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昨年同時期:2022年11月
読み返してみると昨年の11月は夫婦ともに仕事に忙殺されていました。
1年後の今年も夫は相変わらず休みなしで毎日仕事をしています。
私の方は仕事はコーチングをぼちぼちと、全く忙しくない海外の会社との顧問契約があるだけで、仕事面はのんびりしていますが、その分大学の卒業制作課題に追われています。
仕事をこれだけ減らすと随分と時間が浮くかと思いきや、仕事に関する相談事や見積もり依頼などはそこそこあって、フリーランスって仕事受けてないからといって、がっつり暇になるわけでもないんだなぁ‥とわかりました。
仕事がなければ、本来は仕込みとかInputとかの畑を耕す時期となるわけですしね。
今月何がうまくいったか
2023年の7月から、日々のスケジュールやタスク管理に紙の手帳(フランクリンプランナー:FP)を使うのを再開し、デジタルからアナログへの移行で、最初は色々と使いにくいと思う点もありましたが、随分と使い慣れてきました。
記録という意味ではデジタルに劣るのですが、紙の手帳はとにかく思考が深まる。この点が私には代え難いメリットです。
1. フランクリンプランナー+マインドマップ
現在は、1日見開き2ページのデイリーリフィルを使っています。
1ページ目(見開き左側)に、その日のタスクとスケジュール、2ページ目(見開き右側)に、その日のメモというリフィルですが、罫線のあるメモは字の汚い私にはツラいのと、メモの量が多いのでブランクペーパー(白紙)を挟んでこれまで使ってきました。
このブランクペーパーを見開きで使用し、マインドマップを描くようになりました。
当初は、時計回りにその日に起きたことや実行したことを順番に描いていたのですが、本を読んだなかで気になったことなどは、固定の位置に描いた方が色々と使いやすいというのがわかり、現在はカテゴリを分けて描くようになりました。
このメモから発想が広がることが多く、広がった個別の発想はまたブランクペーパーの裏側にマインドマップで描くという流れが定着してきました。
こうなると、1日見開きのリフィルじゃなくて、1週間を見開きにしたウィークリーリフィルのほうが、その週の時間の流れが見やすくなり、さらに重さも軽減できるので、次はウィークリーリフィルに変更しようかと思案中。
本当は1月から切り替えるのが良いのでしょうが、今のリフィルが7月末まであるので悩みます。
2. Appleリマインダーの利用
スマホで家事タスクを管理していた「魔法の家事ノート」というアプリが終了してしまい、あれこれ家事のアプリを試してみましたが、どうにも帯に短し襷に流し‥というものばかり。
そもそも今の家事管理のアプリの主流は、夫婦で以下に家事タスクを共有し分担するかについてが主目的のよう。
私が欲しいのは、毎日の家事の他に、季節ごとにある家事、1週簡や一ヶ月単位である家事などを忘れずに思い出させてくれるもので、どうもピンとくるものがありません。
紙の手帳のタスク管理のややこしいのは、こういった期間のある定期的なタスクを書き込むのがものすごく面倒で、忘れがちなこと。
仕事や大学についてはこの手のタスクはかほとんどないので、紙で問題ないのですが、家事がねぇ…と思っていたところ、Apple純正(っていうのかな?iOSだけじゃなく、Macでも使えるのでそう呼ぶことにしますが)、「リマインダー」シンプルで使いやすいことを発見。
当たり前ですが、iPhone, iPad, Macユーザですから、全て同期も問題なく取れますし、無料だし、きっとアプリが終了するというのもないはず。
しかもこれだと、以前利用していたDoit.imのような「いつかやる」「次にやる」といったGTD(Getting Things Done )特有の考え方をリストにまとめて使うこともできて、もっと早く使えばよかった…という感じです。
GTDでいうプロジェクトに関しては、後から後からタスクが増えるので、ここは別管理でアウトラインプロセッサを使っています。こちらのほうが大元のタスクとサブタスクの関係が見やすく、さらに入れ替えがラクなのと終えたタスクも見やすいので。
