コーチングのクライアントさんが、突然今までと全く畑違いのマーケティングの部署に移動されました。
「書店の棚の本はどれもとても難しそうに見える本が多く、何から手をつけてよいか、どれが読み易いのかまったくわかりません」
・・・・・という声にお答えして、読み易くて、マーケティングに興味が持てるようになる本を硬軟取り混ぜて4冊ほどピックアップしてみました。
お客様はだれでも公平に扱うのでなく、えこひいきをすることでコアなファンを作るという本です。
普段の生活にたくさんのマーケティングのヒントがあることが見えてきます。
行間も広くあっという間に読めますが、頷くことの多い本です。
ちなみに「えこひいき」されるお客様になるには、空いている時間にあれこれは店員さんの話を聞いてあげなら、何種類も吟味して買うこと。
できるだけまとめてそのお店で買うこと。
そんなことをしていると、シークレットセールの案内をこっそり耳打ちされたり、サンプル化粧品山ほどGetしたりできます(笑)
中小企業のマーケティングの神様のように絶賛される神田昌典さんですが、大企業にもあてはまることがたくさんあります。
勢いのあるノリの良い文体はファンが多くて、最近はよく雑誌にも出ていらっしゃり、出版点数も多いのですが、彼の一番面白い定番の本はやはりこれだと思います。フォレスト出版から新書版が出てますます入手しやすい価格になりましたね。
「ティッピング・ポイント」という言葉を広めたこの本には、どのように人々にマーケティング効果が広がっていくかを考察した非常に面白い本です。
翻訳の本なので、最初少し読みにくく感じるかもしれませんが、文庫版が出て手軽に入手できるので、お奨めに挙げてみました。
「ティッピング・ポイント」という原題のほうが個人的には好きです。ハードカバーのほうが装丁もずっと好きでした・・・・。
マルコム・ブラッドウェルの訳書は全て読んでいますが、この本が一番インパクトがありました。
マーケティングの神様と言われるコトラー。名前だけ知っている人は多いが、実は結構読んでいる人が少ないです。
MBAのテキストでも良く使われます。
決してとっつきの良い本ではありませんが、結局マーケティングって全体として、何を学べばよいのか?というのがこれを読むとよくわかります(目次を見るだけでも参考になります)
コトラーの本の中では一番よくまとまっていると思いますが、本自体も重いし高いので、まずは図書館でも良いと思います。
ちなみに私の母は、私の書棚からコトラーの本を持っていて、会社に置いておいたら、新卒社員に、「え、コトラーとか読んでいるんですか?」と言われ、全く読んでいないのに、「当然でしょう」と答えてそれ以来、尊敬の目で見られていたそうです。
(ちなみに母は当時フリーペーパーとタウン誌の会社で営業取締役やっていました)
Chootさん、コメントありがとうございました。
ぜひ読んでみてください。
好評であれば、こういう形の本の紹介も少し続けてみたいと思っています。