逗子日記:二〇二二年十月 菊花開(きくのはなひらく)

5時起床。
外は曇り空。なんだか細かい仕事がたくさんあるので、早めに起きてそそくさと始める。
難しい仕事でもないので、朝のようなエネルギーのある時間にやることでもないんだけどなぁ‥と思うが、仕事が溜まっているというのがどうにも気持ち悪く、他のことをやってもそれが気になってしまうのが、目に見えているので。

…と、準備しておいたが、そのミーティングは本日キャンセルでお願いします‥という連絡がきて、あらあら…だったら、後回しでも良かったなと思う。

10年ぐらい前なら、直前でミーティングのキャンセルなどあれば、失礼だ、段取りが悪すぎる、相手のことを考えていない‥などと、しばし腹も立てたものだが、今やさっぱり腹が立たないのだから不思議なものだ。
空いた時間は、ありがたく衣替えと仕事部屋の整理に使わせてもらう。

夫は今日は仕事で外出予定だったのがなくなり、在宅で仕事。
なんだか風邪気味で調子がよくなさそうなので、長時間運転されるのもやや心配だから、良かったかも。

犬は、ヒート中で昨日からオムツをされていて、ご機嫌ななめ。ヒートそのものもカラダがだるいようではしゃがないのだが、そこにオムツが加わると、不機嫌になり、呼びかけても寝ながらジロリとこちらを睨むだけだ。
お天気が悪くて、朝の散歩も短かったのも原因かも。

先日、娘から新書のカバーをもらった。

この投稿をInstagramで見る

Yoshiko Ohtaki(@ohyoshiko)がシェアした投稿


新書は最近買っておらず、積読本があったのでこの機会にそれを読むことにしようと、長年の積ん読本、レヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」を読み始める。

さすが、長年積読にしてあっただけあって、冒頭からなかなか入り込めないわ、これ。

入りにくい本を読むときは、音読しながらゆっくり読むのがベストだと信じているので、縁側で数ページ音読。

松岡正剛の千夜一冊の記事を読み、なるほどこれはキツイはずだわね‥と思う。
ここで一生読まないことにするか、なんとか最後まで読んでみるかになりそうだ。今回ダメなら、もう諦めよう。

午後から2件ほどオンラインの打ち合わせがあって、この日は終了。

お天気が暗くて肌寒い上に、気圧の変動もあり、どうにも頭がうまく回らないし、やる気もでない。
どうも気圧変動がこのところ激しいからか、変動にかなり敏感になっている気がする。

本日の晩酌は、ブラック鯉川(特別純米)をお燗して。
日本酒に合う酒肴が欲しくなる味だねぇと言いながら、秋鮭ときのこのホイル焼きや、小松菜とがんもどきの煮物など食べる。

本日の私は2件の打ち合わせがキャンセルになり、合計2本の打ち合わせと細々とした仕事がいくつかという程度で決して忙しいわけでもなかったと思う。一方の夫は、本来仕事で外出していれば往復で3時間以上は運転するはめになり、それがなくなった分、メンバーとのやり取りに費やせたようだ。

つまり2人とも予定よりずっと仕事がラクになったはずなのに。
終わって、こうして晩酌をしていると、なんだか微妙に忙しかったね‥となっている。

今日の夫は仕事の合間に、夕飯の仕込みをしていたし、私は私で寝具を洗ったり、衣替えしたり、としていたが、だからといって通勤もなく、小さな子どもの育児もないし、今日など天気も悪いので散歩時間も短め。

夫は、家が広くなったから掃除が忙しいのかな?というが、たしかに以前の亀戸は35㎡で、次の逗子は80㎡超え、そして今の平屋は100㎡超えだから広くなって掃除の範囲は増えているが、亀戸の狭さはあれこれ家具を動かしての掃除でそれはそれで面倒だし、狭いのでしょっちゅう掃除をしないとあれこれ気になった。
次の逗子の家はとにかく動線が悪く、使いにくい建売だったのを考えると、今の家はなんといっても平屋なので動線は随分と楽だし、掃除もざーっとやりやすいとも言える。

今日など昼寝もしてないし、いったいどこに時間が消えていってしまったのだろう…と思いながら、20時過ぎにお布団へ。

通勤あり共働き育児世帯って寝る時間が少ないのかなぁ。他の国はどうなっているんだろう。
通勤なくても残業なくても結構たいへんだと思うのだけれど。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. 逗子海岸から眺める夕方の富士山

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。