家事に関しては、リマインダーのみで管理。その他のタスクに関しては、週末と早朝にリマインダーとアウトラインプロセッサを確認してフランクリンプランナーのタスク欄に転記する流れになりました。
今月何がうまくいかなかったか
先月も後半に体調崩していますが、比較にならないほど今月は体調悪い日が多く、特に後半の気圧変動と寒暖差の影響がひどかった。
とはいえ、五苓散+呉茱萸湯で気象による頭痛はだいぶ抑えられるのもわかってきたし、元々の虚弱体質は以前にも服用していた十全大補湯でだいぶカバーされることもわかってきました。
頭痛のひどいときに、つい頭痛を忘れたくてKindleやら紙の本を大量に寝ながら読んでしまい、今度は目の使い過ぎでまた頭痛を起こすというのがあり、とりあえず本を読むときは起きて明るいところでちゃんと読む‥、それからiPad, iPhoneでは本を読まない、ニュースを読まないということを心がけるようになりました。
そもそも卒業制作が、PCを使った細かい作業が多く、この時点でだいぶ目を酷使しているような気もするので。
こちらはJust Forcusというアプリをインストールして、25分経つと自動的にPCが使えないように5分休憩を入れるようにセットしています。(作業が乗っているとついつい無視してしまったり、オンライン会議でアプリを切るのを忘れてしまったりして、画面が急に変わり慌てたりとまだまだ不慣れではありますが…。)
あちこち衰えてきていることを実感しますが、解決策を考え実践しながら、様子を見ていくというのもそれはそれで面白く。まぁのんびり自分の身体と付き合おうと思っています。
今月何を学んだか
今月も対面スクーリングがあって、色々と先生方に相談にのっていただいたなかで、画像は全部を写真にするよりも、一部手描きのイラストにしたほうが、サイトイメージに合うでしょう‥というアドバイスをいただきました。
え!!私、娘が小さかったとき、泣かしちゃったほど絵が下手なんですけど…。(象の絵を描いてと言われて、描いたら、「こんなの象じゃない…」と泣かれました)
本やWebから簡単なよくあるものを真似して描けば良い‥と言われて、iPadを使ってそれらのイラストを下絵においてトレースしたりして描いたのですが、そうなるとそもそもの描き手が色んな人になるので、統一感がないんだけれど、どうすれば良いのか?…と、相談。
相談相手の先生は、うちの大学でもかなり有名な先生でそもそも有名なプロのイラストレーターの方のようで、全然イラストを描かない私には卒業制作まで全くご縁ない先生。
今回はあえて相談に行ってみました。
自分がトレースしたしょうもないぐにゃぐにゃのイラストを数点お見せしたところ、「いや、これ統一感あるよ、アナタが描いたって誰でもわかるよ。画像サイズと余白統一すればもっとわかりやすくなるよ」と言われ、????となりました。
先生曰く「線にすべて個性は出ちゃうの、だからこの線はアナタにしか描けないの、だから大丈夫」と言われて、「えー!!」となりました。
「『字』と同じだよ」と言われて、なんだかものすごく腹落ち。
今まで、大学で学んでいて、デザインを学んでいるという実感はあったのですが、美大で学んでいるという実感はなくて、この先生の話を聞いて、あ、ここって美大なんだ…と初めて思いました。
スクーリング終了後に、あれこれ美術館の図録を引っ張り出して見返して、先生の話す「線」の話がさらに腹落ち。いったい今まで私は美術館で何を見ていたんだ…となった次第。
これをキッカケに絵を見るポイントが追加され、さらに楽しく。
大げさではなく、もしかするとこれが一番この大学にきて学んで良かったことかも。一生の中でのかなり大きな気づきでした。
大学に通う大きなメリットは、スキルが身につくことじゃなくて、ものの見方が変わることだと私は思うのです。
今月読んだ本
2023年11月に読了した本は、全部で29冊(初読24冊+再読5冊)
