逗子日記:二〇二三年四月 葭始生(あしはじめてしょうず)

5時起床。
新しい仕事の依頼の連絡がきていて、ざっと見る。
納期が微妙にタイトだけれど、必要なヒアリングはある程度できているようなので、イケそうな感じ。
とりあえず、今日中にできるところまでやってみることにする。

夫は昨日から仕事で不在のため、くるみ(ミニチュア・シュナウザー5歳)と逗子海岸まで散歩。ビーチクリーンを一袋分して、ラジオ体操。
逗子海岸映画祭の工事が始まり、おしゃれなテントの屋根も見えてきた。

朝ごはんは、ホットサンド(紫蘇、チーズ、ゆで卵、コールスロー、全粒粉パン)とお気に入りの屋久島の紅茶をサーモスに詰めて、縁側で。

昨日まで大学の課題に取り掛かりっきりでとにかく家がぐちゃぐちゃ。
洗濯物など畳んでいないのが3日分ぐらいある。

明日は友人も泊まりに来るので、家の中もある程度きちんとしておきたい。
夫は夜までいないから、晩ごはんも自分の分だけ簡単に済ませるなら、仕事と並行して行けそうな気がする。

週末の読書会の資料を作ることをさっぱり忘れていたことに気づく。
とはいえ、今回は細かい資料を作るほど難しい本ではないので、いつものテンプレート(ほぼ進行表に近い)を少し変えるだけで済みそう。

受付開始:サードプレイス #21 課題本「文にあたる 」

今回は参加者も少ないし、初めての方もいないようなので当日の進行も気負わずに行けそうだ。
今週出した大学の課題はとにかく重たかったので、このぐらい軽めでよかった。

仕事の資料をざーっとチェックすると、業種的にさほど難しくはなさそうだけれど、随分と久しぶりのこの手の仕事なので、自分の経験値がどのぐらいのスピードで引っ張り出せるのかよくわからないのと、どこに落とし穴があるかわからないので、明日の午前中には仮仕上げするペースでやっておきたい。

できるだけ手戻りと見落としを減らすために、資料を全部印刷。

あっという間に時間が経ってしまい、お昼はコールスローとゆで卵がまだ残っているので、またもやホットサンド(紫蘇、チーズ、ゆで卵、コールスロー、いぶりがっこのタルタルソース、食パン)+アイスティ

昼寝でエネルギーを補充したいが、夫は明日は朝食を食べるというので、朝食用の焼き魚を買いに行くついでに、食材の買い出し。

いつも午前中で品切れになってしまう和菓子屋さんが、今日は追加で作ったようで、杏の大福を手に入れる。昼寝代わりにこれでエネルギー回復しよう。

鶏肉屋さん、お豆腐屋さん、魚屋さん、そして錦糸町とは比べ物にならないぐらい小さい(涙)DAISOで買い物して帰宅。
お魚屋さんには、きれいなマスの切り身が出ていて、いい値段だなぁ‥と思ったが、外で食べること考えたらね‥と言い訳して購入。
家で酒粕に早速つける。

買ってきた鶏モモも醤油麹に漬けて、冷凍庫へ。
昨晩、塩麹に着けておいた鶏モモを蒸籠で蒸して、下にキャベツを引いておいたら、これが美味しくて、醤油麹でも試してみることにした。

今まで、グリルで焼いていたのだが、なかなか火が通らず、とはいえ先に切ってしまうと肉汁が全部落ちちゃうし‥と思っていたが、蒸籠なら最初から肉を切っておいてそのまま蒸すと、肉に火が入っているかどうかもすぐ見えるし、肉汁と塩麹は下の野菜に染み込んでこれまた美味しい。
さらに、蒸籠の下の鍋に肉汁と塩麹と野菜の汁が落ちて、これが良いお出汁になってスープにも…(なんかケチくさいが…)

醤油麹もうまくいくといいなぁ。

私がちゃんと頭が動くのは早朝からお昼まで、特に今日は昼寝もできなかったので、夜も復活はなさそう。

コーヒーを淹れて、買ってきた杏の大福を食べ、先日から読み始めたモリスの「小さな芸術」を少し読む。

 くらしがふたたび簡素に新しくなり、こうしたあらゆる問題から解放されるなら、日々の忠実な伴侶である、われわれの仕事について考える余暇が生まれます。それをあえて〈呪われた〉労働と呼ぶ人はいなくなるでしょう。そうなればきっとわれわれはその中で幸福を感じ、各人は各人の場にあり、他人を羨むこともなくなります。 だれもがだれかの召使いになれとは命令されず、だれかの主人であることを皆が軽蔑することになる。そうした人びとは仕事においても確実に幸せになり、その幸福が必ずや装飾の芸術、高貴な芸術、民衆の芸術をもたらすでしょう。 p43 「小さな芸術」

ちょっと休憩したと思ったら、15時のアラームが鳴る。
くるみの散歩の時間だ。1時間ほど歩いてくる。
山の方を眺めると藤の花が随分と咲いている様子。
途中、夫から予定より2時間ほど早く帰宅する‥と連絡がくる。
晩ごはんの用意はありませんが…と伝える。

さて、帰ってきてくれて、仕事が増えるのか減るのか微妙なところだなぁ。
話を聞いて欲しいモードだと、家事以外はムリ。
そうではないと、逆に布団をひいたり、くるみのトリミングもお願いできるので、読書会の資料ぐらいは作れそうだ。
よく考えたら、いつもなら朝入るはずのお風呂にも、まだ入れていないわ。
帰宅したら、12,000歩を超えていた。

朝は開いていなかったアヤメが咲き始めた。
何本かあるのだけれど、去年は一輪しか花をつけなかったが、今年はどうだろう。

読書会の資料は、15分ぐらいでとりあえず完了。

さて、あとは鶏ハム仕込んで、作り置き惣菜をもう一品ぐらい作って、という感じかな。
仕事の合間に家事するほうが大変だと長年思ってきたけれど、家事の合間に仕事をするというのもかなり大変だとわかってきた今日この頃。
何でも自分でやってみないとわからないもんだわ。

昨年同時期

逗子日記:二〇二二年四月 葭始生(あしはじめてしょうず)

この日もビーチクリーンしているのね。
小坪からワカメが流れてきて、それと一緒にプラゴミも流れてくるのか、はたまた風が強い日が続いているからなのか。
どちらにしてもこの時期は、海岸のゴミが気になる時期みたい。

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