Weekly Review – week 11th, 2022

随分と暖かくなった‥と思っているところでガクッと気温が下がる。この時期特有の寒暖差のある週でした。
週の後半は場所によっては、桜のつぼみが開花しそうなところまで開いているのを見かけました。残念ながら我が家の桜の木はまだ少し掛かりそうです。

週の半ばに、宮城と福島では震度6の大きな地震が夜中に起き、私の暮らす逗子では震度3だったようですが、長く続いたせいか随分と大きな地震のように感じました。

夫の入院

先週末から入院した夫。
そもそもの目的の手術はうまくいったのですが、その後の経過が悪く、手術した肩となぜか逆側に炎症がおきているようで、血液検査をすると数値が基準値の10倍以上になっているとのこと。
それがおそらく原因でずっと熱が下がらない‥。炎症による痛みもひどく、それが原因でほとんど眠れないというのもまた回復しない理由のようです。
炎症の原因がまったく見えてこないので、退院日も確定できなくなってきました。

夫としてはとにかく早く退院したいようで、届くメッセージは夫の私見による病状の見立て(楽観的予測)とお医者様の話した内容がごちゃごちゃになっており、どこまでが現状として確実にわかっていることなのかよくわからないので、来週私が病院と電話で話をすることになりました。コロナで病院に行けないから、尚更よくわからないですね。

食事作りとあすけん

基本的に料理好きではないので、普段は夫が料理当番。
夫の不在中はまとめて作り置きしてあれこれ食べていました。一度でもテキトーな食事をしたら、きっとそこからずっと作らずテキトーな食事になってしまう‥というタイプなので、ひさしぶりに「あすけん」に食べたものを登録して、まともなものを作って食べるようにしていました。

一人暮らしの友人が、いつもInstagramのストーリーズにその日に食べたものをアップしていますが、こういう習慣がつくと確かにちゃんとしたものを食べなくては‥という気になりますね。
誰かに見せたいわけじゃないけれど、誰かの目があるのは習慣作りのサポートになりますね。

カニパーティ

ポチが入院中ということで、一人で過ごす私を心配してくれたのか、娘家族が取り寄せたというすごいカニを持ってきてくれて、蟹パーティーの一夜を。
猪くん(娘の旦那様)がどんどんカニをさばいてくれて、お刺し身あり、お鍋ありのゴージャスな会。
私は世間の皆様ほど、エビやカニといった甲殻類に感動しないタイプなのだけれど、これは美味しかった。
最後のチーズを入れた雑炊までノンストップでいただきました。

母の来訪

この3連休に東京で妹家族と暮らす母がやってきてくれました。母が2泊3日滞在したのも、だらしない生活を防いでくれた気がします。
昨年も同時期に母が泊まりにきています。

Weekly Review – week11, 2021

Weekly Review – week11, 2021

朝晩一緒に犬の散歩に行き、孫(私の娘)とひ孫たち(私から見ると孫たち)の顔をゆっくり見たり、母から見ると姪たち(私から見ると従姉妹)とお墓参りをしたりとなかなか充実した3連休でした。

あちこち歩きすぎて、疲れたのでは?とやや心配していましたが、帰りは鎌倉で途中下車して海辺の居酒屋で日本酒呑んでからのんびり帰りました‥というメッセージがきており、私より相変わらず数倍エネルギーが高いです。

ブログ記事

逗子日記:二〇二二年三月 菜虫化蝶(なむし ちょうとなる)

ポチがいないとこんな生活という典型的な1日の日記です。

逗子日記:二〇二二年三月 菜虫化蝶(なむし ちょうとなる)

再読 寂しい生活

大好きな本です。久しぶりに再読しました。
再読してみると、都内に住んでいたときよりも今の暮らしのほうが著者のいうところの「寂しい生活」がよくわかる気がしました。

窓の外から風の音や虫の鳴き声が聞こえてくる。それはこの家に10年以上住んでおきながらついぞ気がつかなかったサウンドであった。なるほど「風流」とはこういうことであったのか。「風が流れる」って書くけれど、まさに風の流れを感じる日々が始まったのだ。つまり何かをなくすと、そこには何もなくなるんじゃなくて、別の世界が立ち現れたのである。

稲垣 えみ子. 寂しい生活 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.357-361). Kindle 版.

もう別れてもいいですか

この著者の本にしては珍しく読後感が悪く、途中読んでいてツラい部分も多かったです。
夫婦のすれ違いがテーマとなっており、そうそう男の人ってそうだよね‥と共感する部分も多いのですが、あまりに妻側の話一辺倒で夫側を攻め立てるばかり‥。片側が正義、片側が悪‥ときっぱり別れてしまうとすごく単純な感じになってしまい、物語に深みが感じられなくなるのかもしれません。

ひとりでカラカサさしてゆく

久しぶりに私の中の江國香織さんらしい作品を読んだ気がしました。登場人物が多く、少しずつその人の内面がチラチラと見えて、それが重層的に物語として積み上げられていく感じ。
小説として賛否両論ありそうに思うのですが、私は好きです。

p120

途中にある中華料理店に翠はいつも心惹かれる(家庭的な雰囲気の店で、逆さまになった福の字の飾りが、こちらを差し招いているように思える)のだが、一人で入る度胸などあるはずもなく、今度夫を誘ってみようと通るたびに思いはするものの、夫の性格からすると、中華ならどこそこの方が旨いとか居心地がいいとかの理由で、きっと行きつけの店を選ぶだろうことも翠にはわかっていた。たぶん私はこの店に、生涯入ることがないのだろう。予想というよりは確信に近い形で翠は思う。そして、そう思うことは奇妙にやすらかなのだった。

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