逗子日記:二〇二三年十二月 (たちばなはじめてきばむ)

昨日から急に冬らしい寒さがやってきて、そろそろ電気毛布出そうかな〜。
5時に目を覚ましても布団から出る気になれず、そのまま枕元にあった村上春樹の「騎士団長殺し」をだらだらと読む。

30分ほどそんな風にしてから、ようやく起き出す。
白米を研いで、味噌汁(セロリと油揚げ)を作り、ぬか床から漬けておいた大根を取り出し、ぬか床をかき混ぜ、ゴボウを着ける。
ゆで卵をまとめて作り、セロリのピクルスを作り置き。
鶏もも肉を塩麹に混ぜたものをジップロックへ、照り焼き用のタレにつけたものもジップロックへ、どちらも冷凍庫にストックしておく。

手帳とリマインダーを確認するとなんだかタスクがやたらに多い日だ。
今日は洋服を着て、フルスピードで片っ端から片付けよう。
…と思っていたが、瞑想を20分ほどしたら、いやいや忙しいときほど、ペース落とさないとかえってタスクが増えるだろうと頭に浮かび、今日も着物を着ることにする。
幸い、今日はお天気もよく風も強くないようだ。

小千谷木綿の縦縞の着物に、半幅を帯を合わせる。
ここ数日、風が強くない日は着物を着ている。
このところPCでの細かい作業が多いのと冷えがキツイので、そのどちらもカバーしてくれる着物は有り難い。

先日、ご近所のパーラーでプロのカメラマンの方を呼んで撮影会をするというのがあって、掲載されていたモノクロ写真が素敵だったので、我が家も夫婦+犬一匹で写真を撮ってもらった。

 
 
 
 
 
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我が家は結婚式もあげていないし、自撮りもしないのでなかなか一緒に写真を撮る機会もなく、こういうイベントでもないとと申し込んだもの。
犬も一緒に写真が撮れるというのが、嬉しい。

たくさん撮ったなかからカメラマンの方が、7枚を選別してデータで送ってもらった。ここから1枚を選んで焼いてもらうというコース。

ポチ(夫)主導で選んだが、どうにも1枚には絞れず3枚焼いてほしいというので、カメラマンの方に追加料金を確認しなくては。

若い頃読んだ筒井康隆の「文学部唯野教授」がKindleUnlimitedに入っていたので、読み直している。
ハードカバーが出版されてすぐに購入して読んだ記憶があるが、大学の学内政治の話はともかく、この文学論のどのぐらいの内容を当時私は楽しんで読めていたのだろう?

読み返していると恐らくこの辺りの影響から、哲学への興味・関心を持つようになったような気がする。創作物というのは、文学にしろ、音楽にしろ、美術にしろ、制作時の思想と社会背景がわかると深さが随分と変わるから、哲学(思想)とか歴史への関心につながっていくんだろう。

この本の主人公である唯野教授は、作家としての才能もあるのだが、彼の野望はあくまで新しい文学理論を打ち立てるようで、売れっ子の小説家になるよりも学内での立場のほうが重要だと言い切っている。

文学を読むのは好きだけれど、文学理論について考えたことなんて全くなかったが、この本を読むと文学理論というのを知るのも文学の読み方が大きく変化しそうで面白そう。

午後からの散歩は、sou・sou の貼付まつり足袋

sousou貼付祭り足袋

ネットで見かけて、本格的に寒くなる前なら犬の散歩にぴったりでは?と思い、購入しておいたもの。
いわゆる地下足袋のカラフルなもの。
小鉤(コハゼ)が多いのが脱ぎ履きにやや面倒だけれど、やっぱり下駄や草履より歩きやすくて、犬に引っ張られても安全だ。
もう少し寒くなると、着物でもスノーブーツを履いちゃうけれど、しばらくはこれで良さそう。

夕方は、大学のオープンゼミというイベントで、Zoomで学生からの学習質問を受け付けてくれるものに参加。
月に数回開催されている。
卒業制作関連で、2点ほど相談して無事解決。
迷って考え込んでいるより、早いのが有り難い。
コロナ前はこれも校舎に行って相談だったので活用していなかったけれど、オンラインになって便利になったので、ときどき参加している。

過去の同時期

逗子日記:二〇二二年十二月 橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)

この日に一緒だった友人は、転居で随分と離れてしまい今はもっぱらZoomで話している。
こういう風に記録があると、あれから1年か…となり、友人に連絡するキッカケをくれて地味に便利。
大学卒業したら、お互いの中間地点あたりでまたお喋りして美味しいもの食べようっと。

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