これまでAmazonアフィリエイトの画像を貼ってきましたが、ここにきてAmazonが画像提供を止めるという話がやってきて、さらに過去に貼っておいたものも全て画像が表示されなくなるようで、困ったな…となっています。
アフィリエイトで儲かるというほどの金額はないので、そこはどうでも良いのですが、画像があまりにない記事も読みにくいし、単調だよね‥という理由だけでこれまでアフィリエイトの画像を貼ってきたのですが、そこは見直しになりそうです。
写真に撮ってInstagramにアップしてというのも考えましたが、とりあえず忙しいので、読んだ本だけ掲載しておきます。
自分の参照用に★をつけましたが、あくまで私が読んだ印象で本の完成度や出来映えなどを評価したものではありません。
(各★ごとの順番は、単純に「★の順」→「読了した順」です。つまり、5つ星の中で一番良かったのが「世界一流エンジニアの思考法」だったという意味ではありません)
- 「世界一流エンジニアの思考法」牛尾剛 文藝春秋 ★★★★★
- 「路傍のフジイ 1巻」鍋倉夫 小学館 ★★★★★
- 「薬屋のひとりごと 1巻」 日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス) (著), ねこクラゲ (著), 七緒一綺 (著), しのとうこ (著) スクウェア・エニックス ★★★★★
- 「センスがないと思っている人のための読むデザイン」 鎌田 隆史 旬報社 ★★★★★
- 再読「喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima」 森博嗣 講談社文庫 ★★★★★
- 再読「のだめカンタービレ 全25巻」 二ノ宮和子 講談社 ★★★★★
- 「静寂の技法」ジャスティン・ゾルン (著), リー・マルツ (著), 柴田 裕之 (翻訳) 東洋経済新報社 ★★★★★
- 「ルポ 国際ロマンス詐欺」水谷竹秀 小学館新書 ★★★★☆
- 「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常 1巻」下駄 華緒 (原案), 蓮古田 二郎 (漫画) 竹書房 ★★★★☆
- 「さよならドビュッシー」 中山千里 宝島社文庫 ★★★★☆
- 「夜道の家族」 角田光代 文藝春秋 ★★★★☆
- 「Shrink~精神科医ヨワイ~ 11巻」七海仁 (著), 月子 (著) 集英社 ★★★★☆
- 「じぶん時間を生きる TRANSITION」佐宗邦威 英治出版 ★★★★☆
- 「応天の門 1巻〜8巻」 灰原薬 新潮社 ★★★★☆
- 「おやすみラフマニノフ」 中山千里 宝島社文庫 ★★★★☆
- 「これは経費で落ちません!11 ~経理部の森若さん~」 青木祐子 集英社 ★★★★☆
- 再読「アシンメトリー」 飛鳥井千砂 KADOKAWA ★★★★☆
- 再読「田舎の紳士服店のモデルの妻」 宮下奈都 文藝春秋 ★★★★☆
- 「ザ・ファブル the second contact 9巻」南勝久 講談社 ★★★☆☆
- 「健康おかず 作りおき」横山タカ子 主婦と生活社 ★★★☆☆
- 「とにかく散歩いたしましょう」 小川洋子 毎日新聞出版 ★★★☆☆
- 「山小屋で、会いましょう! 楽しみ広がる「お泊まり登山」」 鈴木みき 講談社 ★★★☆☆
- 「山テントで、わっしょい! 極める「山女子」のヨロコビ 」鈴木みき 講談社 ★★★☆☆
- 「彼のこと」 藤堂志津子 講談社文庫 ★★★☆☆
- 「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」稲垣えみ子 マガジンハウス ★★★☆☆
- 「パラレル」 長嶋有 文春文庫 ★★★☆☆
- 「ブルーピリオド 15巻」山口つばさ 講談社 ★★★☆☆
- 「いつまでもショパン」 中山千里 宝島社文庫 ★★★☆☆
- 再読「純情クレイジーフルーツ 前編」 松苗あけみ オフィス漫 ★★☆☆☆
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