卒業式のシーズンです。
コーチングクライアントの方との契約が終わる時も、考えてみると卒業のようなものかもしれません。
これまでコーチングの期間を通じてコーチと一緒に考えてきたこと、実現してきたことを、今後は一人で実現していくのです。
コーチングの終了はコーチにとっても、寂しいものではありますが、同時に嬉しいものでもあります。
クライアントの方が、一人でやっていける自信がついたというメッセージでもあるからです。
本日、私のクライアントの方が卒業されました。
約半年のコーチングを通じて、自身に内省の時間がなかったことに気づいたことが、一番大きな成果だったそうです。
確かに自分では何となく考えているつもりだけれど、ちゃんと時間を取ってゆっくり考えてみると、案外考えていなかったんだなーと思うことってあります。
仕事よりも家族が大事・・・・と思いながらも、実際に時間を割いているのは仕事だったりする矛盾に気がついたり、部下に問題があると思っていたのが良く考えると自分の問題だったり、問題にじっくり向き合って、考える時間を確保するのが、日々の忙しい生活の中ではなかなか難しいですし、そもそも問題を考えるのに時間を取る・・・という習慣はなかなか身に付き難い習慣です。
日々の忙しさに流されてばかりだと、その忙しさにずーっと巻き込まれっぱなしだと気がつかれたのでしょう。
錆びた斧で木を切るのではなく、斧の手入れをする大切さ。
今までは、コーチと一緒に斧の手入れをしていたけれど、これからはきっと自分のスケジュールに斧を磨く時間を取り入れるのでしょう。
手入れのいきとどいた斧で、木を切るのは楽しいと気づかれた時点から、目に見えてコーチングの成果が上がってきて、一つのことがうまくいくと色々なことがうまく流れるようになるんだと改めて実感しました。
まだ寒い日が続きますが、春はもうすぐですね。
私も新しいクライアントの方との出会いに向けて一歩踏み出します。
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