今回の読書会は年内最後の開催ということで、これまでサードプレイス読書会に参加したことのある方々から2022年に読んだ本の中から、読書会メンバーにおすすめしたいという本について語っていただきました。
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おすすめ本
葬送のフリーレン
今回、漫画のご紹介はこの1冊のみでした。もっと出るかな〜と想像していたのですが…。
この記事を執筆している現在、10巻まで刊行しているようで、まだ連載中。
「ファンタジー要素の強い漫画ですが、人間のリアルについて考えさせられる漫画でオススメです」とのこと。
アニメ化もされるようですね、公式サイトはこちら。
https://frieren-anime.jp/
ふだんづかいの倫理学
こちらは読書会でも、とりわけ盛り上がった1冊でした。
もし幕末に広報がいたら 「大政奉還」のプレスリリース書いてみた
幕末の話ではなく、プレスリリースというものがどういうものか、どうあるべきか的な本を幕末を題材に書かれた本。
広報の仕事に関係ない人でも読み物として楽しめる1冊。
何もしない
アテンション・エコノミーに無意識のまま巻き込まれてしまい、疲労感もある方にオススメの一冊。決して読みやすい本ではないですが、考えさせられる本です。
参考URL
新刊めったくたガイド:ジェニー・オデル『何もしない』で注意力を取り戻す!?
NewsDiet
こちらは当ブログで以前取り上げた本です。
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
こちらも読書会で盛り上がった1冊でした。
東大教授、若年性アルツハイマーになる
元脳外科医にして教授でもあるというトップクラスの知的職業の夫が若年性認知症を患い、夫婦で認知症を受け入れていく過程を妻が書き綴った一冊。
参考URL
現代ビジネス:全7回の連載
第一回:54歳で「若年性アルツハイマー」になった東大教授が書き残していた「日記の中身」
いのちの停車場
内科医であり小説家でもある南杏子さんの終末期医療をテーマにした作品。映画化もされています。
参考URL
映画「いのちの停車場」公式サイト
リガクラボ:
【前編】内科医・小説家 南杏子さんインタビュー~終末期医療への向き合い方
【後編】内科医・小説家 南杏子さんインタビュー~高齢者リハビリテーション
The Art of Racing in the Rain
今年は英語の原書での読書も積極的にというお話からあげていただいた一冊。
グイグイ読まされるストーリーの展開に、英語でも引っ張られるように読めたとのこと。
日本語にも翻訳されており、映画化もされているようです。
「エンゾ レーサーになりたかった犬とある家族の物語 」
映画.com 「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」作品情報
鏡
村上春樹「カンガルー日和」に収録されている短編。
1983年に発表されたこの作品は、現在高校の国語の教科書に収録されているそうです。
時代の変遷を感じますね。とても短い物語ですが、いくつもの解釈ができる点が教材向きなのですかね。
三体
読み始めたら止められないと大評判だった本。いつ読むか、それが問題?
参考URL
新刊めったくたガイド:劉慈欣『三体』は歴史を動かす一冊だ!
「三体」劉慈欣さん 発電所技術者からSF作家へ、神秘の宇宙を愛し続けて
2030 半導体の地政学 戦略物資を支配するのは誰か
これも大いに話題になった本ですね。半導体を制するものが世界を制す‥と云っても過言ではないというのがよくわかる1冊
参考URL
ひらめきブックレビュー:今月の特選
世紀の大博打 仮想通貨に賭けた怪人たち
わかっているようでわかっていない「仮想通貨」について学ぶも良し、映画「ソーシャル・ネットワーク」の後日譚を知るも良しの1冊
参考URL
文藝春秋BOOKS:世界一の仮想通貨長者の狂気のバクチを描くノンフィクション
今年の読書
今年の読書について皆さんが自分の読書今年100点満点だったら何点でしたか?とお伺いしてみたところ、35点〜150点までものすごく開きがあって、それぞれの点数の算出法も個々のメンバーの個性が出ていて、サードプレイス読書会ならではだなぁ‥と感じました。
何人かの方がこれまでだったら、読んでいないジャンルの本を読むようになり、読書体験が広がったというお話をされていたのが印象的的でした。
2023年も本を読み、そして語り合う場を開催していきますので、どうぞ宜しくお願いします。
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