逗子日記:二〇二四年二月 東風解凍(はるかぜこおりをとく)

今日から立春というのに随分と寒い朝。
静かに雨も降っていて、昼には降り止むようだけれど今日は一日曇の予報。陽が差さないとこの家はとにかく寒い。

夫は既にお風呂に入っているようだ。
布団から出たくなくて、枕元にあったKindleで尾形真理子さんの小説を読み、続けて群ようこさんのエッセイを読む。
くるみ(ミニチュア・シュナウザー5歳)がむにゃむにゃ言い出したので、温かいお腹を撫でて、「オハヨー、オハヨー」と声を掛けると、迷惑そうにアイコンタクトをしてきてから、もっと撫でてというように大きくお腹を見せる。私の冷たくなった手で撫でても気持ちが良さそうにぐねぐねしている。

朝食前に漢方をのんで、仕事部屋で今日のタスクと届いているメールを確認。地方在住の友人が、急遽東京に来ていると連絡があったので、晩御飯は彼女と一緒に。
タスクを見て、優先順位をつけて明日に回せそうなものは明日にどんどん回す。

午前中に、娘家族が旅行のおみやげを届けてくれた。
上の孫は随分と単語をはっきり発音できるようになった。一度コツをつかむとあっという間のようだ。
買っておいた「しろくまちゃんのほっとけーき」を孫に渡す。

先日Twitterで、こぐま社の絵本についてくるハガキを返送すると誕生日のカードが子ども10歳になるまで届くと知り、絵本を買っておいたのだ。もちろん、ハガキは抜いて絵本だけ孫に渡した。
孫2人に誕生日カードが届くようにハガキはこちらで出す予定。

夫は色々と業務の優先順位が変わり、しばらく週末は現場に行かず在宅で仕事をするようで、散歩と料理・買い物・洗い物をしてくれるので助かる。
どちらかが一人で全部真面目に家事をするとなると、今の我が家の場合、毎日7時間ぐらい掛かるのではないかと、夫の作ってくれた雑炊を食べながら、2人で話す。しかもこれは週休ゼロ日での話だ。

亀戸に住んでいた頃なら、家の広さは今の3分の1。買い物も便利だったので、これほど時間もかからなかった。都会の暮らしは利便性が高くて機能的でコンパクト。
それはそれで悪くはないけれど、戻りたいという強い欲求は特にない。
ぼんやりしている時間が贅沢品なのだ、あの暮らしは。

大安じゃないけれど、立春となったので例年通りお雛様を出す。
義理の母(父の3人目の奥さん)からこのお雛様を贈ってもらって以来、多分飾らなかった年は一度もない気がする。
素朴な佇まいがとても気に入っている。
ふと、私が亡くなったら娘にこのお雛様はもらって大事にしてほしいな‥と思う。そもそもこれは娘のお雛様なわけだし。

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友人との食事は、私がもともと育ったエリアにある大好きな焼肉屋さんで。
逗子からの移動中は図書館から借りてきた重松清氏の「はるか、ブレーメン」を読む。
この人の作品に外れはないので安心して読める。
全部で421ページあって、それなりのボリュームだけれど読みやすいので既に4分の3ほど読み終えた。

「幸せな思い出と、幸せそうな思い出は、違うんだ」という台詞に、SNSの写真を思い浮かべる。SNSの写真というのは、典型的な「幸せそうな思い出」なんだろうな。

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数年ぶりの馴染みの焼肉屋さんで、お腹が苦しくなるほど肉を食べながら、あれこれおしゃべり。
彼女が東京から離れて、中国地方に移り住んでしばらくはZoomでしか顔も見られないなぁと思っていたが、まさかこんなに早くリアルに会えるとは。

もう付き合いもおそらく20年以上になって、毎回色んな話題が出るけれど、ここ数年新たに追加された話題は、介護。そういう年頃になったのだ、私たちも。
この日は、Amazon AlexaとEcho Showを実家に導入したらとっても良かったという話をしてくれて、家に戻って早速検索してみたら、こんな記事を発見

「Amazon AlexaとEcho Show活用で離れて暮らす親の見守り。テクニカルライターの和田亜希子さんが実家の「スマートホーム化」をおすすめする理由」

これなら、たしかにITに苦手意識のある親にも良さそうだ。なんといっても、顔がお互い見られるのが安心感が大きい気がする。
親にしょっちゅう呼ばれて困っているという人に良さそうだ。

帰りの電車を知らせたら、珍しく夫がくるみを連れずに一人で逗子駅に迎えに来てくれていた。
どうやら、帰りがけに私に一杯ご馳走させようと思って一人でやってきたらしい…。
が、残念ながらトスカーナワインのワインバーもお休み、葉巻が吸えるバーもお休み。今日は寒くて人の入りが悪いから、きっと休んだか早い終いなのだろう。
逗子の個人店は、店主都合で不定休という店がとても多くて、不便を感じることもあるけれど、見ていてとても気持ちが良い。
仕事ってそのぐらいで良いと思うんだよね。

昨年同時期

逗子日記:二〇二三年二月東風解凍(はるかぜこおりをとく)

ここから始まった作業日記。
今は、Evernoteはその日に撮った写真類、使ったドキュメント類、後はネット関係の調べ物などを記載。
日々の具体的な作業や所感は、フランクリンプランナーに手書き、タスク管理はAppleのリマインダーで運用している。

4月には仕事再開の予定のため、現在時間の使い方を再度見直し中のため、toggle track で時間の使い方を計測中。(これが上記に書いた家事7時間の話につながっっている)
スクリーンタイム増えて面倒くさいけれど、まぁこれがこの手のアプリで一番使いやすいのでしょうがない。

Amazonがアフィリエイトリンクに画像を提供しなくなったので、過去記事は元々画像があったところの表記が見苦しくなっている。
あまりに数が膨大なので、何かしらのツールが出るまで修正は考えていないけれど、こうやって過去記事を振り返るときに、少しずつリンクを張り直していく形で少しずつ修正を進めていく。

画像があまりに少ないと文字文字したブログになり、読みにくいので入れていたが、さて今後はどうするかな。
Instagramに読了本をアップしていくのも1つだけれど、これまた突然プラットフォーム都合の変更があるととてもややこしい。
自分で写真をアップしていくのが対抗策だけれど、それだとサーバが重くなってブログが重くなるというややこしさもあって、なかなか悩ましいんだな、これが。

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