので、今回は「Think clearly」を選ぶことにしたという経緯があります。(Kindle版が用意されていない‥というのもあります)
宗教色が一見強いですが、実は宗教に関係なく誰もが思い悩むことを取り上げている深い本です。

最後になりますが、もしも、この「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」を読んで面白いと思った方、またこれから読もうと思っている方がいらっしゃれば、ぜひ読書会へもいらしていただけると嬉しいです。

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