逗子日記:二〇二四年七月 蓮始華 (はすはじめてひらく)

数日、梅雨らしいお天気が続いている。

夜中に目が覚めてしまい、眠れそうにないので3時からお風呂に入る。
時々、雨が窓にあたる音がする。
降ったり止んだりしているようだ。

紅生姜を作るための窓際に干している新生姜。
このお天気だとカビないように気をつけないと。

どこかの書評にそそられて図書館で予約した「没落令嬢のためのレディ入門」
物語はヒロインが婚約者から別れを告げられるという悲劇から始まるが、そのリズムの良い文章から、この物語がワクワクするものであることが伝わってくる。

朝食は、ご近所さんからおすそ分けしていただいた卵焼き、厚揚げとしらたきの煮物、ネギ味噌、玄米、味噌汁(干しえのき、キャベツ、油揚げ)。
散歩も早かったので、7時にはすでに朝食終了。
新聞を読みながら、温かいほうじ茶を飲む。

ようやく眠気がやってきたので、30分ほど二度寝をする。

今日は犬の訓練士さんが鎌倉からやってくるという我が家にとっては大きなイベントの日。

我が家の愛犬くるみ(ミニチュア・シュナウザー 6歳)は、インターホンが鳴ると吠え、お客様がくるともっと吠え、さらにそのお客様が立ち上がったりすると吠えたりするのをなんとか改善しなくては…、どうにも仕事ならない‥ということになり、トレーナーさんを探して、今日は第一回のカウンセリング。

ここ最近、夫婦揃って犬の躾とそれに携わるドッグトレーナーの漫画、「DOG SIGNAL」にハマってり影響を受け、これまでは自分たちで躾をしていたけれど、一度プロにお願いしてみたい‥ということになった。

もともと、宅急便屋さんや他人が自宅に出入りすると吠えではいたのだが、まぁ犬ってそういうものだろう…と気にしていなかった。
ところが、逗子で戸建てで暮らすようになって吠え方がひどくなってきた。
当初は戸建ての家は番犬がいたほうが安心だと楽観的に考えていたのだけれど、だんだんと都内の集合住宅のときにはなかった、玄関に飛び出して吠えるというのが始まった。

散歩時に他の犬や他人に吠えたりというのはないし、拾い食いなどもなく、お座りなどもできるし、外食に連れて行っても静かに座って、人間の食事を欲しがったりもしないのだけれど、いかんせん他人が家にやってくるとこちらの言葉も耳に届かない様子。

訓練士さんに吠える様子を見てもらい、たまたま夫も会議前だったので同席して、あれこれ訓練の方法を教えていただく。

我が家はもともと夫のほうが犬のしつけを散歩仲間の方に教わって、一緒に並んで歩けるようになり、「お座り」や「待て」もできるようになったけれど、その夫自体が犬仲間とのお喋りやら他の犬にオヤツをあげるのに夢中でしつけをぶち壊してしまった‥という経緯がある。

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約1時間半のトレーニングでも(少なくともその場では)ずいぶんと改善され、叱り方や褒め方など有益なアドバイスをたくさんいただいた。
ちょっと様子を見ているだけで、「くるみちゃんのお宅はお父さんより、お母さんのほうが厳しくしているんですね」と言われ、そんなこともわかるんだーと驚かされた。
実際、くるみは私達が食事中に遊んで欲しがりボールを持ってくるときは必ず夫に持っていく。
夫のほうが甘いというのをよくわかっているので、ワガママを通したいときは必ず夫のところへ行く。

今回訓練士さんからあれこれ話を聞くことで、夫も再度しつけを真面目に考えるようになったのは有り難い。
こういうのはパートナーが言っても、「はいはい」みたいに終わってしまうが、プロの方の話だと受け入れやすいものだ。

6歳という年齢もあり、今からドッグスクールで飼い主と離れて他の犬と一緒に訓練を受けるのは、かなりストレスになるだろう‥ということで、教わった訓練を自宅で行い、隔週〜月1回程度訓練士の方に見に来てもらう…というのが良さそうだという結論になった。

くるみもずいぶんと緊張したようだが、私も初めてのことにかなり疲れてしまい、お昼も食べずに寝室へ行き、そのまま昼寝。
3時間も寝てしまった。
まぁ、今日は夜中の1時半から起きていたから良しとしよう。

外は雨も上がったようだ。
さて、晩御飯は夫が作ってくれると言うし、今日は洗濯以外の家事をほとんどしていないので、ぼちぼちと掃除をしよう。

昨年同時期

逗子日記:二〇二三年七月 蓮始華 (はすはじめてひらく)

昨年も一昨年も海開き以降はずいぶんと海の家で呑んでいたが、今年はまだ一度も海の家に行っていない。
お気に入りの海の家が出店しなくなったのも大きいけれど、おそらく今の家が海岸と距離が近すぎて海の家で呑むことに非日常感みたいなものがなくなってしまったのも大きい気がする。

非日常感がなければ、家のほうが酒も食事も美味しくて安いからねぇ。

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  1. 2005.12.19

    ぶれない人

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