第14回のサードプレイスを2021年11月にオンラインで開催し、2021年最後の読書会も無事終了いたしました。
課題本は、「最悪の予感」。
今回は全部で8名での予定でしたが、最終参加者は6名となり、その内、初参加者の方は1名でした。
ブレイクアウトルームで2部屋に分かれて、今回も本の内容、そこから派生した様々な連想やご自身の体験から考えられたことなど、たくさんのお話を聞くことができました。
参加者6名のため、ブレイクアウトルームはそれぞれ3名ずつと少人数だったのですが、かえってそれが良かったようで、皆さんたくさん話せて、話が聞けてよかったという感想が多く聞かれました。これからそのぐらいの分け方も良いかもと主催者二人で話しています。
Contents
参考資料
今回取り上げた「最悪の予感」は、アメリカのコロナ対応をテーマにしたノンフィクションです。スピード感があり、登場人物も魅力的で波に乗るとわーっと読めるタイプの本なのですが、現実の状況に即して作品が書かれているため、登場人物がやたらに多いのと、話がどの時点の話をしているのかがわかりにくい、アメリカの機関の名称が頭に入りにくいという点もありましたので、事務局側で事前資料を用意し配布しました。
本についての語り合い
- ハリウッド映画みたいな印象、場面の切り替わり、登場人物の切り替わり、外からやってきた敵をみんなでやっつける。カーターメジャーかっこいい〜。実写化希望。
やるなら、映画だと時間足りないのでNetflix? - 本の最後の解説がわかりやすい。先に読めばよかった…。
- 未知のものと戦う、わからないものに人は無関心、備えない、
うまく対策で抑え込めてもわからないからなんだか報われない。 - アメリカって何でも最先端なのかも思っていたけれど…そうでもないんだ‥。70万人以上コロナで人が死んでいるというのも‥
- アメリカは人材の層が厚い、そしてそれを見つける方法があるとことがすごい。「赤電話」とか
- 民間からの寄付がすごい、日本では考えられない文化。
- プリセスダイアモンド他日本での対応がかなり褒められている 日本の報道との差がびっくりする
- アメリカも意外にしがらみ社会?
献体集まらない、他の業者に顔がたたない、ゼロドルはシステムがだめ、政治家の顔色を見てたりとか意外な気がした。 - 欧米は本当にマスク嫌い?
何度もリスクの高い感染症が起きているのに、なぜ歴史から学ばない?
上の人はなんで、コロナは大丈夫みたいなことを言うのか?
レイヤーが低いという言葉出てくるということは、レイヤーがありすぎ?伝言ゲーム状態? - 組織論としても面白い本。あるある〜
- 大統領が代わるとスタッフも変わっちゃうって引き継げないのか?専門家がいきなり切られるっていいことなのか?
- 予防できるほど、結果が出るので、かえって「やらなくてよかったのでは?」という話になりがち。
- 「理由が分かる前に、事態がわかる」こういう人(チャリティ)がいるから、ここまででとどまったのではないか?アメリカ。
日本も同じような人がいたから、収束してきているのでは、私たちには見えないけれど。 - アメリカの役人は多分給料が激安なのでは?
- 日本は初期はうまくいったが、Gotoトラベルでだめになった?
- 綿棒の世界的奪い合いがツボだった。
- 5年後には読めない本、今だからこそ読みたい
- 物語の煽り方とかすごく面白かった、著者の他の本も読みたくなった。
全体の感想
-
- 今回初めてのサードプレイスの参加で、これまであれこれ読書会放浪中だけれど、チームに分けて少人数でじっくり話せるって初めてで深堀りできて面白かったです。
- 毎回ですが、それぞれの着眼点がみんな違うことで自分の読めていなかったことがとても面白い。
- 今回の本は身近だから、自分語りになる面が多い、色んなことが入ってくるし、自分の中から出てくるものも多くてこういう語り合いが面白かった。
- コロナピーク時(第5波)に読んだので感想がみんなと違う。
- 普段は仕事に関する本ばかり読んでしまう。ここでは自分の発想では選ばない本ばかりなのが有り難い。
- 理由がわかるの前に事態がわかるというのは、ビジネスにも通じる、走りながら考えるみたいなところが印象深かった
- 以前中止になってしまったリーチ先生、ぜひまた開催検討してほしい(←どこかのタイミングで検討します)
-
- コロナ禍のビジネスの中で、職場のコミュニケーションなどを考えるのにオススメの本はこれ
-
- チャリティがYoutubeで見られるらしい。
コメント